SACD 輸入盤

『ホライゾン1−プレミア2007』 シュテンツ&コンセルトヘボウ管、ライエン

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
RCO08003
組み枚数
:
1
レーベル
:
Rco
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

優秀録音
あらたに切り開かれる同時代の音楽シリーズ、『ホライゾン』
「黄金のブラス」トロンボーン首席ライエンが大活躍!
RCO委嘱作ファーベイの『リート』世界初演ほか2007年最新ライヴ集

1888年の創設以来、120年の伝統を誇るRCOは同時代の作品に理解あることで知られています。マーラーやシュトラウスのオランダ初演については数知れず、古くはセーケイ独奏でバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番(1939年)世界初演を果たしているほか、当オケはみずから作品を委嘱、その世界初演を通じて音楽界をリードしてきました。近いところでは2005年12月にヤンソンスの指揮でヘンツェの『夢みるセバスチャン』(RCO06001)が世界初演され、また、1987年には楽団創立100周年記念の委嘱作であるベリオのフォルマツィオーニがシャイーによって初演されています。
 こうした背景もあり、ここにRCO Liveよりわたしたちと同時代の音楽に光を当てるあらたなシリーズがスタートします。その名も『ホライゾン』(地平線)。その第1弾では、2007年にRCOのおこなった世界初演もしくはオランダ初演のライヴが集められています。
 『冥王星』で一躍その名を馳せたコリン・マシューズと、プロムス2005で初演されたBBC委嘱作のグラナートの作品がオランダ初演。ハイデルベルク生まれのエッゲルトによる連作と、RCOの委嘱で首席奏者ライエンを念頭に書かれたファーベイのトロンボーン協奏曲が世界初演時のドキュメントになります。
 RCOによる世界初演ということで「オランダ音楽祭」の呼び物のひとつであったエッゲルトの『ナンバー・ナインY』。副題は、プールサイドの風景を好んで描いたイギリスの現代画家デイヴィッド・ホックニーが、1967年初夏のカリフォルニアで制作した同名の絵画にもとづいています。プールから跳ね上がる「とても大きな水しぶき」が見る者に強烈なインパクトを与えるこの作品、モダン・アート・シーンでたいへん有名な内容ですが、当曲はエッゲルトによると「絵画では飛び込む瞬間が永遠に停止し続けますが、この永続性を時間芸術である音楽で表現するために、ミニマル風、パターン・ミュージックの手法を採用した」というもの。こちらは初稿のアルト・サックスとジャズ・ベースを除いたオケのみによる第2稿による演奏。
 そして、なんといってもアルバム一番の目玉はファーベイの新作。すでにRCOによるトロンボーン協奏曲委嘱の試みは2001年のトマジ、2004年のべリオに次いで3度目となりますが、緩−急−緩−急とテンポの異なる4つのブロックから構成される全曲を、「黄金のブラス」の筆頭、RCO首席ライエンの音色と離れ技で一息に聴かせます。この作品のほか、すべてのナンバーで指揮を手がけるのは、ヘンツェに見出され、その実演や録音活動で知られる現代作品のスペシャリスト、シュテンツ。かれのもとRCOによって美しく磨き抜かれたサウンドの魅力で、一見取っ付き難そうな現代作品といえどもわたしたちを抵抗なく誘います。(キングインターナショナル)

『ホライゾン1−プレミア2007』
@モーリッツ・エッゲルト(b.1965):ナンバー・ナインY: a bigger splash (2006-07)
Aコリン・マシューズ(b.1946):ターニング・ポイント (2006)
Bテオ・ファーベイ(b.1959):トロンボーンと管弦楽のためのリート (2007)
Cデトレフ・グラナート(b.1960):劇場的動物譜 Theatrum Bestiarum (2004-05 / rev. 2006)
 ヨルゲン・ファン・ライエン(トロンボーン)
 ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
 マルクス・シュテンツ(指揮)

 録音時期:@2007年6月21,22日 A2007年1月18日 BC2007年9月18,19日(ライヴ)
 録音場所:アムステルダム、コンセルトへボウ
 DSD Recording
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND (5.0ch.)

収録曲   

  • 01. 『ホライゾン1−プレミア2007』 

ユーザーレビュー

総合評価

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なんと言っても白眉なのがRCOの主席Tb奏者...

投稿日:2008/10/25 (土)

なんと言っても白眉なのがRCOの主席Tb奏者ライエンが吹くトロンボーンと管弦楽のためのリートだ。リートは歌曲なのだが人間の声は入っておらず、Tbが声を出すのである。まさに超絶技巧のTbで、外園祥一郎のユーフォニアムを彷彿とさせる自由闊達なタンギングが堪能できる。オーディオ的にはこれの右に出る超優秀録音はそうそうないのではないだろうか。装置の潜在能力や調子が嫌と言うほど試される、なかなかにタフなCDである。装置に自信のある人はチャレンジしてみて欲しい。

MusicArena さん | 神奈川県横浜市 | 不明

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なんと言っても白眉なのがRCOの主席Tb奏者...

投稿日:2008/10/25 (土)

なんと言っても白眉なのがRCOの主席Tb奏者ライエンが吹くトロンボーンと管弦楽のためのリートだ。リートは歌曲なのだが人間の声は入っておらず、Tbが声を出すのである。まさに超絶技巧のTbで、外園祥一郎のユーフォニアムを彷彿とさせる自由闊達なタンギングが堪能できる。オーディオ的にはこれの右に出る超優秀録音はそうそうないのではないだろうか。装置の潜在能力や調子が嫌と言うほど試される、なかなかにタフなCDである。装置に自信のある人はチャレンジしてみて欲しい。

MusicArena さん | 神奈川県横浜市 | 不明

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