ボッケリーニ(1743-1805)

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CD 輸入盤

チェロ協奏曲集、ファンダンゴ、他 ガイヤール(vc)プルチネッラ、ピオー(S)、他

ボッケリーニ(1743-1805)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
AM126
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

魅惑のチェリスト、ガイヤール最新録音
ボッケリーニの名曲集
共演陣も豪華、美声ソプラノのピオーに
リュート界の詩人リスレヴァン!

繊細さと芯の強さを兼ね備えた音楽性、あたたかみと大胆さが共存する音色、そしてチャーミングな容姿で聴くものを魅了し続けるチェリスト、オフェリー・ガイヤール。彼女の最新録音は、ボッケリーニです。ボッケリーニは自身もチェロのたいへんな名手であったこともあり、現在に至るまで、すべてのチェリストにとって特別な存在の作曲家。ガイヤールもボッケリーニに対しては特別な想いをもっており、このディスクも、まるでボッケリーニへのラブ・レターのように、特別な思い入れを込めて録音されました。
 Bのアリアは、ソプラノとのかけあいの際に、チェリストにも美しい高音で奏でることが求められます。ピオーの鈴を転がすような歌声と、ガイヤールのチェロの音色の交わりは愉悦のひととき。この曲の高音を奏でる際のチェリストの左手は、「エターナル・スノー(eternal snow)」と呼ばれるポジションにしばしば置かれます。これは、ブリッジに近い部分で、ここに左手がある状態で弦を弓でこすると、弓に塗ってある松脂が剥落し、その粉が雪のように見えることからこう呼ばれるもの。このポジションでの演奏はチェロ奏者にとって困難でありますが快感でもあり、また、演奏の面でもエレガントな音色が得られる効果的な奏法です。ただ、これは、ボッケリーニが後世のチェロ奏者たちのたのしみのために書いたのではなく、高い音域で自由に奏でようという重力の法則へのチャレンジをボッケリーニがしたのだ、とガイヤールは語っています。
 スペイン趣味のセンス溢れる「ファンダンゴ」は、もともとはチェロ2本を含む五重奏のために書かれ、後になってギターの名手によって編曲されました。ファンダンゴとは、男女2人1組になって踊られるやや肉感的な踊り。17世紀にこの踊りを見た人物の記述に「この踊りは愛の誕生から終わりまで、愛の溜息からエクスタシーまで、愛のあらゆるものの表現である。この踊りを踊ったあと、女性は男性を拒むことなどできないだろう」とあるもの。ここでも、熱く情熱的な演奏が繰り広げられており、彼女の新しい境地を見るかのようで実に新鮮です。
 2曲のチェロ協奏曲では、見事な弓さばきと、あたたかみのある歌心を心ゆくまで味わえることは言うまでもなく、ボッケリーニの魅力が200%味わえる見事な内容となっています。(キングインターナショナル)

 当アルバムに付属のDVDは信号方式がPALであるため、日本の通常のDVDプレーヤーでは、残念ながら視聴することができません。予めご了解のうえお買い求め下さいますようお願い致します。

ボッケリーニ:
@ファンダンゴ
(2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、2つのギター、打楽器、カスタネットのための五重奏より〜ニ長調 G448)
Aチェロ協奏曲ニ長調 G483
Bアリア・アカデミカ“Tyrannous love(暴君の愛)” G557
Cチェロ協奏曲ト長調 G480

 オフェリー・ガイヤール(コンチェルタンテ・チェロ&音楽監督)
(ガイヤールの使用楽器:1737年製、Francesco Goffriller)
 サンドリーヌ・ピオー(ソプラノB)
 ロルフ・リスレヴァン(ギター)
 プルチネルラ(器楽アンサンブル)
 録音:2007年1月&4月、パリ、ポワジー劇場、ノートル=ダム大聖堂

収録曲   

Boccherini

  • 01. Fandango, dal Quintetto G448
  • 02. Concerti per violoncello e orchestra G483
  • 03. Aria accademica 'un amor tiranno' G557
  • 04. Concerti per violoncello e orchestra G480
  • 05. Flags Of Dublin/Wind That Shakes The Barley
  • 06. Little Stack Of Barley/Cronin's Hornpipe
  • 07. New Demesne
  • 08. Blackbird
  • 09. Gillan's Apples
  • 10. Walls Of Liscarroll/Stone In The Field
  • 11. Molly O'Malone
  • 12. Kiss The Maid Behind The Barrel
  • 13. Happy To Meet Sorry To Part

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ふくよかで女っぽい、そして生命の息づく演...

投稿日:2008/07/16 (水)

ふくよかで女っぽい、そして生命の息づく演奏であり艶めかしいチェロだ。ファンダンゴは熱い展開で目まぐるしい曲、そしてガイヤールの変幻自在な弦捌きが耳を捉えて離さない。アリア・アカデミカでは一転して黒子に回ってアシストするガイヤールが控えめで宜しいし、そしてこのソプラノも楚々として切々と歌う好演なのである。

MusicArena さん | 神奈川県横浜市 | 不明

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