CD

マーラー:交響曲第4番 ラファエル・クーベリック

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCG3950
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

収録曲   

ユーザーレビュー

総合評価

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本盤は現在販売されていませんが同演奏盤が...

投稿日:2011/07/22 (金)

本盤は現在販売されていませんが同演奏盤が別にありますので参考までに書き込みさせていただきます。マーラーの交響曲第4番は何となく魑魅魍魎的なイメージの強い彼の交響曲集の中で(たとえそれが表面的であっても)比較的明るく私にとっても一番とっつき易く親しみ易い交響曲です。クーベリックの1968年BRSOを振ってのこの録音盤もクーベリック54歳という充実期の頃でもあり又クーベリックのレパートリーの重要な位置を占めている為もあってその親しみ易さを表出した演奏となっています。演奏タイムとしては@15’47A9’04B18’47C8’01とやや全体テンポが速い運びとなっておりそれだけ少し軽々しくなった部分もあります。そう、もう少しこの曲の裏にある陰影を聴き取れたらなぁとは思いました。第4楽章で第2及び3交響曲でも使われた「子供の不思議な角笛」からの歌詞で天上の喜びを歌っているソプラノのE..モリソン(録音当時44歳とややお年をめしてはいます・・・)も素直な感じです。この楽章は変化激しい前の楽章に対する如く(時折第1楽章の鈴が入ったシャンシャンリズムが入りはしますが)比較的平穏な運びで〆の次第に穏やかに遠のいて行く有様がポイントでもありますね。戻って第1楽章クーベリックはやや軽めなタッチで(その鈴の入ったシャンシャンリズムも含めて)テンポも速め。第二テーマはふくよかに展開しますが一貫した印象は少し前のめり気味で次々進み余裕が欲しいとは思いました。マァ歓喜テーマだから元気あるのも良いかなとも・・・この辺り迷いますね。ホルン出だしの第2楽章は一音調子を上積みしたソロヴァイオリンの不気味さが特徴です。時折挟まれるピツカートの鋭さがきついですね。短調基調の楽章なのですが全体色彩感は平和なイメージに収斂して行きます。第3楽章も後段一時阿鼻叫喚の底を這えずりますが全体平安そのものでオーボエ他の管楽器の奏でるメロディからの大きな変奏方式の楽章でクーベリックはだらけさせません。こうして聴くとあくまで好みとしてはもう少し糊代もあっても良かったのではとは思いましたが素晴らしい演奏には違いありません。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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クーベリックのマーラーは一貫して絶賛して...

投稿日:2006/01/11 (水)

クーベリックのマーラーは一貫して絶賛している私ですが、この4番は、少々もの足りません。長大な難曲をコンパクトに、明晰に解釈する手腕にかけてはクーベリックは天才を発揮しますが、わりと平明な4番に於いては、それが音楽的深度・荘重さという点について煮えきらず裏目に出た感があり(特に第3楽章)、歌謡性にも欠ける。好きな指揮者だけに、残念。気楽に聴くにはもってこいなのですが。

ハンス さん | 世田谷 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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