お岩 小山内薫怪談集 幽クラシックス

小山内薫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784840127332
ISBN 10 : 4840127336
フォーマット
発行年月
2009年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
東雅夫 ,  
追加情報
:
20cm,334p

内容詳細

日刊紙「万朝報」に連載された「お岩」。一度も単行本化されず、全集にも含まれていない、怪談ファン垂涎の幻の傑作が、史上初復刻。単行本未収録の怪談実話集や怪談演劇論集を併録。

【著者紹介】
小山内薫 : 1881年、軍医だった父の赴任先である広島市に生まれ東京で育つ。演出家、劇作家、批評家、小説家。東大英文科卒。在学中から森鴎外の知遇を得て、翻訳や創作、舞台演出などを手がける。1909年、市川左団次と自由劇場を結成。24年には土方与志と築地小劇場を創設。近代演劇の確立に尽力し「新劇の父」と称された。自伝的長篇『大川端』ほかの小説や戯曲、評論、翻訳、童話など多彩な著作を遺した。1928年に急逝

東雅夫 : 1958年、神奈川県横須賀市に生まれる。アンソロジスト、文芸評論家。怪談専門誌『幽』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • リッツ さん

    有名な四ッ谷怪談は昔映画や漫画で観たし、京極作品の伊右衛門は、美しく驚かされたし、これは原作?と借りてみましたら出だしから、え?え?え?の連続。かなり違う、私の聞いてた話と。登場人物も多ければ、酷い人、情のない人の多いこと!そしてもれなく復讐されるので、とても長い念のいった物語で、怖いけど止まらない。祟りだけでなく法のもとに裁かれる者もいて、それは当然のことながら最後まで固まりそうに怖かった。同時収録は、実話だったのでビビって今は開けませんでした。

  • 佐倉 さん

    四谷怪談の物語を近代の世界観…心霊主義や心理学的なものも含めて…に翻案しているような作品に思えた。それというのも大正年間に小山内薫氏によって描かれた四谷怪談の翻案だが、さらに原本としてアメリカ人作家ベンネヴィルが四谷雑談集や講談を元に書いたものをいわば逆輸入する形で翻案したものだかららしい。この作品においてお岩が化けて出てくるシーンは怨霊が現れるのではなく、怨霊の存在を恐れるものの心理の反映として描かれる。ひとつの時代の四谷怪談観として面白く読めた。

  • ZEPPELIN さん

    お岩さん、顔だけじゃなく性格にも難があるのかと思いきや、バカ野郎なのはその他大勢だった。中盤から始まる復讐が凄すぎて、怪談なのにワクワクしてしまう。自刃できればまだマシな死に方で、死体が歩き出すところなんてもはやコメディー。鶴屋南北の四谷怪談と一部が違うらしいけれど、これはこれで充分に楽しめた。表紙が黒、ページの外枠も黒で、怪談の雰囲気を盛り上げているし、2ページごとに細かく区切って読みやすくしている点もいい。皿屋敷と牡丹灯籠もないかなぁ

  • S‐tora さん

    ◎ お岩さん以外登場人物が皆クズなのが凄い。 結局怖いのは人間の業ということで。

  • あここ さん

    装丁借り。見開き毎に区切られてて読みやすかった。やっぱ新聞掲載かぁ。。。朝刊かしら?この内容が??(笑)全然爽やかではないけど(笑)何やろ・・・誰もいい人が出てけぇへん感じ。みんな私利私欲。ホンマにお岩さんの怨念やったんか、思い込みで怖がって自滅したんか。恨まれるようなコトしたらあかんね・・伊右衛門さんがこんな肝の据わった人とは思わんかったねぇ、猫かぶり。でもこのくらいやないと悪いトコできひんね。おろおろするくらいならせんかったらいいのに。それにしてもの皆殺し・・すごい威力。ここまで恨むの疲れるやろな。。

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小山内薫

1881年、軍医だった父の赴任先である広島市に生まれ東京で育つ。演出家、劇作家、批評家、小説家。東大英文科卒。在学中から森鴎外の知遇を得て、翻訳や創作、舞台演出などを手がける。1909年、市川左団次と自由劇場を結成。24年には土方与志と築地小劇場を創設。近代演劇の確立に尽力し「新劇の父」と称された。

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