CD

Construktion Of Light

King Crimson (キング・クリムゾン)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UICE9065
組み枚数
:
1
:
日本
オリジナル盤発売年
:
2000
フォーマット
:
CD
その他
:
24ビット, 紙ジャケ

商品説明

前作『スラック』時の6人のメンバーを4通りの組み合わせで再編したユニット、"プロジェクト(Projekct)" を経て、遂に次世代クリムゾンがそのヴェールを脱いだ。メンバーはロバート翁(g.)にエイドリアン・ブリュー(g./vo.)、トレイ・ガン(touch g.)、パット・マステロット(ds.)。70年代、80年代、90年代を生き抜き、(そういえば90年代には衝撃的な初期ライヴ音源の幾つかのCDリリースもあった)ロバート・フリップ、クリムゾンだけにそれらの時代からの良質な部分を抽出しながら、"今"のクリムゾンを聴かせます。ケミカルなアンサンブルの生成とそのあとづけ理論は、気まぐれとか頑固とか言われながらも一貫するクリムゾンのキモ。安易な伝統主義に安住せず、プログレッシヴを字義通り"進化"と捉えてもいいような、スタイルの革新にかける、という幻想を許容する器・精神(もともとはそれが60年代末サイケ辺りから始まるロックの伝統)を持ち合わせているベテラン(もちろん迷走・メンバー変更ありですが)は、やはりそうそう居ない。関係ないけど、サウンド至上主義的なテクノや音響系/ポスト・ロックみたいなバンドを聴いてる若いリスナーには、理屈はともかくこの音はどう響くのでしょうか?

●オリジナルUKアナログ・ジャケットを限界まで再現した紙ジャケット仕様
●30周年記念24bitデジタル・リマスターHDCDを使用


内容詳細

新生クリムゾンから、ビル・ブラフォード、トニー・レヴィンを除いた4人で制作された2000年発表作品。これまで以上にメタリックかつヘヴィネスあふれる重厚なサウンドが聴ける。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. プロザック・ブルーズ
  • 02. ザ・コンストラクション・オブ・ライト
  • 03. ザ・コンストラクション・オブ・ライト
  • 04. イントゥ・ザ・フライング・パン
  • 05. フラクチャード
  • 06. ザ・ワールズ・マイ・オイスター・スープ・キッチン・フロア・ワックス・ミュージアム
  • 07. 太陽と戦慄パートIV
  • 08. 太陽と戦慄パートIV
  • 09. 太陽と戦慄パートIV
  • 10. コーダ:アイ・ハヴ・ア・ドリーム
  • 11. プロジェクトX ヘヴン・アンド・アース

総合評価

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2000年に発表された、4人編成となる第6期...

投稿日:2021/03/03 (水)

2000年に発表された、4人編成となる第6期クリムゾンの最初の アルバムです。 この時期は、80年代のポリリズムを多用したサウンドと、90年代の 6人編成からなるメタルなサウンドを融合させています。 6人編成から4人編成になったわけですが、メタルサウンドは後退せず むしろ過激なっています。ドラマーのパット・マステロットがアコースティック ドラムではなくVドラムを多様することによって隙間のないサウンドを 作り上げました。これがメタルだけではなく独特の猥雑感を呼び、 この時期ならではのサウンドになっています。 私はメタルやハードロックは苦手です。このため、プログレをこれらの 高性能な代替品として聞くことがありますが、この作品がもっとも 代替品として機能してくれます。 アルバムは実質6曲で構成されています。 次の3曲は猥雑メタルの特徴がよく出ています。 1曲目「ProzaKc Blues」は猥雑メタルからの挨拶状です。エイドリアン・ ブリューの声を歪ませることによって、ブルースフォームではないにも 関わらず、ブルース的なやるせなさを表現しています。 4曲目「Into the Frying Pan」は、Vドラムに対抗するようなフリーキーで 後半に向けて慌ただしさを増すギターが面白いです。 5曲目「The World’s My Oyster Soup Kitchen Floor Wax Museum」は、 アウトロで珍しく鍵盤楽器を使うのかと思ったら、これがロバート・フリップ の弾くギターでした。ライブで見て、とても驚いたのを覚えています。 次の3曲はハイライトトラックと言えます。 2・3曲目「The ConstruKction of Light」は80年代のポリリズムの 方法論を推し進めた曲といえます。スリリングなベースと、併走する 2台のギターが、タイトルのような光と影を表しているようです。この 曲は2010年代クリムゾンでも必ず演奏されています。 5曲目「FraKctured」は、70年代の名曲「突破口」をこのメンバーによる 新しい解釈で演奏しています。 そして7〜9曲目「Larks’ Tongues in Aspic Part 4」は、やはり70年代の 名曲シリーズの最新作です。70年代にはあった叙情性をカット、重厚感と 劇的な展開で曲を進めます。フリップのひたすらにヘビーなギターのリフ がある種の感動を呼びます。 このアルバムも含めて第6期クリムゾンは、ファンの間でやや人気が薄く 再評価の動きも見られません。しかし私にとっては初のリアルタイム クリムゾンで、そしてはじめてライブも見ましたので、とても気に入って います。

WM-102 さん | 不明 | 不明

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すごい演奏なんですが、曲ではなく「環境音...

投稿日:2009/02/12 (木)

すごい演奏なんですが、曲ではなく「環境音」のようで、聴いた後の印象も薄いです。 前作と次作の方が印象深く、曲として構築された音の迫力を感じました。 上のHMVレビューの意味が良く分からないのですが、まあ…そういう作品だったのかなと思います。

Star-B さん |   | 不明

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クリムゾン30年の歴史から無駄な要素を排除...

投稿日:2006/07/13 (木)

クリムゾン30年の歴史から無駄な要素を排除し最良の部分を濃縮した最高傑作。作曲、演奏共に最高水準。21世紀の精神異常者達には情緒や甘ったるい感傷は不要。虚無とエネルギーと破壊衝動、そして乾いたユーモアだけがあればいい。

荒野の追放者 さん | 日本 | 不明

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人物・団体紹介

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King Crimson

ロンドンで1969年に結成されたプログレッシヴ・ロック時代を代表するバンド。

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