オルフ、カール(1895-1982)

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CD 輸入盤

Carmina Burana, Catulli Carmina: Ormandy / Philadelphia.o, Rutgers Univ.cho

オルフ、カール(1895-1982)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
5160262
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Harsanyi, Janice - Carmina Burana - Cantiones Prof
  • 02. O Fortuna (fortuna Imperatix Mundi)
  • 03. Fortune Plango Vulnera
  • 04. Veris Leta Facies (1. Primo Vere)
  • 05. Omnia Sol Temperat
  • 06. Ecce Gratum
  • 07. Tanz (uf Dem Anger)
  • 08. Floret Silva
  • 09. Chramer, Gip Die Varwe Mir
  • 10. Reie
  • 11. Swaz Hie Gat Umbe - Chume, Chum, Geselle Min - Swa
  • 12. Were Diu Werlt Alle Min
  • 13. Estuans Interius (2. In Taberna)
  • 14. Olim Lacus Colueram
  • 15. Ego Sum Abbas
  • 16. In Taberna Quando Sumus
  • 17. Amor Volat Undique (3. Cour D'amours)
  • 18. Dies, Nox Et Omnia
  • 19. Stetit Puella
  • 20. Circa Mea Pectora
  • 21. Si Puer Cum Puellula
  • 22. Veni, Veni, Venias
  • 23. In Trutina
  • 24. Tempus Est Iocundum
  • 25. Dulcissime
  • 26. Ave Formosissima (blanziflor Et Helena)
  • 27. O Fortuna (fortuna Imperatrix Mundi)

ディスク   2

  • 01. Blegen, Judith - Catulli Carmina (lieder Des Catul
  • 02. 1. Praeludio
  • 03. 2. Actus 1
  • 04. 3. Actus 2
  • 05. 4. Actus 3
  • 06. 5. Exodium

ユーザーレビュー

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オルフのカルミナ・ブラーナは、近年では多...

投稿日:2012/09/22 (土)

オルフのカルミナ・ブラーナは、近年では多くの指揮者がこぞって録音を行うなど、その主要なレパートリーの一つとして定着しつつある。親しみやすい旋律や内容、そして大規模な管弦楽編成や大合唱団など、現代人を魅了する要素が多く存在していることや、CD1枚におさまる適度な長さであることが、その人気の理由ではないかとも考えられるところだ。音響面だけでも十分に親しむことが可能な楽曲であるだけに、これまでの録音はいずれも水準以上の名演奏と言っても過言ではないが、その中でも、トップの座に君臨するのは、初演者でもあるヨッフムがベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団ほかを指揮した名演(1967年)であると考えられる。これに次ぐのが、諸説はあると思うが、プレヴィン&ウィーン・フィルほかによる名演(1995年)ではないかと考えているところだ。この他にも、私としては、ケーゲルによる名演(2種(1959年及び1974年))などを掲げたいが、更に知る人ぞ知る名演として紹介したいのが、本盤におさめられたオーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団ほかによる名演(1960年)である。本演奏の当時は、前述のヨッフムの旧盤(新盤(1967年)は未だ発売されず、旧盤(1952〜1956年)のみが発売されていた。)やケーゲルの旧盤(1959年)以外には目ぼしい録音は存在せず、同曲が現在のように広く認知されている存在ではなかった時期の演奏である。それだけに、オーマンディも、手探りの状況で本演奏に臨んだのではないかと考えられるところだ。それだけに、本演奏におけるオーマンディのアプローチも、きわめて明瞭でわかりやすいものに徹していると言える。各楽想を精緻に描き出していくとともに、オーケストラを壮麗かつバランス良く鳴らし、合唱や独唱をこれまた明瞭に歌わせていると言えるだろう。要は、オルフがスコアに記した音符や歌詞を余すことなく明快に描出した演奏と言えるところであり、当時のフィラデルフィア管弦楽団の卓抜した技量や、徹底した練習を行ったことと思われるが、ラトガース大学合唱団による渾身の大熱唱、そして、独唱のヤニス・ハルザニー(ソプラノ)、ルドルフ・パトラク(テノール)、ハルヴェ・プレスネル(バリトン)による名唱もあって、同曲を完璧に音化し尽くしたという意味においては、正に完全無欠の演奏を行うのに成功したと言っても過言ではあるまい。例えば、ヨッフム盤のようなドイツ的な重厚さや、プレヴィン盤のようなウィーン・フィルの極上の美音を活かした味わい深さと言った特別な個性は存在していないが、同曲が知る人ぞ知る存在で、他に目ぼしい録音が殆ど存在していなかった時期にこれほどの高水準の演奏を成し遂げたことを、私としてはより高く評価すべきではないかと考えるところだ。いずれにしても、本演奏は、同曲の魅力を純音楽的に余すことなく表現するとともに、同曲異演盤が殆ど存在しない時期にあって、同曲の魅力を広く認知させるのに貢献したという意味でも極めて意義が大きい素晴らしい名演と高く評価したい。音質は、1960年のスタジオ録音ではあるが、リマスタリングが繰り返されてきたこともあって、従来盤でも比較的良好なものであると言える。もっとも、数年前に発売されたシングルレイヤーによるSACD盤は、従来盤をはるかに凌駕するおよそ信じ難いような圧倒的な高音質であり、あたかも最新録音のような凄まじいまでの音圧や臨場感に驚嘆するほどであった。現在では、当該SACD盤は廃盤であり入手難であるが、それを探す価値は十分にあると言えるところであり、中古CD店で入手できるのであれば、多少高額でも購入されることをおすすめしておきたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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