SACD 輸入盤

ゴルトベルク変奏曲(オルガン版) ハンスイェルク・アルブレヒト

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OC625
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲(SACD)
ハンスイェルク・アルブレヒトによるオルガン編曲版

あの『オルガン版:ワーグナーの指輪(OC612)』から1年。今回は、バッハのゴルトベルク変奏曲に挑戦!

「私はバッハの研究中に、「ゴルトベルク変奏曲」が最高のバッハの鍵盤楽器のための作品であることを実感しました。この魅力的な作品は感情や色彩だけでなく、演奏者にとって最も技術を要求する作品でもあります。この曲は、バッハは2段式マニュアル・チェンバロで演奏するように指定しており、イタリア協奏曲やフランス風序曲もこの楽器を指定しています。現代においては伝説的なグールドの録音以来、グランド・ピアノでも演奏されています。チェンバロでもピアノでも演奏者の考えによって、色彩豊かな音を出せる楽器で演奏するべきであることを要求しているのです。
 さて、もう一つ重要な鍵盤楽器としてオルガンの可能性があります。バッハ自身、ヴィヴァルディなどのイタリア風協奏曲をオルガン1台用協奏曲に編曲を多数試みています。もちろんゴルトベルク変奏曲は、2手のための作品なので、足鍵盤用の適した音を抜き出し(付けたし)、多彩な音の洪水にならないように置き換えることは大変困難な事でした。また、決してバロック時代の、バッハの作曲様式を崩してはなりません。よって、この編曲版を演奏するには、色彩豊かな音色を持つだけでなく、このような表現を完璧に演奏可能なオルガンと空間でないと演奏はうまくいきません。私が演奏旅行の中で見出した最適な楽器に出会ったとき、この編曲版の演奏をしようと決心しました。バート・ガンデルスハイムの参事会教会のオルガンは、中型の新しい楽器ではありますが、見事にバロック様式の流れを汲んだその当時の様々な音色を出すことができる楽器です。
 ここに私の編曲とそのベストな楽器での演奏を、皆様にSACDのマルチ・チャンネルを使用して、教会の空間に広がる散りばめられた色彩豊かな音楽をお聴きいただくことが可能となりました。」(ハンスイェルク・アルブレヒト)

ハンスイェルク・アルブレヒトは、フライブルク生まれザクソン育ち。ドレスデン聖十字架教会聖歌隊のメンバーとなり、カウンター・テナー歌手を務めました。その後ハンブルクとケルンにて、オルガンとチェンバロを学び、ハンブルク聖ミヒャエリス教会のアシスタント・オルガン奏者を務めました。ペーター・シュライヤーのアシスタントとして5年間、日本を含め世界中を廻ったこともあります。カメラータ・ザルツブルク、C.P.E.バッハ室内管弦楽団、バイエルン州立歌劇場管弦楽団、北ドイツ放送交響楽団などのゲスト指揮者を務め、2005年よりミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団の音楽監督に就任。「マルチな鬼才オルガニスト」と呼ばれ、現在ドイツで人気のある演奏家の1人です。(BMG)

・J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
(ハンスイェルク・アルブレヒトによるオルガン編曲版)
 ハンスイェルク・アルブレヒト(オルガン)
 録音時期:2007 年4月27〜30 日
 録音場所:バート・ガンデルスハイム、参事会教会
 使用楽器:ミューライゼン・オルガン、2000年製
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲   

  • 01. J.S.Bach: Goldberg Variations (arr. Organ)

ユーザーレビュー

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オルガン版ははじめて聞きました。この曲は...

投稿日:2007/12/10 (月)

オルガン版ははじめて聞きました。この曲は楽器の指定があるものの、とても良かったです。特に、第10変奏を聞いたとき、やっぱり教会音楽がルーツだなぁ、と思い、何故かホッとしました。音響的にもとても良いと思います。

つかさ さん | 東京 | 不明

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オルガン盤としては最も成功した例であろう...

投稿日:2007/09/25 (火)

オルガン盤としては最も成功した例であろう。楽器の性質上、濁りや残響によって音の輪郭が不明瞭な箇所はあるが、全体的にははっきりしている。また、音を伸ばせる特徴を活かし、今まで気が付かなかった中間域旋律を際立たせることにも成功している。短調の第21変奏などは、オルガンコラールを聴いているよう。オルガンで弾くことの正統性云々を語る方もあろうが、グールドのピアノ演奏を絶賛しているのも事実で、こうした演奏を許容する風潮があってもいいと思う。風変わりなゴルトベルクを購入して失敗した経験は多いが、これはまずまず。

グラシル・たけちゃん さん | 埼玉県上尾市 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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