アメリカ黒人の歴史 岩波新書

本田創造

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004301653
ISBN 10 : 4004301653
フォーマット
出版社
発行年月
1991年03月
日本
追加情報
:
18cm,252,8p

内容詳細

合衆国総人口の約十二パーセント、三千万人以上を占める黒人たち。人間としての、市民としての平等を求める彼らの闘いは、どのようなものであったのか。合衆国独立前から南北戦争を経て公民権運動へ、さらに真の解放を目指す現在までの長い苦闘の歩みを歴史的発展とともにたどる。旧版以後二十七年の変化を見据え、大幅に書き改めた。

目次 : プロローグ アメリカ黒人とは/ 1 植民地時代の奴隷制度/ 2 独立革命/ 3 南部の綿花王国/ 4 奴隷制廃止運動/ 5 南北戦争/ 6 南部の再建と黒人差別制度/ 7 近代黒人解放運動/ 8 公民権闘争の開幕/ 9 黒人革命/ 10 アメリカ黒人の現在

【著者紹介】
本田創造 : 1924年‐2001年。1949年東京大学経済学部卒業。専攻はアメリカ社会・経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • buchipanda3 さん

    17世紀に黒人がアメリカ大陸に連れて来られてから約4世紀。本書はそのアメリカの黒人たちの歩み、奴隷制度の成立から解放、差別撤廃に向けた流れを新興国として発展していったアメリカ史に沿って語っている。南北戦争を経て奴隷解放されても制度の名残が差別を生んでしまう。資本家とプランターの思惑やヘイズ=ティルデン取引の政治的妥協が差別風潮を南部に残した。一方で1960年代の草の根的なバス乗車などの非暴力運動の信念と行動力が地道に実を結んだことに感服。それでも独立戦争後に先送りした自由の矛盾が今でも根強く残ると感じた。

  • テツ さん

    「白人の有色人種に対する差別意識は限りなくゼロに近づくことはあってもそれが無くなることはない」 リンカーンの奴隷解放宣言から幾年月。自らの生命を擲つほど勇気ある黒人たち(と一部の白人)により繰り広げられた差別意識を薄めるための活動と異なる人種の人権を尊重するきもち。確かに差別が無くなることはないのかもしれない。でも歴史を振り返れば確実にマシになっている。次の世代までにこれを更に薄めていくこと。いつかゼロになることを夢見て自分が日々出来る形で意識改革をしていくこと。自分の中の小さな差別について考える。

  • James Hayashi さん

    中国の肩を持つのでないが、現在中国の人種差別が大々的に言われている。しかし人種差別は公に欧米でも行われていた。現にアメリカではBlack Lives Matter!が叫ばれている。

  • 活字の旅遊人 さん

    <新版>といっても、1991年の著作。もとは1964年ということなので、50年以上前だ。だから、「インディアン」なんて用語も登場する。でも、残念ながら、内容は色褪せてはいない。アメリカからのニュースをここ数年分思い出してみても、なかなか根深く、変わらないものだなあ、と嘆息する。こういった話はしかし、アメリカやばい、ではなく、自分のこととして捉えられるか、だ。心の奥底にある、他者への意識。異質なものへの恐怖や嫌悪は、本能的かもしれない。でも、いや、だからこそ、歴史を学んで自覚し、反省する。今読んで良かった。

  • かめりあうさぎ さん

    初読み作家さん。奴隷は有史以来その存在が確認されていますが、本書は特に大航海時代以降アフリカからアメリカに連れてこられた黒人奴隷の歴史について詳細に書かれており、今日まで続くアメリカの差別問題を考える一助となっています。元々1964年に本書の旧版を出し、本書はそこから四半世紀後の1991年に出ている。それからさらに時を経て2020年現在。事態は好転しているのか悪化しているのか。1960年代までのようにバスの前方の座席に座って半殺しに会うことはないだろうけれど…。

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本田創造

1924年‐2001年。1949年東京大学経済学部卒業。専攻はアメリカ社会・経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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