CD 輸入盤

作品全集(30CD)

ショパン (1810-1849)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BRL93217
組み枚数
:
30
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ショパン:ピアノ作品全集(30CD)

ピアノ作品のほか、室内楽、協奏曲、歌曲も含めた17枚から成るメインの作品全集に、ルービンシュタイン、コルトー、ブライロフスキー、モイセイヴィチ、リパッティ、ソロモン、パハマン、バレル、フリードマンなど往年の名ピアニスト達の演奏を集めた13枚の歴史的録音集を組み合わせた30枚組のセットです。
 歌曲や室内楽、レア作品など、新しく追加されたオランダとイタリアでの最新録音に加え、PHILIPSやCHANDOSレーベルのライセンス音源まで含む内容はトータル1854分とかなりの大ボリューム。「ワルツOp.70/2」と「葬送行進曲Op.72/2」では楽譜ヴァージョン違いも収録する念の入りようですし、新しく発見された「マズルカ」こそないものの、歌曲も既知の作品がすべて入っています。室内楽では、フルートとピアノのための変奏曲が1曲こぼれていますが、ピアノと管弦楽のための作品はすべて収録。肝心のピアノ曲では、かつてのCOLUMBIAの完全全集にも入っていなかった「カノン」「ソステヌート」「ブーレ(2曲)」なども収録する一方で、コントルダンスが無かったりもしますが、大筋で収録作品はCOLUMBIAの完全全集に遜色の無い数に達しており、この内容でこの価格なら必要十分な水準と考えられます。
 17枚の全集は、ソナタ第2番のギレリスのモノラル録音を除いてすべて音質良好なステレオ録音で、数多くの作品を知るのに適した条件となっています。1980年代以降におこなわれたデジタル録音が多いのもポイントでしょう。
 面白いのは歴史的録音集の収録内容で、歴史的に見てもショパンの人気作品が偏っていることもあって、重複する曲が多く、たとえばピアノ・ソナタ第2番『葬送行進曲』などは、コルトー、ラフマニノフ、ゴドフスキー、それにギレリスで比較できてしまうというマニアックぶり。練習曲にしても個別の曲がさまざまなピアニストの演奏で収録されているので、メインの全集に収録されたマニア御用達ロルティ盤と比較するのもたいへん興味深いところです。
 各種作品を網羅し、また、有名曲では演奏スタイルの歴史的な検証までおこなえるなど、さまざまな角度からショパンの作品を楽しめる画期的なボックス・セットの登場といえるでしょう。

【メインの全集(CD1〜CD17)】
CD1
・バラード(4曲)
・即興曲(4曲)
 ベラ・ダヴィドヴィチ[1928- ]
 1981&82年デジタル録音

CD2
・練習曲集(27曲)
 ルイ・ロルティ[1959- ]
 1986年デジタル録音

CD3
・ノクターン集-1(9曲)
 アダム・ハラシェヴィチ[1932- ]
 1961年ステレオ録音

CD4
・ノクターン集-2(12曲)
 アダム・ハラシェヴィチ[1932- ]
 1961年ステレオ録音

・前奏曲集 Op.45
 アダム・ハラシェヴィチ[1932- ]
 1963年ステレオ録音

CD5
・スケルツォ集(4曲)
・幻想曲 Op.49
・子守歌(2曲)
 アルウィン・ベーア[1941-2000]
 1998年デジタル録音
 
CD6
・ワルツ集(19曲)
 ゾルターン・コチシュ[1952- ]
 1982年デジタル録音

CD7
・マズルカ集-1(23曲)
 コル・デ・グロート[1914-1993]
 1988年デジタル録音

CD8
・マズルカ集-2(18曲)
 コル・デ・グロート[1914-1993]
 1988年デジタル録音

・ドン・ジョヴァンニの『お手をどうぞ』の主題による変奏曲 Op.2
 アルトゥール・モレイラ=リマ[1940- ]
 ディミテル・マノロフ&ソフィア・フィル
 1982年ステレオ録音

