基本情報
内容詳細
本書は、ユーモアをスパイスとして現代を風刺する奇想天外なSF小説である。たとえば、マンションの騒音を苦にしたサラリーマンの話―「何でも屋」。何でも屋は宇宙の惑星を紹介し、サラリーマンはそれを買ったが間もなく「静かでいいが、宇宙服を着たり、買物するのが不便だ」という。そこで別の惑星を紹介すると、「環境はいいが、言葉が通じない」とのこと。またもや次を勧めると、「人種が違って、ホームシックにかかってしまった」と気に入らない。遂に、サラリーマンはお金が尽きた。そこで、何でも屋は「ある場所で借家を借りてみては」と提案する。“その場所とは、一体どこなのか…?”その他、歴史にもとづくシリアスな話など、くよくよしがちな人や夜眠れぬ人にもぜひお勧めしたい一冊である。
【著者紹介】
鈴木良孝著 : 1982年、神奈川県横浜市生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)
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