CD

『ザンパ』序曲、時の踊り〜トスカニーニ/管弦楽名演集(XRCD24)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
JMM24XR04
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

XRCD24 RCA トスカニーニ・オリジナル・エディション(4)

『ザンパ』序曲&時の踊り〜トスカニーニ/管弦楽名演集
『ザンパ』序曲の切れ味の鋭さ! XRCD24で蘇るオリジナル小品集の多彩な響き

『ローマ三部作』『新世界』に続くトスカニーニのXRCD24化第2弾。RCA所蔵のオリジナル・モノラル・マスターテープ(76cm/30ips)を使用して最高の状態で復刻する『XRCD24 RCA トスカニーニ・オリジナル・エディションの第2回発売は、1952年録音のベートーヴェン『第9』と1954年の引退後に発売された『名管弦楽曲集』。
 当アルバムは、1954年4月のトスカニーニの引退の直後、同年9月に発売されたオリジナルの小品集で、1952年と1953年に行われた4回の録音セッションで収録されています。ベートーヴェンからシベリウスまで、6人の作曲家の有名オーケストラ曲が収められており、いずれもトスカニーニにとっては唯一の録音となったものです。
 中でもエロールの『ザンパ』序曲とポンキエッリの『時の踊り』は、トスカニーニのような巨匠が取り上げるのは比較的珍しいポピュラー名曲ですが、モノラル時代これらの作品の代表的名演とされていました。弾力溢れるリズムにのってトスカニーニならではの熱いカンタービレと熱狂的な興奮が凝縮されています。
 米盤初出ジャケットに記されている通り、『指揮台の約16フィート(約4.8メートル)上に吊り下げられたコンデンサー・マイクロフォン1本』によって収録されたサウンドは、各声部の明晰さを保ちつつ、全体の響きのバランスをも味わうことのできる名録音として名高いもの。今回の復刻に当たっては、これまでのXRCD24の原則通り、最もオリジナルなアナログ・マスターテープにさかのぼり、細心の注意を払ってマスタリングを敢行しています。それにより、リビングステレオ・シリーズでRCAの録音黄金時代を築き上げたリチャード・モアとルイス・レイトンの名コンビが捉えたトスカニーニ=NBC交響楽団の輝かしいサウンドが、前代未聞の明晰さと色彩感を伴って瑞々しくよみがえっています。

・オリジナルLPの曲順で鮮度高く蘇る『TOSCANINI PLAYS YOUR FAVOTIRES』
過去の名演をオリジナル・マスターテープから忠実に復刻し、修復された絵画のように鮮明な音質に甦らせ、多くのファンに注目されているXRCD24シリーズにいよいよトスカニーニが加わることを喜んではいたが、この『ザンパ序曲〜トスカニーニ名演集』が4枚目に登場するとは思いもよらなかっただけに大変うれしい。多分、同好の士がいるのだろうが、『TOSCANINI PLAYS YOUR FAVORITES』というオリジナル・タイトルのこのLPは、筆者にとっては忘れもしない最初に入手したトスカニーニの外国盤LPだったからである。(・・・)演奏がすばらしいのはもちろんだが、国内盤にはなかった外国盤の美しい光沢のある盤質と美しいレーベル印刷、そしてもちろん音質のよさである。当時のレコード雑誌などでは、トスカニーニのレコードは『演奏はともかく録音がドライで』といわれていたが、このLPはそうではないことを教えられたし、少なくともわがコレクションでは最高のハイ・ファイ録音であり、しばらくして発売された国内盤を買った友人のレコードと比較してみても、音質の差は明らかだった。(・・・)今回のXRCD24ではオリジナルどおりの曲順で甦る。それも『エグモント』序曲の最初の強靭の和音からも明らかなように、どの曲もトスカニーニとNBC交響楽団のとびきりの名演がかつて聴いたことのないすばらしい豊かな音でまたコレクションに加わることになる。家出した子猫が立派な親猫になって帰ってきたようなうれしさ、といったら大巨匠に失礼だろうか。
浅里公三(ライナーノーツより)

