ベルリオーズ(1803-1869)

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CD 輸入盤

幻想交響曲、クレオパトラの死 ラトル&ベルリン・フィル、グラハム

ベルリオーズ(1803-1869)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2162240
組み枚数
:
1
レーベル
:
Emi
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ラトル&ベルリン・フィル/幻想交響曲

ラトルが見事に捉えた最上級の『幻想』!
2008年11月の来日公演を控えたラトル&ベルリン・フィルの新録音。
 『展覧会の絵』、マーラー:交響曲第9番に続く最新発売盤は、「新たな最上級」と評された『幻想』新録音。フィルアップはローマ賞の応募作カンタータです。(EMI)

ベルリオーズ:
・幻想交響曲
・カンタータ『クレオパトラの死』
 スーザン・グラハム(ソプラノ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 サイモン・ラトル(指揮)

 録音時期:2008年5月30日〜6月1日
 録音場所:イエス・キリスト教会、ベルリン、ダーレム

収録曲   

  • 01. Berlioz: Symphonie fantastique Op.14: i. Reveries - Passions [15:38]
  • 02. ii. Un bal [06:26]
  • 03. iii. Scene aux champs [16:09]
  • 04. iv. Marche au supplice [07:11]
  • 05. v. Songe d'une nuit du Sabbat [09:58]
  • 06. La mort de Cleopatre: i. Scene lyrique [10:09]
  • 07. ii. Meditation [10:19]

総合評価

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マーラー9番の超名演のおかげですっかりフ...

投稿日:2013/02/13 (水)

マーラー9番の超名演のおかげですっかりファンになってしまったが、この演奏はちょっと不満有り。 曲一つ一つに固有の特色を持たせることがラトルの個性だと勝手に思っている僕だが、この演奏は「面白い」けれども感動に繋がらない。というより感動させるつもりがあるのだろうか?1番印象的な箇所は4楽章の最後。確かに処刑場での軍楽隊は群衆からすれば離れた所にいるのは分かる。でもそんなことを演奏に反映させたところで「へー」で終わるでしょう?こういう学術的、実験的演奏から一歩進んでいるからラトルが素晴らしいと思っているのに、後退してどうするんだ? 要所要所の弱音のデリケートな扱いとか、単細胞的な爆演にならず、あくまで交響曲としての節度を保つ演奏は良いと思うから、星4。

音楽ばか。 さん | 北海道 | 不明

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アバドの後を追ってベルリン・フィルの第6...

投稿日:2013/02/11 (月)

アバドの後を追ってベルリン・フィルの第6代芸術監督に2002年に就任したラトルであるが、就任から5年間ほどは、名うての猛者たちを統率することがままならず、新機軸を打ち出そうという気負いだけが空回りした凡庸な演奏を繰り返した。これは、アバドと同様であり、ベルリン・フィルの芸術監督就任前の方が、よほど素晴らしい演奏を成し遂げていたとも言えるところだ。しかしながら、本盤の一つ前の録音であるマーラーの交響曲第9番あたりから、漸くラトルならではの個性が発揮された素晴らしい名演を成し遂げるようになった。芸術監督に就任してから5年を経て、漸くベルリン・フィルを統率することができるようになったことであろう。本盤におさめられたベルリオーズの幻想交響曲、そしてカンタータ「クレオパトラの死」も、ラトルがベルリン・フィルを巧みに統率して、自らの個性を十二分に発揮し得た素晴らしい名演に仕上がっていると高く評価したいと考える。幻想交響曲については、第1楽章冒頭からとてつもない気迫が漲っている。主部に入ってからも、テンポの振幅や強弱の変化を大胆に駆使して、熱き生命力に満ち溢れたドラマティックな演奏を行っている。ベルリン・フィルの管楽器奏者の巧さにはただただ舌を巻くのみである。第2楽章の格調の高い音楽は、ラトルが単なる勢い一辺倒の無内容な演奏をしていない証左とも言える。第3楽章は、静寂が漂う音楽であるだけに、全楽章の中での存在感を発揮させるのが難しい楽章であると言えるが、ラトルの場合は、ベルリン・フィルの卓越した奏者たちを見事に統率して、実にコクのある音楽を醸成させている。第4楽章は、冒頭はあまり調子が出ない(反復も忠実に実施)が、徐々に調子を上げていき、終結部においては、ベルリン・フィルの圧倒的な合奏力に物を言わせて、とてつもない迫力に満ち溢れた豪演を成し遂げている。終楽章は、ベルリン・フィルの猛者たちの技量は筆舌には尽くし難いところであり、これらの手綱を引き締めて見事な音のドラマを構築し得たラトルの指揮者としての円熟ぶりも特筆すべきであろう。カンタータ「クレオパトラの死」も、ベルリン・フィルを巧みに統率した名演であるが、ソプラノのスーザン・グラハムの名唱も、本名演に大きく貢献しているのを忘れてはならない。音質は、これまでHQCD化が図られることなどによって十分に良好な音質であったが、今般、ついに待望のSACD化が図られることになった。音質の鮮明さ、音場の拡がりなど、どれをとっても既発の従来CD盤やHQCD盤などとは比較にならないほどの極上の高音質であり、あらためてSACD盤の潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、ラトル&ベルリン・フィルの名コンビが漸く軌道に乗った素晴らしい名演を高音質SACD盤で味わうことができるのを大いに喜びたいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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 酷評が多いが、以外に印象に残る演奏、一...

投稿日:2009/07/01 (水)

 酷評が多いが、以外に印象に残る演奏、一聴しただけだと駄目かと勘違いするが、上質な生粉うち更科蕎麦みたいな、味がかすかに薄くて忘れそうだが、絶対忘れられない感動をもたらす、奥深い味わいのある演奏である。カラヤンがスパイシーで調味料ダクダクなら、素材そのものを丹念に仕事をしたような、ベルリオーズで、ラトルは意外な演奏を試みている。 この緻密さをブルックナー演奏に生かして欲しい、あちらは意外ににぎやか系なのが困る・・・。英雄もなんか今までと逆で盛り上げるし盛り下げるし、わざとはぐらかしてるラトルは案外、意地悪な性格なのかもしれないなー

やまC? さん | 京都府 | 不明

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