怪談狩り 葬儀猫 角川ホラー文庫

中山市朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041140741
ISBN 10 : 4041140749
フォーマット
出版社
発行年月
2023年09月
日本
追加情報
:
256p;15

内容詳細

コロナ禍の町で、異様な格好の男を目撃してしまった主婦の体験が不思議な「面布」。幸せに暮らす一家の近所で立て続けに起きた不幸と、その共通点に震撼する「大黒柱」など、日常で遭遇する恐怖に加え、八甲田山雪中行軍遭難事件と千日デパート火災事故という2つの歴史的な事件にまつわる怪異の総括を収録。障りを危惧して伏せていた事実など、今だからこそ書けるエピソードも。実話怪談の先駆者が、土地に刻まれた記憶を語り継ぐ。

目次 : 公園のおばさん/ 流行らない店/ トンボ/ リセットするよ/ 空き缶/ ファミリー・プラン/ 絆創膏/ 葬儀猫/ 悪魔祓い/ エクソシストのテーマ/ 百三十円/ 山の集団/ 感じのいい男/ 獣臭/ 面布/ 毒じゃ、毒じゃ/ 後日譚/ 怖い三階/ 娘のユキ/ 赤いマニキュア〔ほか〕

【著者紹介】
中山市朗 : 兵庫県生まれ。怪異蒐集家、オカルト研究家、放送作家。作家育成塾「作劇塾」の塾長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ねりわさび さん

    実話怪談シリーズ9作目。主に封印状態だった山怪談などをメインに構成されている。謎の疫神、手放せない人形、千日前にまつわる話など題材は多岐にわたりシリーズの集大成にも思える。なお、ここまで書くのにブラウザが理由なく数回閉じてしまいました。収録されている、ある話だけは感想も書けないようです。ガチ話が多いので怪談に対する真摯さが試されるのでしょうか。面白かったです。

  • ヒデキ さん

    コロナ・・・ この天災とも人災とも思える事件が、人々に新しい恐怖をまだまだもたらすのではないか(気持ちの問題として、もしくは、新しい流行病として) 今回の中山さんの語り、いつも以上に怖かったです

  • モモ さん

    けっこう怖かった。「さわり」があるという話がなんとも。書くのもちょっと嫌。その人の本来の寿命がきても、まだ同じ出来事を繰り返すというのが、なんとも言えない。

  • チャッピー さん

    新耳袋で読んだ「八甲田山」の背景が数話にわたって書かれている。このシリーズは怖いを気楽に楽しむ感じで読むのだが、今作は触れてはいけないものをヒシヒシ感じて本当に怖かった。

  • chatnoir さん

    八甲田山が中心の巻かな。なかなか障りがでるんだねぇ。ロッキー山脈で同様の合同訓練をした時はアメリカさんに被害者がでて、自衛隊は先に合流地点に着いて雪合戦をして遊んでいたそうな...多分、八甲田山での訓練は生かされているよと200名近くの英霊達に教えてさしあげたい。

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中山市朗

兵庫県生まれ。怪異蒐集家、オカルト研究家、放送作家。作家育成塾「作劇塾」の塾長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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