CD9
・ポロネーズ集(8曲)
 フォルケ・ナウタ[1973- ]
 1998年デジタル録音
 
CD10
・ポロネーズ集(9曲)
・ブーレ B.160B No.1
・ブーレ B.160B No.2
・モデラート(アルバムの一頁) Op.Posth.
・ラルゴ Kk Ivb No.5
・ソステヌート Kk Ivb No.10
・ヘクサメロン変奏曲 Kk Iib No.2
・フーガ Kk Ivc No.2
・カノン Kk Ivc No.1 (断章)
 アレッサンドラ・アマーラ[1972- ]
 2006年デジタル録音

CD11
・ピアノ・ソナタ第2番
 エミール・ギレリス[1916-1985]
 1949年モノラル録音

・ピアノ・ソナタ第3番
 セルジオ・フィオレンティーノ[1927-1998]
 1994年デジタル録音
 
・ピアノ・ソナタ第1番
・エコセーズ集(3曲)
 フレド・オルデンブルフ[1955- ]
 1998年デジタル録音

CD12
・エロールの「私は僧衣を売る」による華麗な変奏曲 Op.12
・ロンド Op.1
・ドイツ民謡による変奏曲 Op.Posth.
・ロンド Op.5
・演奏会用アレグロ Op.46
・ボレロ Op.19
・序奏とロンド Op.16
・タランテラ Op.43
・パガニーニの思い出
 フランク・ファン・デ・ラール[1965- ]
 1996年デジタル録音

CD13
・マズルカ(16曲)
・ワルツ A M.Lle Elise Gavard Op.Ps. 70/2 (Original Version)
・ワルツ Op.Ps. 70/2 (After Postumous Version J.Fontana)
・葬送行進曲 Op.72/2 (After Postumous Version J.Fontana)
・葬送行進曲 Op.72/2 (After Oxford Edition)
・カンタービレ (Andantino) 1
・前奏曲 A Mon Ami P.Wolff (Paris 10 Juillet 1834)
 マリアン・ミカ
 2006年デジタル録音

CD14(歌曲集)
・『願い』 Op.74-1
・『春』 Op.74-2
・『悲しみの川』 Op.74-3
・『酒宴』 Op.74-4
・『彼女の好きな場所』 Op.74-5
・『私の見えぬところに』 Op.74-6
・『使者』 Op.74-7
・『美しき若者』 Op.74-8
・『メロディー』 Op.74-9
・『闘士』 Op.74-10
・『二つの死』 Op.74-11
・『私のいとしい人』 Op.74-12
・『望みは無い』 Op.74-13
・『指輪』 Op.74-14
・『花婿』 Op.74-15
・『リトアニアの歌』 Op.74-16
・『舞い落ちる木の葉』 Op.74-17
・『魔力』
・『ドゥムカ』
 アンナ・ハーセ(ソプラノ)
 ルシウス・リュール(ピアノ)
 2006年デジタル録音

CD15(室内楽曲集)
・チェロ・ソナタ Op.65
・マイアベーアの『悪魔ロベール』の主題によるグラン・デュオ・コンチェルタント
・チェロとピアノのための序奏とポロネーズ・ブリランテ Op.3
・ピアノ三重奏曲 Op.8
 ヴィットリオ・チェッカンティ(チェロ)
 ドゥッチオ・チェッカンティ(ヴァイオリン)
 シモーネ・グラニャーニ(ピアノ)
 2006年デジタル録音

