世の中で一番おいしいのはつまみ食いである 文春文庫

平松洋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167753016
ISBN 10 : 4167753014
フォーマット
出版社
発行年月
2008年08月
日本
追加情報
:
16cm,247p

内容詳細

キャベツをちぎる、ピーマンを割る、水なすを裂く、いわしを開く、さきいかをむしる、手で肉だんごをつくる、豆腐を崩す…。これまで包丁を使っていたことを手でやってみると、料理がとびきりおいしくなることを知っていましたか。手を使って料理する快楽とともにレシピも満載した料理エッセイの決定版。

目次 : 手でちぎる/ 手で割る/ 手で裂く/ 手で折る/ 手で開く/ 手でしごく/ 手でほぐす/ 手でむしる/ 手で肉だんごをつくる/ 手でむく〔ほか〕

【著者紹介】
平松洋子 : 東京女子大学卒業。フードジャーナリスト、エッセイスト。世界各地を取材し、食文化と暮らしをテーマに執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ユメ さん

    目次を開いて感嘆する。「手でちぎる」に始まって、手で割る、裂く、折る、開く…そして「手で餃子をつくる」まで。手にはこんなに可能性があったのか。平松さんの、包丁を使わず手で料理をしようという試み。手で直に食材に触れることで、食材が手に感応する。その描写はちょっと官能的ですらある。「掌」と書いてたなごころと読む。手を使うことで、自分の心が料理に伝わる。それこそが料理の醍醐味なのかもしれない。「食べること」にまつわる日本語の豊かさにもうっとり。お料理エッセイでありながら、言葉遊びの楽しさもふんだんに含んでいる。

  • ドナルド@灯れ松明の火 さん

    つまみ食いは手でつまむことから言われたのだ。素材の下ごしらえや調理を「手」でできるということがいかにおいしくなるのか、包丁で切るより手でちぎった素材のほうがいかに口の中で美味しさが変化するかひたすら手にこだわった本。締めくくりは「手」のつく言葉のオンパレード。勉強になった。 お薦め

  • ユウユウ さん

    しばらく鞄の中でお供をしてくれていた平松洋子さんの食エッセイ。 平松さんの料理は簡単で美味しい。 この中にあるピーマンを手で割っての塩炒めは、じゃこがなかったので海老と炒めましたが、本当に美味しかった! 食べる、作る、手で触れる。 そんな欲をそそられる美味しい本でした。

  • アズル さん

    結局包丁を使うことが多いため、こうして手のみで調理をするのって、楽しいだろうなぁと思いました。平松さんの調理しているときの文章がとても官能的です。

  • はな* さん

    手でちぎる。手で開く。手で崩す。手でひねる。手でまぶす。手で転がす。手でつまむ。…包丁を使わず手で料理すると とびきり美味しくなる。たとえば割れる野菜は包丁を使わず手で割ってみる、と平松さんは言う。手で割ったピーマンの、さくさく、しゃきしゃき、こりっ、と一口ずつ味が違う(包丁で細切りしたものとは別物の美味しさ)というピーマンの塩炒めを作ってみたい。「手で結ぶ」のお母さんのおむすびの話には激しく同意。おにぎりではなく、おむすび。母のあのおむすびをいつになったら私は作れるのだろう。

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人物・団体紹介

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平松洋子

作家、エッセイスト。岡山県倉敷市生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。食文化と暮らしをテーマに執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞、『父のビスコ』で第73回読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

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