ライザ・クリフィールド・ダルビー

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紫式部物語 その恋と生涯 上 光文社文庫

ライザ・クリフィールド・ダルビー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334761554
ISBN 10 : 4334761550
フォーマット
出版社
発行年月
2005年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,315p

内容詳細

―『源氏物語』の作者、紫式部が晩年を過ごした蜻蛉庵。清水寺にほど近いこの質素な庵から母の遺品を持ち帰った愛娘賢子は、思いもかけなかったものを発見する。大量の反古紙の裏に記されていたのは、実は、亡き母が密かに認めていた「回想記」の下書きであった…。―構想10年。遺された日記と和歌を手がかりに、永遠の女流作家の実像に迫る。日本人の発想を超えた感動の大河ロマン。全世界10カ国語で翻訳・刊行。

目次 : プロローグ 賢子の手紙/ 紫式部回想記/ 蜻蛉庵/ 若紫/ ちふる/ 朧月夜(光源氏の恋の冒険)/ 朝顔/ 柳/ 瑠璃/ 時鳥〔ほか〕

【著者紹介】
ライザ・ダルビー : 1950年、アメリカ・ニューヨーク州生まれ。16歳のときに『源氏物語』に出会い、日本文化に深い関心を持つ。同年秋、初来日。佐賀県に1年間滞在。1976年、「芸者制度」をテーマにした博士論文執筆のため、再来日。京都先斗町で源氏名「市菊」として、芸者の生活を実体験。三味線、小唄もこなした。1978年帰国後、スタンフォード大学大学院で博士号取得。その後、シカゴ大学で教鞭をとる。カリフォルニア州バークレイ在住

岡田好恵 : 1950年生まれ。青山学院大学フランス文学科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Noelle さん

    紫式部の人生に家族、友人との交友を散りばめ、その会話や出来事の一つ一つが源氏物語のエピソードのタネになっているという体で物語が進んで行く。唐土人の明國との恋は著者の創作のようだが、父親の越前赴任に同行したという史実に基づいているのでとても自然。藤原宣孝との結婚への流れも上手に紫式部自身の和歌も折り込み、いかにもな感じ。式部の歌はほとんど源氏物語の誰かれの歌。こういう風にして源氏物語が書かれたんだなと思わせる筆力。とても外国の方が書いたとは思えず引き込まれてしまう秀作に出会った。

  • sattin さん

    紫式部の生涯を書いた作品。海外の研究者がここまで当時の文化を理解してることに驚くなあ。和歌もたくさんのってます。とてもわかりやすい

  • ダリア さん

    昔、読んだことのある本だった。上下巻に分かれていたかはあまり記憶になかったのだけれど。今にして思うと幼いころと自殺した従姉妹についてはわりと覚えていたみたい。この従姉妹が虫愛ずる姫を思わせたり、清少納言や蜻蛉日記の作者について述べていたりと色々な文学をパッチワークのように繋げているような印象だ。驚くのが、これを外国人の方が書かれているということ。和歌のところなど、どうしているのだろうか。

  • yuzi さん

    アメリカ人作家が書いたとは思えない平安小説!作者は16歳の誕生日にもらった「源氏物語」に魅かれて日本文学の研究者にまでなった大学教授だから平安素人の日本人より断然知識があるんだな、と認識しました。脱帽です。それにしても女性は生きにくそうな時代だな。道長クソ野郎だけど、運と家柄と実力兼ね備えた政界のドン感がすごくて不思議と愛着が湧く。クソじじぃだけどね。あんな描写やそんなことを連想させる場面もあって「え!」ってとこ多々あるけどあって不思議はない説得力がある。上巻では瑠璃と明國が好きだった。下巻も楽しみ。

  • Riko さん

    図書館で借りた

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