CD16
・前奏曲集(24曲)
 ベラ・ダヴィドヴィチ[1928- ]
 1979年ステレオ録音

・ポーランドの民謡の主題による幻想曲 Op.13
 ミッシャ・ディヒター[1945- ]
 マリナー指揮フィルハーモニア管弦楽団
 1984年デジタル録音

・演奏会用ロンド『クラコヴィアク』Op.14
 ベラ・ダヴィドヴィチ[1928- ]
 マリナー指揮ロンドン交響楽団
 1982年デジタル録音

CD17
・ピアノ協奏曲第1番 Op.11
・ピアノ協奏曲第2番 Op.21
 エフゲニー・キーシン[1971- ]
 ドミトリー・キタエンコ指揮モスクワ・フィル
 1984年ステレオ年録音

【歴史的録音集(CD18〜CD30)】
CD18
・幻想曲 Op.49
・ノクターン第1番 Op.9/1
・スケルツォ第2番 Op.31
・練習曲 Op.10/9
・練習曲 Op.25/2
・練習曲 Op.25/3
・ノクターン Op.27/2
・子守歌 Op.57
 ソロモン(・カットナー)[1902-1988]
 1942-56年モノラル録音

・ノクターン Op.27/2)
・ワルツ Op.34/1
・ピアノ・ソナタ第3番
 ディヌ・リパッティ[1917-1950]
 1947年モノラル録音

CD19
・アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22
・スケルツォ第3番
・ワルツ Op.42
・練習曲 Op.10/8
・練習曲 Op.10/4
・練習曲 Op.10/5
・練習曲 Op.10/5 (Repeated)
・バラード第1番 Op.23
・即興曲第1番 Op.29
・幻想曲 Op.49
・ノクターン Op.27/2
 シモン・バレル[1896-1951]
 1947,49年モノラル録音

CD20-21
・スケルツォ第1番
・スケルツォ第2番
・スケルツォ第3番
・スケルツォ第4番
・舟歌 Op.60
・練習曲 Op.10/4
・練習曲 Op.10/10
・練習曲 Op.10/11
・練習曲 Op.25/3
・即興曲第1番 Op.29
・ポロネーズ第9番
・ポロネーズ第9番
・ワルツ Op.Posth.
・ノクターン Op.9/2
・ノクターン Op.72/1
・幻想即興曲 Op.66
・24の前奏曲 Op.28
・バラード第1番
・バラード第2番
・バラード第3番
・バラード第3番
・バラード第4番
 ベンノ・モイセイヴィチ[1890-1963]
 1925-52年モノラル録音

CD22
・ノクターン Op.9/2
・ノクターン Op.15/1
・ノクターン Op.15/2 3
・ノクターン Op.27/1
・ノクターン Op.27/2
・ノクターン Op.32/1
・ノクターン Op.37/1
・ノクターン Op.37/2
・ノクターン Op.48/2 4
・ノクターン Op.55/1
・ピアノ・ソナタ第2番
 レオポルド・ゴドフスキー[1870-1938]
 1928,30年モノラル録音

CD23
・ピアノ・ソナタ第2番
・ワルツ Op.Posth.
 セルゲイ・ラフマニノフ[1873-1943]
 1929年モノラル録音

・エコセーズ第1番
・エコセーズ第2番
・エコセーズ第3番
・子守歌 Op.57
・ワルツ Op.18
・ピアノ・ソナタ第3番
 アレクサンダー・ブライロフスキー[1896-1976]
 1928年モノラル録音

CD24-25
・ワルツ Op.42
・ワルツ Op.64/2
・ノクターン Op.9/2
・ノクターン Op.27/2
・練習曲 Op.25/2
・新しい練習曲第2番 Op.Posth.
・練習曲 Op.10/5
・マズルカ Op.50/2
・マズルカ Op.33/2
・マズルカ Op.33/4
・マズルカ Op.63/1
・マズルカ Op.67/1
・マズルカ Op.24/3
・前奏曲 Op.28/6
・前奏曲 Op.28/3
・前奏曲 Op.28/7
・前奏曲 Op.28/13
 モリッツ・ローゼンタール[1862-1946]
 1934,37年モノラル録音

