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HMV レビュー
ブルックナー:交響曲第8番(1887年第1稿)シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル
多くの支持と高い評価を得ているシモーネ・ヤングと手兵ハンブルク・フィルによるブルックナー交響曲第1稿録音シリーズ第4弾。最高傑作「第8交響曲」登場!
ウィーン・フィルを初めて振った女流指揮者シモーネ・ヤングが手兵ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団と始めたブルックナーの交響曲初稿レコーディング・チクルス第4弾。第2交響曲、第3交響曲『ワーグナー』、第4番『ロマンティック』に続くこの4作目は最高傑作として人気の高い第8交響曲。その第1稿(初稿)は1887年に完成しましたが、信頼する指揮者レーヴィから演奏を拒否されたため、ブルックナーは意気消沈してしまったといわれています。第2稿は1892年にH.リヒター指揮ウィーン・フィルにより初演され、大成功を収めましたが、第1稿にはブルックナーの当初の意思が反映した新鮮な魅力を高く評価する意見もあり、近年再評価が著しく進んでいて、日本のオーケストラでも取り上げられています。その第1稿の魅力とともに、シモーネ・ヤングはハンブルク・フィルをフルに鳴らして傑作第8交響曲の見事な演奏を繰り広げて圧巻です。(ソニー)
【シモーネ・ヤング・プロフィール】シモーネ(シモーン)・ヤングは、1961年3月2日、オーストラリアのシドニーに生まれ、そこでピアノと作曲を学びました。貝殻を形どった外観で名高いシドニー・オペラ(ハウス)でアシスタントを務めていた1985年、急病の指揮者に変わり、わずか数時間という予告で見事に代役を務め、センセーショナルなデビューを果たしました。 その後奨学金を得てヨーロッパに留学、ケルン市歌劇場でコレペティ、アシスタント、専属指揮者を務め、パリではダニエル・バレンボイムのアシスタントとしてパトリス・シェローの演出による伝説的なベルク『ヴォツェック』の上演にも携わり、バイロイト音楽祭の『ニーベルングの指環』のアシスタントなどもこなしてその実力を蓄えていきます。 1993年から1995年まで、ベルリン州立歌劇場の専属指揮者を務めるとともに、その間に世界各地の名門歌劇場に客演して短期間のうちに名声を築き上げました。それには1993年、ウィーン国立歌劇場での『ラ・ボエーム』公演で、女性として初めて歌劇場管弦楽団を指揮したこと、パリ・バスティーユ・オペラ、コヴェントガーデン・ロイヤル・オペラ、フィレンツェ五月祭、バイエルンとハンブルクの州立歌劇場が含まれます。
また、コンサート指揮者としてもシュターツカペレ・ベルリン、ミュンヘン・フィル、ハンブルク・フィル、ニューヨーク・フィルなどの指揮台に招かれていますが、1997年には、ウィーン・フィルを2005年11月、ウィーン楽友協会で156年の歴史上はじめて振ったことでも世界的な話題になりました。1999年から2002年までベルゲン・フィルの首席指揮者、2001年から2003年までシドニーとメルボルンのオーストラリア・オペラの首席指揮者兼芸術監督を務め、2005年からハンブルク州立歌劇場のインテンダント兼フィルハーモニーの音楽総監督(GMD)に就任し、精力的な活動を繰り広げています。
【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調WAB108(1887年第1稿 ノーヴァク版)
ハンブルク・フィルハーモニー
シモーネ・ヤング((指揮)
録音場所:ハンブルク、ライスハレ(ムジークハレ)
録音方式:ライヴ
SACD Hybrid
CD 2.0ch./ SACD 2.0ch./ SACD 5.0 ch.
内容詳細
曲目
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商品ユーザーレビュー
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あらかん21 | 大阪府 | 60代 | 2011年05月10日
第1稿による演奏であるがはるかに第2稿の方が優れており、ヤングが第1稿ばかり、演奏するのか理解できない。いい指揮者なのに。ブルックナーの他の交響曲でも改訂版の方が優れており、録音されるものも圧倒的に多い、とくに終結部において物足りない為、がっかりさせられる。ハンブルク フィルはまずまずだと思う。本盤の評価があまりにも高いので40年聴いてきた者としてちょっと違うんじゃないのと言いたい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Bachman | 愛知県 | 40代 | 2010年12月31日
個人的な話ですが、年末はブル8漬けの状態でノヴァーク(チェリ)、ハース(ヴァント)、シャルク(クナ)版と聴き進めて、ようやく第1稿にたどり着きました。率直にいって曲の完成度という面では微妙ですし、本当のブルックナー好き以外には少々難物ではないでしょうか?第1、4楽章の終結部や第2楽章のトリオは全くの別物で、私としてはハース版が自分の感性に合います。しかしながら、ブルックナーに対する私の印象として「口下手で話がくどくて大げさな田舎のおじさんの話を聞く感覚。」に最も近いともいえるので、実はこれが一番好みかもしれません。ヤングの演奏は、必要以上に構えない、いわば自然体でありながら、聴かせるべきところでは十分満足できます。録音の良さも含めて、この第1稿のスタンダードな演奏としてお薦めできます。ただし、俗にいうところのブルックナーのイメージ(大宇宙の云々)は期待しないほうが良いでしょう。やっぱり、私にとってブルックナーは「田舎の口下手なおじさん」です。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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影の王子 | 大阪府 | 40代 | 2010年09月07日
最近のライブ録音は編集し過ぎて濁った音質になりがちだが、これは音のヌケが大変良く、安心して演奏に浸れる。それにしても美しい演奏だ。迫力も十分。第1稿の価値は私には判断できかねるが、第8はかつてヨッフム&バンベルグ響を聴きに行った大好きな曲なので、新たな第8の名盤誕生に拍手を送りたい。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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