ぼくと、ぼくらの夏 創元推理文庫

樋口有介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488459192
ISBN 10 : 4488459196
フォーマット
出版社
発行年月
2023年10月
日本
追加情報
:
320p;15

内容詳細

夏休みの朝、暑さと蝉の声で目醒めた戸川春一は、同級生・岩沢訓子が自殺したことを、刑事の父親から知らされる。その日の午後、酒井麻子と出会ったことで、春一は二人で訓子の死の理由を探る羽目に。二人はバイクで同級生たちを訪ねて証言を集め、事件を調べていくと、本当に自殺だったのか疑問が湧き始め…。瑞々しい文体と気だるい空気感が魅力の、青春ミステリの決定版。

【著者紹介】
樋口有介 : 1950年群馬県生まれ。國學院大學文学部中退後、劇団員、業界紙記者などの職業を経て、1988年『ぼくと、ぼくらの夏』でサントリーミステリー大賞読者賞を受賞しデビュー。1990年『風少女』が第103回直木賞候補となる。2021年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よっち さん

    暑い夏休みの朝、同級生の岩沢訓子が飛び降り自殺をしたことを、刑事である父親から知らされる高校2年の戸川春一。彼女の死を偶然に出会った酒井麻子と一緒に事件の真相を探る青春ミステリ。訓子とは中学からの親友で、高校入学後から距離をおかれて悩んでいた麻子。そんな彼女と一緒に事件の真相を探るうちに新たな事件に直面する二人。淡々としても意外と器用でそつなくこなす春一と父親の関係、意外といじらしい一面を見せる麻子とのコンビもなかなか良くて、昭和の時代感を感じながら読みましたけど、意外な真相も含めてなかなか良かったです。

  • ツバサ さん

    探偵とワトソンが高校生なのにハードボイルドの雰囲気が漂っていて、良い。味のある会話や遠回りな比喩、掴みどころのない主人公・戸川が魅力的で、真実に辿り着いた結末は見事でした。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/11/03/210000

  • ケイジ さん

    同級生が自殺した背景を探る男子高校生のお話。昭和の時代が舞台で文体が軽妙。刑事の父親が面白く、彼が主人公の話があったら読みたいくらい。

  • ソラ さん

    作者の樋口さんが亡くなられてることを初めて知った。

  • 橙なオレンジ さん

    表紙とあらすじに惹かれた。未成年ハードボイルドとでも言うような、かつて夢想した内容を35年も前に実現されていたとは驚いた。風俗表現こそ昭和らしいが、全体を通して非常に軽妙で、古臭さは感じない。ミステリとしての評価はそこそこだが、ハードボイルドや青春小説として見れば、文句なしに高く評価できる傑作。

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人物・団体紹介

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樋口有介

1950年群馬県生まれ。國學院大學文学部中退後、劇団員、業界紙記者などの職業を経て、1988年『ぼくと、ぼくらの夏』でサントリーミステリー大賞読者賞を受賞しデビュー。1990年『風少女』が第103回直木賞候補となる。2021年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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