ベートーヴェン(1770-1827)

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CD

Comp.symphonies: Walter / Columbia.so

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SRCR1728
組み枚数
:
5
:
日本
フォーマット
:
CD

内容詳細

これはワルターの遺言的産物である。80歳で現役を引退後、彼の意匠をステレオ録音すべく専属のオケが結成され、彼の死までの約5年間にわたり収録が続けられた。当全集は58〜59年の演奏。ドイツ音楽の精髄を、よくこなれた解釈と角のとれたマイルドな表現でしたためる。ワルター老境の闊達さ、自在さ、そして“枯れた”至芸であるともいえる。例えば第2番や第4番などマイナーな曲の滋味深さ、ロマンティシズムは一聴の価値あり。また特典盤のリハーサル風景は、デリケートな解釈と指示(時折歌う)に魅了される。★(弘)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. 交響曲 第1番 ハ長調 Op.21
  • 02. 交響曲第3番「英雄」変ホ長調 Op55

ディスク   2

  • 01. 交響曲 第2番 ニ長調 作品36
  • 02. 交響曲 第6番「田園」ヘ長調 作品68

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総合評価

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学生時代にCDが登場し、なけなしのバイト代...

投稿日:2013/03/17 (日)

学生時代にCDが登場し、なけなしのバイト代をつぎ込んで少しずつワルターのCDを集めて行きました。ワルターのCDを選んだのは、他より少し安かったからなのですが、後から思うと、それは本当に素晴らしい出会いでした。 オーケストラを無理なく歌わせるワルターの指揮は、ビギナーであった私にもわかりやすく、同じ曲をカラヤンの指揮で聴いたときには今まで聴き親しんできた曲とは別の、とても難解な曲を聴かされたような気がしたものでした。 ワルターのベートーヴェンは女性的で奇数番より偶数番がよいと言われていますが、それはウィーンフィルはベルリンフィルより女性的だと言った議論と同じようなものだと思います。重厚なバスを土台とした弦楽器に管楽器をからませ浮かび上がらせていくスタイルは、どの曲でも変わることはありません。 オーケストラはワルターのために新たに編成した小規模なもので、オーケストラ固有の魅力はありませんが、それだけにワルターの意思がストレートに表現されていると思います。

楽山子 さん | 北海道 | 不明

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我々の世代にとってベートーヴェン交響曲全...

投稿日:2010/09/23 (木)

我々の世代にとってベートーヴェン交響曲全曲を同一企画物で特定指揮者に求めるとすればトスカニーニ/NBC、ワルター/コロンビアSO、コンヴュチュニー/LGHO、クリュイタンス/BPO等々が身近なものでした。その中でワルターの演奏盤は少し甘いハリウッド・サウンドの好き嫌いは別にしてきっちりしていて且つ当たりのソフトな独特の雰囲気というかワルターの人柄も偲ばせるものとしてある普遍性を有した名盤かと思います。周知の通りワルターには一部入り繰りのあるものの主にNYPOを指揮した一回目と言われるものがありますが最晩年(ワルターはすでに80歳を優に超していました)特別プロジェクトによるステレオ録音企画のこの二回目にワルターは若干周囲に引っ張られ気味であっても自分の芸術生命を残す最後の意思を示した老境の様です。基本的なワルターのセンスは彼自身の著書「主題と変奏」に著しており我々もそれに触れることが出来ますが私は何となく次の亀井勝一郎の言葉を引き出したくなりました・・・「人間の生命とは何か、それは一念であると答えたい。即ち人間の一念が人間の生命だと言いたい」・・・。例によって各曲の録音年と演奏タイムを記しておきましょう。第1番(1959年@7’02A6’38B3’45C6’09)、第2番(1959年@10’23A14’31B3’50C6’54)、第3番(1958年@16’10A15’37B6’02C12’21)、第4番(1958年@9’41A9’53B6’13C5’50)、第5番(1958年@6’24A10’50B5’47C9’32)、第6番(1958年@9’48A11’53B5’42C3’41D9’41)、第7番(1961年@13’01A10’00B8’17C6’43)、第8番(1958年録音@7’37A4’21B5’48C8’37)、第9番(1959年@16’13A11’03B17’45C26’11)と夫々なっております。演奏自体はスケール感はともかくよく言われるワルターのベートーヴェンは偶数番がそのマイルドさにおいて勿論良く私はこれに加えるに奇数の第3番、第5番、第7番が単に他の演奏ではとかくベートーヴェンの雄々しい男性っぽさが強調される次元からは距離を置いており意外と気に入っております。私はバラで持って聴いており、とにかく全集として最高ランクにあげるに躊躇いたしません。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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歴史的名盤、そして普遍的に初心者にも勧め...

投稿日:2009/12/31 (木)

歴史的名盤、そして普遍的に初心者にも勧められる安定した水準を持つ名演奏。「偶数番号が優れている」「田園は歴代名盤選の常連トップ」「第一第二の風格」と、特長を語り出せば話題は尽きない。こうした演奏・レコード(記録)に批評などおこがましい。これまで何人の人たちを幸福にしてきた演奏なのだろうか? そういえば若き日の松本零士が秋葉原でレコードプレーヤーを買ったその日に、セカンドハンズ店で安く買い叩いたのがこのワルターのベートーヴェン全集だったとか。ただしマスタリングについてはひと言。最近のワルターのDSDマスタリングは音がギラつき、あまりに不自然な出来栄えで聴いていて疲れる。この1996年発売の国内盤セットはDSD前だが、それでも初めてワルターがCDで出た時の穏やかで温かな感触の響きには及ばず、響きがシャープ過ぎて不自然なハイ上がりがやや耳につく… それでも最新盤を買うよりはずっと良い。世評高いフランス盤も、音のクオリティはこの日本盤とほとんど同じなので、入手しにくい外盤を探さなくてもよいのでは、と思われる。それにしても、かつて再販価格云々が散々話題になったが、こうして国内盤の新品が割安で買えるようになったとは…

Pianist さん | 東京都 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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