SACD 輸入盤

交響曲第7番 パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88697389972
組み枚数
:
1
レーベル
:
RCA
フォーマット
:
SACD
その他
:
ライブ盤, ハイブリッド,輸入盤

商品説明

ブルックナー:交響曲第7番
パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団

・パーヴォ・ヤルヴィが放つ先鋭の響き。ついにフランクフルト放送響との初交響曲レコーディングが実現。インバル時代の息吹を取り戻した名門の底力を示す新時代のブルックナー解釈。
 俊英パーヴォ・ヤルヴィのもと、インバル時代の息吹を取り戻した名門フランクフルト放送響インバル時代の息吹を取り戻したとしてドイツ国内のみならずヨーロッパでは高く評価されています。

・伝統にとらわれず、新鮮なまでに音楽的に解釈されたパーヴォのブルックナー像
 父ネーメにならって早くからレコーディングに積極的に取り組んできたパーヴォ・ヤルヴィですが、ブルックナーに関しては今回がようやく初めての録音となります。ブルックナーの交響曲全曲演奏と録音にあたってパーヴォは、従来のブルックナー演奏につきまとっていた、誤った「伝統」をすべて洗い流し、ブルックナーの音楽がハイドン、モーツァルト、ブラームスなどと同じ原則で書かれた音楽なのだ、という根本に立ち返ります。ヴァント&北ドイツ放送響日本公演の「第9」をナマ体験し「あらゆる音符が生き生きと意味づけされ、エネルギーに満ち溢れた稀有な演奏」と絶賛を惜しまない一方、バーンスタインの「第6」を啓示的体験と語り、過去の偉大なブルックナー演奏を消化した上で、全く新しい自らの解釈を生み出したのです。

・隅々まで美しい旋律に溢れた「第7」
 ブルックナーの交響曲第7番について、パーヴォは「美しい旋律に溢れ、開放的で明るく、普段はあまり表に出てこないブルックナーの素顔を見る思いがする作品」と語っています。遅めのテンポを基調に細部を緻密に作り上げ透明感のあるノーブルさを感じさせる第1楽章、2つの主題のコントラストをくっきりとつけた第2楽章、力まないのに悪魔的な凄みを感じさせる第3楽章、そして明晰で足どりの軽いフィナーレと、各楽章の持つ特徴をくっきりと描き出しています。また、楽譜については、現代のスタンダードともいえるノーヴァク版を使用していますが、楽譜の指示には敏感に反応しつつ、ノーヴァクが各所に復活させたテンポ変更の指示には必ずしも従わず、第1楽章のコーダでは全くアッチェレランドをかけず雄大な俯瞰を築き上げ、第4楽章第1主題の頻繁なテンポの交代は無視しているのも、音楽的に妥当な処理といえるでしょう。

・ライヴの興奮とセッションの精密さを両立させた録音
 パーヴォは、フランクフルト放送響について、「インバル時代のマーラーとブルックナー演奏の伝統を再び盛り返したい」と熱く語っており、就任当初からこの2人の作曲家の作品を定期的に取り上げてきています(毎夏のラインガウ音楽祭のオープニングではマーラーの交響曲を演奏)。フランクフルトで初めてブルックナーを演奏した際に、オーケストラとブルックナーとの親和性を感じ取り、「ブルックナーを演奏するのはフランクフルト放送響しかない」と確信したといいます。シンシナティ響やエストニア国立管とは違い、ドイツのオーケストラらしい重厚なソノリティを基本にしつつ、同時代の音楽を積極的に採り上げてきたことによる機能性を兼ね備えたフランクフルト放送響だからこそ実現した、パーヴォ・ヤルヴィならではのブルックナー。複数回行なわれる演奏会と慎重なリテイク・セッションをすべて収録し、その中からパーヴォ自らスタジオにこもってテイク決めをして完成させるという入魂のチクルスです。(BMGインポート)

・ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)
 フランクフルト放送交響楽団
 パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)

 録音時期:2006年11月22-24日(ライヴ、デジタル)
 録音場所:フランクフルト、アルテ・オーパー
 DSDマスタリング
 SACD Hybrid
 SACD Multi 5.0ch/ SACD Stereo / CD Audio Stereo

収録曲   

  • 01. Bruckner: Symphony No. 7: I. Allegro Moderato [21:59]
  • 02. II. Adagio. Sehr feierlich und sehr langsam [22:47]
  • 03. III. Scherzo. Sehr schnell - Trio [09:55]
  • 04. IV. Finale. Bewegt, doch nicht schnell [12:39]

総合評価

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なんてことだ、第1楽章からアダージョだ。...

投稿日:2011/07/18 (月)

なんてことだ、第1楽章からアダージョだ。第1楽章におよそ22分はかけ過ぎだと思うし、旋律に感情移入して大切に大切に演奏し過ぎているせいで全くアレグロに聴こえない。正直なところ半分あたりで飽きてくる。ブル7の第1楽章はこんなものではない。第2楽章、これも当然アダージョだ。こちらも大切に大切に演奏し過ぎているせいでどうも息苦しい。まさか大好きなブル7で聴き疲れを起こすとは。後半楽章は前半楽章よりはいいが、もとより前半楽章に傾きがちなこの曲においては、もはや手遅れ。

S.A.倉田 さん | 滋賀県 | 不明

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国内盤の評価があまり芳しく無いので、そん...

投稿日:2009/07/04 (土)

国内盤の評価があまり芳しく無いので、そんなにも期待してなかったのですが、中々どうして! 素晴らしいブルックナーです。 今まで見えてこなかった色彩やリズム感にあふれた多彩な演奏です。 音質の良さもgoodです!

matto さん | 愛知県 | 不明

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ベートーベンとは違って、中庸のテンポでじ...

投稿日:2009/01/19 (月)

ベートーベンとは違って、中庸のテンポでじっくり進められるが、それでも音楽は重ったるくはならず、ピンと張詰めた緊張感が漂う中にパートバランスの優れた音が展開されて素晴らしい。ズヴェーデンのような演奏も嫌いではないが、個人的にはヤルヴィの方が感覚的によりしっくりくる。他の方が指摘してるように、ライブだが録音は良い。

Kei さん | 横浜 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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