超インテリアの思考

山本想太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794973870
ISBN 10 : 479497387X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
300p;19

内容詳細

「インテリア」というと、家具の選び方であったり、モダン調・ヴィンテージ調といったテイストのことだと理解されることが多い。けれど実際は私たちの生活とインテリアは切っても切り離せないものであり、普段何気なく暮らしている身の回りのすべてがインテリアだといっても過言ではない。「家づくり」が専門化されることでブラックボックス化されてしまった現代において、「建築」という専門領域と「生活」をつなぐ大気圏としてのインテリア=「超インテリア」という概念のもとに、日本の生活空間、そして都市の姿を新たに提案する。

目次 : 序章 超インテリア時代の到来(建築から超インテリアへ/ 超インテリア時代の背景1 ソトとウチの解体/ 超インテリア時代の背景2 「建てるべきではない」社会への移行/ 超インテリア時代の背景3 「普通さ」の反撃/ 超インテリア時代の背景4 コミュニケーションの多様化/ 「建築の大気圏」のなかで超インテリアを感覚する)/ 第1章 超インテリアとモノ(天井はなんの役に立っているのか/ トイレにはなぜフタがあるのか ほか)/ 第2章 超インテリアとコト(リノベーションは新築の劣化版なのか/ なぜ古い建物には抗いがたい魅力があるのか―「ノスタルジー」の源泉 ほか)/ 第3章 超インテリアの思考(超インテリアと総合性/ 「機能」と「パッケージ」 ほか)/ 結語 超インテリアは情報を減らさない

【著者紹介】
山本想太郎 : 建築家。1966年東京生まれ。山本想太郎設計アトリエ主宰。早稲田大学理工学研究科修了後、坂倉建築研究所に勤務。2004年より現職。東洋大学・工学院大学・芝浦工業大学非常勤講師。建築作品に“磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館”、“来迎寺”、“南洋堂ルーフラウンジ”(南泰裕、今村創平と共同設計・監理)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • qoop さん

    いわゆる〈インテリア〉の領域を住環境と重ね合わせて高度に専門化された生活圏のあり方を見直し、カスタマイズの余地を広げて暮らし方を見直す提言の書。東日本大震災以降、インフラや住宅に対してモヤモヤした思いを拭えずにいるが、一歩先へ進めそうな読後感。

  • ぴよぴよーーーーー さん

    建築・インテリアは利用者の目的に沿った「ソフト」であるべきで、素材や技術含め変化するもの。最初は難しい印象だったが、総論→各論→総論の順を踏んでいるため読み終えてより具体性が明らかとなった。再読予定。

  • お抹茶 さん

    プライベート性をもちつつも特定の空間や場所に制約されない,インテリアを拡張したような環境像を超インテリアとして,生活と社会との関係性を豊かに再構築していくための方法論とする。建築家ならではの,表層にとらわれない思索。ノスタルジーを喚起するものは過去そのものではなく,「現在に内在し,現在を構成している過去」であり,過去そのものを断片として保存しても,建築の大気圏がないため,ノスタルジーは発現しない。その例が,復元された東京駅舎。建材製品の寿命は作為的に意識から隠され,経年変化を当然と思えなくなると批評する。

  • yama さん

    建築のトレンドがざっくり掴めた気がする。

  • TAKAHIRO | Vlogger さん

    建築・インテリアについて学べる本。トイレにフタがあるのはなぜか?なぜ畳は絶滅しつつあるのか?素朴な疑問について解説しており、非常に興味深い。都市に生きる私たちにとって、インテリア思考は必須だと痛感した。

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