あなたが選ぶ結末は 双葉文庫

水生大海

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575527353
ISBN 10 : 4575527351
フォーマット
出版社
発行年月
2024年03月
日本
追加情報
:
248p;15

内容詳細

最後の最後で読者がそれまで見てきたものとは違った景色を提示する「どんでん返し」。好評を博した前作、『最後のページをめくるまで』で見せた鮮やかなどんでん返しを、本作でも再び実現! 在宅勤務下で起きた事件を描く「二週間後の未来」から「真実」まで全五編を収録した驚きの短編集。

【著者紹介】
水生大海 : 三重県生まれ。2008年、『罪人いずくにか』でばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞し翌年、同作を『少女たちの羅針盤』と改題しデビュー。14年、「五度目の春のヒヨコ」で日本推理作家協会賞短編部門の候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よっち さん

    最後の最後で読者がそれまで見てきたものとは全く違った驚きの景色が提示される5つの連作短編集。裏切られた恋人への復讐、かつての同級生の死を追う週刊誌記者、財布から始まる思ってもみなかった結末、結婚式で逃げ出した花嫁を巡る顛末、食い違う証言と事件の真実。いずれも話が進んでその事情が明らかになっていくうちに、読み始めた当初の印象からどんどん見えている構図が変わってゆく展開で、読み終わってみると自分が全く違う目線でそのエピソードを見ていることに気付かされてしまう、それぞれの結末がまたなかなか効いている物語でした。

  • ろいと さん

    ★★★☆☆ 短編ミステリ5話からなる短編集。どんでん返しを売りにしつつもはっきりとした結末は描かれておらず、"あなたが選ぶ結末は"一体どうなるのか、想像を掻き立てられる。ただ、前作(と言っていいのか?)の『最後のページをめくるまで』がかなり面白かっただけにちょっとパンチが弱く感じてしまった。生保レディと老婆の交流が織り成す『それは財布から始まった』がお気に入り。

  • KDS さん

    どんでん返しが絶妙な5編の短編集。冒頭の「俺の話を聞け」と、ラストの「真実」は一つの物語。一人の男性教師の転落死を巡って関係者の証言だけを淡々と綴るスタイルで物語は進行してゆく。それは次第に三年前の未解決の殺人事件との関連が浮上してきて…?こういう体裁の作品は読み易くて結構好み。証言というものはその人物の主観によるものが大きくなるが、多くの証言を繋ぎ合わせることにより真実はどこにあるのかが見えてくる。ラストの真相は衝撃的!他にも、予測不能の展開を見せる「それは財布からはじまった」なども読み応えがあった。

  • kuro_kuroyon さん

    タイトルからすると リドルストーリー短編集なのかななのと思うが、実際には登場人物達が追い詰められた状況の中でどんな選択をするのかを問いかけけるサスペンス短編集。どんでん返しがお好きな方にお勧め。

  • minu tanu さん

    財布と探偵の話が少し面白かったですが、どんでん返しと言うには全体的に進め方書き方に難がありました。

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水生大海

三重県生まれ。2008年、『罪人いずくにか』でばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞し翌年、同作を『少女たちの羅針盤』と改題しデビュー。14年、「五度目の春のヒヨコ」で日本推理作家協会賞短編部門の候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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