ものがたり洋菓子店 月と私 ひとさじの魔法 ポプラ文庫

野村美月

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591179321
ISBN 10 : 459117932X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年10月
日本
追加情報
:
280p;16

内容詳細

仕事も恋愛もぱっとしない岡野七子がたどり着いた、住宅街の洋菓子店「月と私」。そこには、お菓子にまつわる魅力的なエッセンスを引き出して、物語としてお客に届ける、「ストーリーテラー」がいた―。さまざまな悩みを抱えてお店を訪れた人たちは、ストーリーテラーの語る物語と、内気だけれど腕利きのシェフが作る極上のお菓子に心解きほぐされていく。心を甘くやさしくときめきで包み込んでくれる、おいしい連作短編集。

【著者紹介】
野村美月 : 福島県出身。『赤城山卓球場に歌声は響く』で、第3回えんため大賞小説部門最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • シナモン さん

    地球に静かに寄り添う月のように人の心にそっと寄り添う優しくてほっとするお菓子。「ストーリーセラー」語部さんの紡ぎだす物語も添えられて、一層味わい深いものに。爽やかな表紙も素敵でした。

  • 万葉語り さん

    自己肯定感の低いパティシエールが、店の前に偶々倒れていたストーリーテラーの男性を助けたことで、世界が変わる。見た目を変え、店の内装を変えて生まれ変わった月と私は人気店になり、お客さんの気持ちを明るく前向きに変えていく。レモンのケーキが美味しそうで、困った。2024-55

  • 坂城 弥生 さん

    どのケーキも美味しそう!

  • よっち さん

    様々な悩みを抱えて店を訪れた人たちを、ストーリーテラー語部の語る物語と美しいシェフ・糖子の作る極上のお菓子で心解きほぐしてゆく心に甘く優しく沁みわたる連作短編集。ぱっとしないフリーター、突如休暇を宣言した専業主婦、素直になれなかった少年の呪い、ケーキを買いに行けないシャイな中年男性、糖子の妹・麦の片思い、語部の過去、そして店が生まれ変わるきっかけとなった二人の出会い。ひとつひとつのエピソードも良かったですけど、何より語部の真摯な想いと彼に感化され変わってゆく糖子の不器用で甘い関係がとても素敵な物語でした。

  • kitten さん

    図書館本。野村さんの本は久しぶり。洋菓子店に執事のようなストーリーテラーって。でも、物語の力がすごいなあと思う。お料理、お菓子にストーリーを絡めるのは邪道だと思っていたけど、うーん、こういうのもありなのね。確かに、これだけストーリー語れれば簡単に詐欺師になれるなあ。評価、星3

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野村美月

福島県出身。『赤城山卓球場に歌声は響く』で、第3回えんため大賞小説部門最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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