グルダ・ノン・ストップ

ベスト・クラシック100
DSDマスタリング　ルビジウム・クロック・カッティング

『グルダ・ノン・ストップ』

ウィーンに生まれ、16歳でジュネーヴ国際音楽コンクールで優勝して注目を集め、20代でベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を録音して神童と言われたグルダは、一般的なクラシック演奏家の道をしかし歩もうとはしませんでした。ジャズに関心を持ち、電子音楽にも入れ込み、作曲もし、自分が死んだというデマを流しては自ら『復活コンサート』を企画・・・など、世間を煙に巻く行動も少なくありませんでした。しかし、その演奏は聴くものの心をつかんで離さないこともまた事実です。ミュンヘンでのライヴを収録したこのアルバムは、まさにグルダのさまざまな要素を一度に体験させてくれる貴重なライヴ盤で、無茶をやっているようで、じつは非常に『音楽』が聴こえてくる、そんな魔法のような1枚です。（ソニー）

�@グルダ：フォー・リコ
�Aグルダ：メヌエット〜チェロ協奏曲より
�Bモーツァルト：幻想曲ニ短調K.397
�Cグルダ：アリア（ソロ・ヴァージョン）
�Dグルダ：プレリュードとフーガ
�Eドビュッシー：ビーニョの門〜前奏曲集第2巻 第3曲
�Fドビュッシー：亜麻色の髪の乙女〜前奏曲集第1巻 第8曲
�Gショパン：練習曲　嬰ハ短調　作品25-7
�Hショパン：舟歌　嬰ヘ長調　作品60
�Iショパン：夜想曲　嬰ヘ長調 作品15-2
�Jシューベルト：即興曲　変ト長調　D.899 作品90-3
�Kヨハン・シュトラウス�U世：お客を呼ぶのは私の趣味で〜喜歌劇『こうもり』より
�Lヨハン・シュトラウス�U世：親しい仲間よ〜喜歌劇『こうもり』より
�M民謡（グルダ編）：辻馬車の歌
　フリードリヒ・グルダ（ピアノ）

　録音：1990年11月　ミュンヘン（ライヴ、デジタル）