1: ベートーヴェン:『エグモント』序曲 Op.84
2:ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調(管弦楽編曲:ブラームス)
3:ブラームス:ハンガリー舞曲第17番嬰ヘ短調(管弦楽編曲:ドヴォルザーク)
4:ブラームス:ハンガリー舞曲第20番ホ短調(管弦楽編曲:ドヴォルザーク)
5:ブラームス:ハンガリー舞曲第21番ホ短調(管弦楽編曲:ドヴォルザーク)
6:ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』 Op.9
7:エロール:歌劇『ザンパ』序曲
8:ポンキエッリ:歌劇『ジョコンダ』より『時の踊り』
9:シベリウス:交響詩『フィンランディア』 Op.26
 NBC交響楽団
 アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
 録音時期:1952年7月29日(8)、1952年8月5日(7&9)、
 1953年1月19日(1&6)、1953年2月17日(2-5)
 録音場所:ニューヨーク、カーネギー・ホール(モノラル)
 オリジナル・プロデューサー:リチャード・モア
 オリジナル・レコーディング・エンジニア:ルイス・レイトン
 リマスタリング・エンジニア:杉本一家(JVCマスタリング・センター)
 マスターテープ・トランスファー:アンドレアス・マイヤー(ニューヨーク・ソニー・スタジオ)
 JVC K2 24 BIT REMSTERING/ MONO

・解説:浅里公三、ヴィンセント・シーアンほか

LP初出:LM-1834September 1954
国内LP初出:LS2124July 1957

内容詳細

悪名高い8Hスタジオでなく、カーネギー・ホールということもあり、音に艶とボリュームがあり、発売当初から話題になった録音だ。それにしても、xrcd24の威力をまざまざと見せつけられた。こんなに音が良かったのかと、驚くほどである。高いだけの価値はある。(T)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. Beethoven: Egmont Overture Op.84
  • 02. BRAHMS: Hungarian Dance No.1
  • 03. BRAHMS: Hungarian Dance No.17
  • 04. BRAHMS: Hungarian Dance No.20
  • 05. BRAHMS: Hungarian Dance No.21
  • 06. Berlioz: Roman Carnival Overture, Op.9
  • 07. Herold: Zampa - Ouverture
  • 08. Ponchielli: La Gioconda - Danza dell' Ore
  • 09. Sibelius: Finlandia Op.26

総合評価

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「ザンパ」序曲や時の踊りなど可愛らしい佳...

投稿日:2021/07/14 (水)

「ザンパ」序曲や時の踊りなど可愛らしい佳曲が楽しめます。XRCDをしても「エグモント」序曲の冒頭など音のきつさを感じますが、生温い表現での演奏よりこの硬派なトスカニーニ盤の方が私は好きです。

困ったお父さん さん | 三重県 | 不明

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取りわけ、気に入っているのが「ザンパ序曲...

投稿日:2011/02/25 (金)

取りわけ、気に入っているのが「ザンパ序曲]、特に後半、早いテンポで爆走突進し、如何なる邪魔も赦さないかのように、何度も鋼鉄ハンマーを叩きつけ激打し絶頂を突き抜けて急ブレーキで一瞬の内に終止、聞いているものは興奮の内に呆然と取り残される。こういう曲をここまでの高みに演奏するものは他にはいるであろうか。こういう曲やトスカニーニのこのような演奏を音楽の精神性には縁遠いエンタテイメントでしかない、トスカニーニはそういう小品は素晴らしいが、精神性の高い音楽はフルベンなんかに劣る、などと埒もないことを真顔でいう輩がいるが、何かもの思わし気な表情や感傷的な響き、苦悶するかのような音楽の流れをすれば、精神性が高いというものではない。そういうことに関係なく、音楽で快感や興奮、感動が得られれば、それは全て音楽の精神への訴求なのだ。音楽は音楽であって哲学や文学ではない。そういうことにかこつけて音楽を語っても、音楽をより深く語ったことにはならないのだ。我国音楽評論家には無自覚にそういう言動を垂れ流している連中が多いが困ったことである。トスカニーニには「詩人と農夫]序曲や「星条旗よ永遠なれ」等、こういう小品の見事極まりない演奏が沢山あるが、そういうものを何とかXRCDあるいはそれに準ずる音でリマスターして欲しいものだが、何とかならないのかねぇ。

タテキ32 さん | 大阪府 | 不明

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納得の音質!50分間、楽しませていただきま...

投稿日:2009/02/28 (土)

納得の音質!50分間、楽しませていただきました?(^∀^)別のXRCDも買ってみよう。

たま さん | 不明

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