ヴィヴァルディ(1678-1741)

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CD

ヴィヴァルディ:『四季』、ヴィターリ:シャコンヌ、クライスラー:愛の悲しみ、愛の喜び 千住真理子、NHK交響楽団員

ヴィヴァルディ(1678-1741)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOCE56155
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

千住真理子/ヴィヴァルディ『四季』

千住真理子、6枚目となるこのアルバムは、NHK交響楽団のメンバーとのアンサンブルです。両者はコンサートで何度も共演している間柄。他にも、名曲「シャコンヌ」を兄千住明アレンジ・ヴァージョンで録音。クライスラーの2曲はファンの人気投票で選曲を決めた前作『G線上のアリア』にも収録されましたが、今回はピアノ伴奏ではなくストリングス・ヴァージョンです。これもまた非常に美しい演奏です。(EMI)

【千住真理子からのメッセージ】
ヴィヴァルディの『四季』を、デュランティに早く歌わせたかった。
それは同じイタリアの空の下で育ったもの同士、響き合う波長が特に美しいと、予想したからだ。
私の予想は確信にかわった。
デュランティは喉を震わせながら、地球の四季の移り変わりを鮮やかに歌う。
今、壊されそうになっているこの美しい大自然を、デュランティは300年の時を経て、まるで呼び止めるように歌う。嬉しげに、悲しげに。
 ヴィターリの『シャコンヌ』は、私がずっと長い間録音したかった曲だ。しかも千住明オーケストレーション版で。
ヴィターリの『シャコンヌ』を初めて弾いたのは13歳のときだった。
私はこの曲に惚れてしまった。一目惚れである。寝ても覚めても、心に響き続けるヴィターリの『シャコンヌ』は、熱く、切なく、はかなく。叶わぬ秘めた想いを叫ぶような健気さが、たまらなくこの魂を揺さぶり、あるとき私は兄の千住明に頼んで弦楽伴奏を書いてもらった。
非常に緻密に書かれたこの弦楽伴奏版を、しかし、弾ける腕を持つプレイヤーはそう多くない。
 今回、ヴァイオリンの永峰氏をトップにしたN響メンバーによるアンサンブル(ヴィオラは菅沼順二氏)の演奏は、私が信頼する最も優れたプレイヤーの集まりだ。
彼らとしか成し得ない「音楽の語らい」はクライスラーの2曲でもしかり、緻密に、即興的に、演奏することが出来る。実に幸せなひと時である。
想いたけを込めたこのCDを、聴いて下さる一人ひとりの魂に、私は心をこめて語りかけよう。

【収録情報】
・ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集『四季』 op.8
・ヴィターリ:シャコンヌ(千住明編曲)
・クライスラー:愛の悲しみ
・クライスラー:愛の喜び
 千住真理子(ヴァイオリン)
 NHK交響楽団員

【千住真理子「デュランティ」ストーリー】
ストラディヴァリウスの中でも称号を持ち、なおかつ黄金期に制作された最高傑作のひとつといわれる1716年製名器。時のローマ法王クレメント14世が初代所有者で、没後側近が引き継いだ。18世紀にはフランスの貴族の手に渡り、1921年にはスイスの富豪のもとへ。2002年、富豪が手放すことになるが、博物館ではなく演奏家のもとへという条件がついた。300年もの間、演奏家によって弾かれることがなかったこの名器をめぐって、世界のヴァイオリン界は騒然となる。楽器を見たがった5人のヴァイオリニストの中で千住真理子の順番は4番目。その前に誰かのものに決まってしまえば、手元に来ることはないのだが、運命的に千住真理子の元へとデュランティはやって来た。(EMI)

内容詳細

ヴィターリのシャコンヌにおける魂を震わせるような熱き演奏に強く心を打たれる。千住明の編曲した弦楽合奏版を演奏するN響の名手たちに支えられ、切なく歌い上げる千住のソロが水際立つ。銘器デュランティを心ゆくまで歌わせた「四季」も聴きごたえ十分である。(彦)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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専門家が天下のストラドと激賞する「デュラ...

投稿日:2009/03/04 (水)

専門家が天下のストラドと激賞する「デュランティ」。次回は、もう少し遠くで採って頂きたい。名器は近くではきれいに鳴らないと言われるからだ。超指向性マイクで狙えば問題ないと思う。それと名器を弾く諏訪内さんや庄司さんにも言えることだが、力弾きは止めてほしい。奏者が自分の耳元で手応えのある弾き方をすると、名器と言われる楽器は間違いなく鳴らない。鳴点を意識してかなり遠くにもってくると、自ずと肩の力が抜けて、楽器は鳴り出す。是非、次回お願いしたい。期待を込めて“すばらしい”。

古物好き さん | 大阪 | 不明

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千住さんとお仲間の方々、及び録音スタッフ...

投稿日:2009/02/27 (金)

千住さんとお仲間の方々、及び録音スタッフの皆様。洋楽で勝負する日本人のガンバリはわかります。しかし、そんなに力まなくても、ストラドの名器は鳴らせるはずです。フェラスやロザンドのCDを聴いて、彼らがどのように名器を鳴らしているか、研究してみてください。直接音で勝負するのではなく、脱力して倍音を鳴らしてください。そしてそれを是非、採ってください。よろしくお願いします。

古物好き さん | 大阪 | 不明

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