空母零戦隊 文春文庫

岩井勉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167656249
ISBN 10 : 4167656248
フォーマット
出版社
発行年月
2001年12月
日本
追加情報
:
16cm,381p

内容詳細

特攻隊の掩護機として、敵艦に突っ込む者たちを見送った時の悲しみ、理不尽な上官への怒り、そして故郷に残した妻子への惜別の情。昭和15年、零戦とともに中国大陸で初陣を飾って以降、ラバウル、フィリピン、沖縄、本土と終戦まで闘い抜いた母艦パイロットが綴る血涙の空戦記録。わが青春に悔いなし。

目次 : 第1章 予科練時代/ 第2章 零戦登場/ 第3章 緒戦時代/ 第4章 「い」号作戦/ 第5章 ソロモン、マーシャルの死守/ 第6章 台南空時代/ 第7章 比島沖海戦/ 第8章 硫黄島、沖縄、終戦

【著者紹介】
岩井勉 : 大正8(1919)年京都府生まれ。昭和10(1935)年第6期飛行予科練習生として横須賀海軍航空隊に入隊。14年大村航空隊付。15年中国・重慶、成都攻撃に参加。20年8月百里原基地で終戦を迎える。終戦時少尉。最終階級中尉。戦後米穀業に従事、奈良第一食糧株式会社の代表取締役社長、会長を歴任し、平成12年に退任。現在奈良県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Mikarin さん

    零戦といえば「大空のサムライ」が定番で有名だが、著者は大戦全期間戦いぬき、終戦まで生き延びた。空母での運用法など資料的価値が高い。特攻に関しても建て前上志願ということになっているが実体は機械的に部隊をすべて投入している点など考えさせられる。その中で飛行機が故障して遅れて本隊を追いかけたら本隊は特攻に出た後で著者だけタイミングを外して生き残るなど、巡り合わせや目に見えない何かの大事さを感じさせる。

  • Hitoshi.F さん

    なるほど... 戦争体験者、特攻志願兵だからこそ書ける作品

  • えぬ氏もわるよのぉ さん

    昔読んだ本の再読。16歳で予科練に入隊した著者は、三年の基礎教育の後にようやく操縦練習を受け戦闘機のパイロットとなり、零戦の初陣にも参加し、以後終戦まで各地を転戦した。実体験者による貴重なエピソードが満載である。予科練の教育・訓練の様子も知ることができるし、同じ予科練でも甲種と乙種の戦後まで尾を引く確執の話も興味深かった。

  • ばっち さん

    本屋でたまたま見つけて何となく購入したが、読んでみて引き込まれた。予科練入隊前から終戦までが驚くほど詳細に丁寧に具体的な数字を交えて描かれている。零戦乗りで終戦までを闘い抜き、しかも零戦初空戦13名のメンバーともなれば本当に貴重な資料である。持ち前の運の強さだけでなく、筆者自身がいかによく考え工夫を凝らして戦いに臨んでいたかが読み取れる。非常に読みやすい文体で、戦闘シーンは手に汗握る。『どくとるマンボウ航海記』の北杜夫さんの文体に似ていると感じた。良書です!!

  • 兵衛介 さん

    著者岩井勉少尉は、シナ大陸での零戦の初陣にも参加、空母瑞鳳戦闘機隊員としてソロモン、マーシャル方面の激戦を生き抜き、比島沖海戦では小沢囮部隊の瑞鶴から飛び立つ。比島を脱出し、一度は特攻出撃を命ぜられるも、希有なる武運によって遂に終戦まで生き抜いた。母艦航空隊の矜恃溢れる手に汗握る空戦記である。

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岩井勉

大正8(1919)年京都府生まれ。昭和10(1935)年第6期飛行予科練習生として横須賀海軍航空隊に入隊。14年大村航空隊付。15年中国・重慶、成都攻撃に参加。20年8月百里原基地で終戦を迎える。終戦時少尉。最終階級中尉。戦後米穀業に従事、奈良第一食糧株式会社の代表取締役社長、会長を歴任し、平成12

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