聖乳歯の迷宮 文春文庫

本岡類

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167921293
ISBN 10 : 4167921294
フォーマット
出版社
発行年月
2023年11月
日本
追加情報
:
384p;16

内容詳細

イスラエルのナザレ近郊で“キリストの乳歯”が発掘された。その歯からはホモサピエンスとは異なるDNAが検出された。人ならぬ神の実在が証明されたとして世界中で宗教ブームが湧き起こる。神とは現生人類以外の人類なのか?一方、東京の南360キロの絶海に浮かぶ“鬼の棲家”青ヶ島では、不可解な事件が起こっていた―。

【著者紹介】
本岡類 : 1951年、千葉県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、出版社に入社。81年「歪んだ駒跡」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。93年には『真冬の誘拐者』が直木賞候補となる。また、母親の介護をきっかけにヘルパー2級の資格を取得し、特別養護老人ホームに勤務した経験をもとにしたノンフィクションがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ちょろこ さん

    お宝ミステリの一冊。こういうミステリが読みたかったんだ…と満足&お宝級の面白さ。世界中が湧いた"キリストの乳歯"発掘ニュース。これだけで掴みはオッケー。主人公の記者と共に乳歯のDNAから辿る神のルーツ、拡がる仮説に興味の渦が止まらない。そこに突然投入された青ヶ島に伝わる源為朝の鬼退治伝説と親友の死。二つが螺旋のように絡み合い、どういう収束を迎えるのか、たどる楽しさがやまない。夜空に瞬くような浪漫と濃霧に隠された真実が不意に怒涛のように押し寄せる終盤はお見事の一言。何気ないエピソードの効かせ方といい、巧い。

  • yukaring さん

    宗教VS科学。〈キリストの乳歯〉とおぼしきものが発掘された事に端を発する壮大なミステリ。先が全く読めない展開と予想だにしなかった真相に驚愕する飛びきりのエンタメ小説。イエスが少年時代を送ったと言われる住居跡から発掘された子供の乳歯。その歯からはホモサピエンスと異なるDNAが検出され、人ならぬ神の実在の証明として世界中が宗教ブームに沸く。それは本当にキリストの歯なのか?そしてイエスはやはり人類以外の存在なのか?魅力的な謎に心がワクワクさせられる。青ヶ島の鬼伝説まで広がる謎がきれいに収束するラストもお見事。

  • Koichiro Minematsu さん

    キリスト、宗教、人類。アカデミックなストーリーの中にある人のエゴ。色んなものが散りばめられた謎解き。面白いじゃん!

  • きりん★ さん

    先日テレビで関がしていた「都市伝説」のイエスの生誕地の映像がずっと頭に浮かんで読んだ😁イエスの生誕地で見つかった歯🦷このDNAを科学の観点からの研究する一方、日本の青ヶ島での鬼伝説をも探る、雑誌編集者の主人公。その2つがどうリンクするのか?発掘、考古学などが好きな人はたまらないミステリー🏺知らないキリスト教の事も勉強になった。

  • Shun さん

    キリストが育ったとされる生家から発掘された”イエスの乳歯”を巡って驚きの解析結果がもたらされる。このDNA鑑定から判明したのはホモサピエンスとは異なる遺伝子配列を持つ神人類とでも形容すべき存在の証明だった。現代で神の存在が証明されたと活気づく教会に加え、人類の救済を掲げるカルトの勃興により世界は異様な空気を形成しつつあった。この神の痕跡に隠された真実の探求で、科学者とジャーナリストらはとある伝承の残る孤島へと導かれていく。本作はミッシングリンクといったテーマにロマンを感じる人に刺さるミステリかもしれない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

本岡類

1951年、千葉県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、出版社に入社。81年「歪んだ駒跡」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。93年には『真冬の誘拐者』が直木賞候補となる。また、母親の介護をきっかけにヘルパー2級の資格を取得し、特別養護老人ホームに勤務した経験をもとにしたノンフィクションがあ

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品