CD

管弦楽のための協奏曲、弦チェレ 小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラ

バルトーク (1881-1945)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCD50067
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

DECCA BEST 100
デッカ創立80周年記念企画 全100タイトル


クラシックの名門デッカ、最新にして最強のベスト100
ショルティ、アシュケナージ、ゲルギエフ、小澤征爾、内田光子、諏訪内晶子、パヴァロッティ等、新旧のビッグ・アーティストによる演奏ばかり!

バルトーク:管弦楽のための協奏曲、弦チェレ
小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラ


古典的な均整感を漂わせながら民俗的要素を抽象的に昇華した、独自の様式を用いた作曲家固有の音楽で絶望や苦悩を表現した名作『弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽』。オーケストラの各パートを独奏楽器として起用した、緻密な彫りの深い響きが特徴の、華やかな演奏効果を備えた傑作『管弦楽のための協奏曲』。小澤征爾が指揮する名手揃いのサイトウ・キネン・オーケストラが、バルトークの名作2曲の本質を鋭く抉り出しています。(ユニバーサルミュージック)

【収録情報】
バルトーク:
1. 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 Sz.106
2. 管弦楽のための協奏曲 Sz.116
 サイトウ・キネン・オーケストラ
 指揮:小澤征爾

 録音:2004年5月 ミラノ(1)、9月 長野(2)
 ライヴ、デジタル録音

「デッカ・ベスト100」5つのポイント
・デッカ、旧フィリップスの膨大なカタログから名演・名盤をセレクト。
・バッハからショスタコーヴィチまでのクラシックの主要レパートリーを網羅。
・小澤征爾のニュー・イヤー、ゲルギエフの展覧会の絵、内田光子のベートーヴェン、諏訪内晶子のメン&チャイ等、最新の名盤を多数収録。
・ベームのロマンティック、ショルティのワーグナー、ハスキルのモーツァルト、イ・ムジチの四季等、永遠の名盤も。
・オリジナル・ジャケットを生かしたデザイン。

収録曲   

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ここ数年間は大病を経験するなど体調が思わ...

投稿日:2011/09/11 (日)

ここ数年間は大病を経験するなど体調が思わしくなくて、ファンを焼きもきさせている小澤であるが、本盤におさめられたバルトークの最も有名な二大管弦楽曲の演奏は、小澤の体調が良かった頃(2004年)のものだ。それだけに、ライヴ録音ということもあるが、演奏全体にエネルギッシュな力感が漲っており、いずれも素晴らしい名演に仕上がっていると言える。バルトークの楽曲は、管弦楽曲にしても、協奏曲にしても、そして室内楽曲などにしても、奥行きの深い内容を含有しており、必ずしも一筋縄ではいかないような難しさがあると言える。したがって、そうした楽曲の心眼を鋭く抉り出していくような演奏も、楽曲の本質を描出する意味において効果的であるとは言える。また。その一方で、各楽曲は、ハンガリーの民謡を高度に昇華させた旋律の数々を効果的に用いるなど巧妙に作曲がなされており、それをわかりやすく紐解いていくような演奏もまた、バルトークの楽曲の演奏として十分に魅力的であるのも事実であると言える。小澤のアプローチは、明らかに後者の方であり、両曲の各楽想を精緻に、そして明朗に描き出して行くという姿勢で一貫していると言えるだろう。体調が良かった小澤ならではの躍動するようなリズム感も見事に功を奏しており、両曲をこれ以上は求め得ないほどに精密に、そしてダイナミックに描き出すことに成功したと言えるところだ。それでいて、抒情的な箇所は徹底して歌い抜くとともに、目まぐるしく変転する曲想の表情づけも実に巧みに行われており、スコアに記された音符の表層だけをなぞっただけの薄味な演奏に陥っていないのが素晴らしい。そして、実演における小澤ならではの、トゥッティに向けて畳み掛けていくような気迫と、前述のようなエネルギッシュな力感に溢れた強靭な生命力においてもいささかの不足はない。前述のように、かつてのライナーやムラヴィンスキー(弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽のみ)の演奏のような楽曲の心眼に切り込んだいくような鋭さは薬にしたくもないが、これら両曲のオーケストラ音楽としての魅力を存分に満喫させてくれるという意味においては、そして、これら両曲を安定した気持ちで味わうことができるという意味においては、素晴らしい名演と高く評価したいと考える。小澤の精緻にしてエネルギッシュな指揮の下、渾身の名演奏を繰り広げたサイトウ・キネン・オーケストラにも大きな拍手を送りたい。音質は、2004年のライヴ録音でもあり、従来盤でも十分に満足できる音質であると言えるが、数年前に発売されたマルチチャンネル付きのSACDハイブリッド盤が臨場感溢れるベストの音質であると言える。残念ながら当該SACD盤は入手難であるが、小澤による素晴らしい名演でもあり、仮に中古CD店で入手できるのであれば、多少高額でもSACD盤の購入を是非ともおすすめしておきたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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バルトークの二大名作を小澤が2004年サイト...

投稿日:2010/06/06 (日)

バルトークの二大名作を小澤が2004年サイトウ・キネンOを振って収録のライブ録音で録音場所は異なっております(弦・チェレスタがイタリア、管弦協奏は日本長野)。私は弦・チェレスタの方を聴きましたので少し感じたことを書き込みます。先ず演奏タイムとしては@7’25A7’32B6’51C7’26で特に私には特徴的な処は分かりません(私の年代で長く聴いて来たあの超名演ライナー/CSOの演奏は因みに@7’04A6’59B7’01C6’52であります)。第1楽章この曲特有の雰囲気を上手く語り始めます、なだらかなスタートで蛇の生殺し的な不気味さは流石上手いと思います。後半波立たせ静かな応酬の内にかすかに入るチェレスタのバランスは絶妙・・・。第2楽章は蠢きこそ感じられますが冷たさはありません、さて、拍子木から入る第3楽章は不気味さ最高潮、高音弦ソロと各種の打楽器・・・次第に単純なテーマの繰り返しを経て旋律弦とピアノ連打で静かに閉じます。最終楽章やや舞曲風の楽章で活発化、チェレスタのテーマなぞりがあり最後の方の畳みかけのすばやさも素晴らしいです。録音も良くこういった曲を振らせると小澤の八方美人的な演奏の神経の行き先が良い方の緻密さに転化しその「隙の無さ」を倍加し曲とマッチしたようで録音の良さもサポートしているようです。又、この様な曲は日本の現代音楽・・・それも和楽の雰囲気の底冷たさにも通じるものを私は感じてはおります。なお、管弦協奏の方(演奏タイムは@9’39A6’23B6’59C4’25D10’00)は未聴ですので当面素晴らしいランクとしておきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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まず非常にニュートラルで透明度の高い表現...

投稿日:2010/02/05 (金)

まず非常にニュートラルで透明度の高い表現と、抜群の運動神経を感じさせるリズム感の良さ。 きっちりとしていて端正。いつもの小澤らしい淡泊な感触。 高品位で高精度な精密機械を思わせるメイド・イン・ジャパンって感じの演奏で推薦できる1枚。

カラジャン さん | 山口県 | 不明

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バルトーク (1881-1945)

【新編名曲名盤300】 管弦楽のための協奏曲 | 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 | 弦楽四重奏曲(全曲)

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