・練習曲 Op.10/4
・練習曲 Op.10/5
・練習曲 Op.10/8
・練習曲 Op.25/3
・マズルカ Op.7/3
・マズルカ Op.41/2
・マズルカ Op.50/3
・スケルツォ第4番 Op.54
 ヴラーディーミル・ホロヴィッツ[1904-1989]
 1930,36年モノラル録音

・12の練習曲 Op.10
・ピアノ・ソナタ第2番
 エドワード・キレニー[1910-2000]
 1937,39年モノラル録音

・バラード第2番
・バラード第3番
・スケルツォ第1番
・練習曲 Op.10/5
・練習曲 Op.10/6
・練習曲 Op.10/7
・練習曲 Op.10/8
・練習曲 Op.10/12
 アナトール・キタイン[1903-1980]
 1936-39年モノラル録音

CD26-27
・ワルツ Op.34/1
・ノクターン Op.15/2
・即興曲 Op.29
・子守歌 Op.57
 ラウル・プーニョ[1852-1914]
 1903年モノラル録音

・練習曲 Op.25/9
・練習曲 Op.10/12
・ワルツ Op.64/1
・ワルツ Op.64/2
・ノクターン Op.37/2
・マズルカ Op.50/2
 ヴラディーミル・ド・パハマン[1848-1933]
 1909年モノラル録音
 
・練習曲 Op.10/5
・練習曲 Op.10/7
・練習曲 Op.10/12
・練習曲 Op.25/9
・ポロネーズ Op.53
・ワルツ Op.69/1
・マズルカ Op.24/4
・マズルカ Op.33/4
・即興曲 Op.36
・ノクターン Op.55/2
 イグナツ・フリードマン[1882-1948]
 1925-36年モノラル録音

・ピアノ・ソナタ第2番
・ピアノ・ソナタ第3番
・バラード集(4曲)
 アルフレド・コルトー[1877-1962]
 1928-31年モノラル録音

CD28-30
・ポロネーズ(8曲)
・マズルカ集(50曲)
 アルトゥール・ルービンシュタイン[1887-1982]
 1934-39年モノラル録音

総合評価

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ベラ・ダヴィドビッチのバラードとコル・デ...

投稿日:2012/10/05 (金)

ベラ・ダヴィドビッチのバラードとコル・デ・グロートのマズルカは特にいいです。この全集があれば他のショパンのCDはもういらないくらい

ルドベカ さん | 神奈川県 | 不明

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アシュケナージの個人全集と聴き比べるのも...

投稿日:2010/08/09 (月)

アシュケナージの個人全集と聴き比べるのも面白いと思う。歴史的録音には懐かしい名前がいろいろと出てきて、これだけまとまって聴けるのも嬉しい。

古楽器奏者 さん | 東京都 | 不明

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マア実に趣味性がカオス状態というか、雑多...

投稿日:2007/05/20 (日)

マア実に趣味性がカオス状態というか、雑多というか、しかし、それぞれに一家言やカリスマ性があったり、センセーショナルな歴史を抱えていたりとか、それなりに価値のある一枚一枚だ。特にCD13のミッカのマズルカは最高。さらりと書き散らされたような「遺作」の数々が、正にショパンの真髄であることを教えてくれる名演だ。この痺れるような響きとリズムを、これほど見事に再現された演奏を嘗て聴いたことがない。ぜひ彼の演奏でマズルカの全てを聴いてみたい。

蓮華人 さん | 船橋市 | 不明

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人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ショパン (1810-1849)

。39年の短い生涯を、作曲とピアノ演奏で駆け抜けた「ピアノの詩人」の素晴らしい音楽が世界中で鳴り響きます。世界各国でさまざまなコンサートやイベントがおこなわれ、CDやDVDなど、数多くの音楽ソフトもリリースされ、ショパンの音楽が過去最高の注目を集めるにぎやかな年になりそうです。

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