持ってゆく歌、置いてゆく歌 不良たちの文学と音楽

大谷能生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784901976671
ISBN 10 : 4901976672
フォーマット
出版社
発行年月
2009年04月
日本
追加情報
:
19cm,279p

内容詳細

戦争・恐慌・革命・繁栄…。どんな時にも、彼らの手元には文学と音楽があった。深沢七郎、ボリス・ヴィアン、色川武大、マルコムXなど、音楽で読み解く新たな文学論。坂本龍一氏との特別対談を収録。

【著者紹介】
大谷能生 : 1972年生まれ。批評家、音楽家。96年〜02年まで音楽批評誌『Espresso』を編集執筆。様々な雑誌、WEBへの執筆・寄稿を通じ常に日本のインディペンデントな音楽シーンに深く関わる。音楽家として、sim、masなど多くのグループに参加。06年『「河岸忘日抄」より』(原作:堀江敏幸、HEADZ)リリース。チェルフィッチュの山縣太一と不定形パフォーマンス・ユニット「ライン京急」を結成、舞台音楽も数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • zirou1984 さん

    これは面白い。ブックストアで行われた文学と音楽のレクチャーを基に、「自分なりの方法で、世界を勝手にやり過ごした作家」をテーマとして再構築したもの。音楽家の側面に焦点を当てた深沢七郎、アングラなカルチャー・ヒーローとしてのポリス・ヴィアン、マイルスとマルコムXの対比など、いずれも著名な人物における陽の当たらない部分を掘り返した内容はいずれも興味深いもの。また、巻末にある麻生雅人とのブラジル音楽論、坂本龍一との古楽論は刺激的。この二つの対談を読むと、「うた」と言われるものの文化性について思いを馳せたくなる。

  • ザフー さん

    【年末査読】運命的な一冊だった深沢七郎『楢山節考』や今年のおおきな出会いだったレーモン・ルーセル、今年ひっかかりのあった宮沢賢治、数年前に読み私棚で背表紙が威圧してる中上健次『破壊せよ、とアイラーは言った』。これらが1つの目次に収まった本書は見るなり即ポチ、あたりまえである。人物相関図や年譜が逐一収められた音楽と文学の批評が巻末の麻生雅人、坂本龍一両氏との対談に収斂していく構図か。なにげに大谷能生さん単著、初読みだ。早く読みたい。

  • しゅん さん

    大谷さんが「一文長くなりがち」と自分で言ってて気にしながら読むとまじで長かった。「世界を勝手にやり過ごす」人間たち、つまり深沢七郎、ボリス・ヴィアン、色川武大、レーモン・ルーセル、ポール・ボウルズのサボタージュ的感性がブラジル対談での「ブラジルの人は反抗しない」という話につながる。一方、マルコムXやマイルスや中上健次や宮沢賢治は「世界に飛び込んでいく」側の人間という印象で描かれていて、この二つの態度が混ざり合う文章として全体を読める。

  • メルセ・ひすい さん

    散文 文豪 正宗白鳥も石坂洋二郎もロッカビリー・プレスリーはわかんねえだろう・・・ ギタリスト深沢七郎さまの説明がわるい?? 当時先生は井伏・谷崎  中央公論の新人委員は武田泰淳・三島由紀夫だった。 いずれも東大哲学・法学の俊英。凄い。深沢七郎「楢山」と日劇ミュージックホール、ポリス・ヴィアン「日々の泡」とデューク・エリントン楽団…。作家がその作品を書いた時代に流れていた音楽とともに文学作品を読み解く。麻生雅人、坂本竜一との対談も収録。

  • qoop さん

    大仰な結論を与えてくれる訳ではないが、考えるきっかけや考察のとっかかりをいくつも貰った。

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