海神の島 中公文庫

池上永一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122073760
ISBN 10 : 4122073766
フォーマット
出版社
発行年月
2023年06月
日本
追加情報
:
528p;16

内容詳細

一九九九年、沖縄。花城泉は、気が合わぬ姉と妹に挟まれ窮屈さを感じていた。ある日、祖母の漣オバァが三姉妹に告げる。誰かが海神の墓を守れ―と。三人は即座に拒否したが、二十年後、図らずも彼女たちは失われた「海神の秘宝」を追うことに。三姉妹の凄まじいまでの欲望と日米中の思惑が錯綜する、空前絶後の冒険小説。

【著者紹介】
池上永一 : 1970年沖縄県那覇市生まれ、のち石垣島へ。94年、早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス』で第六回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。97年刊の『風車祭』が直木賞候補に。17年『ヒストリア』で第八回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Y.yamabuki さん

    沖縄生まれの三姉妹が「海神の秘宝」を手に入れようと競う物語。激しい三姉妹のやり取りや言葉に、著者初読みで免疫が無く、お手柔らかにと思ってしまう。けれど馴染めば彼女達の行動力に天晴れと楽しめる。沖縄の歴史や現状に触れながらのエンターテイメント。時折シリアスな問題が顔を出す。これが作者の描きたかったことか。領土争いの愚かさ、沖縄の現状の複雑さ。美しい海のリゾート地だけではない沖縄。地元の人達の複雑な立ち位置や想いの一端を垣間見られて良かった。解説の「宝探し」とは、自分にとっての誇りや矜持を…が心に残る

  • 海燕 さん

    20年余り前に読んだ著者の「風車祭」は、沖縄の鮮やかな色彩と共に強く記憶に残っていて、いま一度読み返したいと思う数少ない作品だ。本作「海神の島」は文庫で500ページを超えるが、パワフルなことこの上ない。下劣な表現も多くこれが中公文庫?とも思う。三姉妹がオバァの言い付けに従って「海神の宝」を探して奔走する。東京、沖縄、台湾‥と文字通り飛び回るのだが、著者のユーモラスな筆致は健在でとにかく可笑しい。が、単にそれだけではなく、現代の沖縄がはらむ問題を浮き彫りにもする。注目する作家の1人であると改めて確認した。

  • 活字スキー さん

    【きっと明日は輝く未来 SHINY DAYS! NEVER CRY! NEVER CRY!】いや泣くわこんなもん。著者の荒ぶる島人魂が炸裂するノンストップ・エンタメの傑作。桁外れのスペックを誇るスーパーウーマンが縦横無尽に暴れ回るのはお約束、ヒロインが一人でも大概ハチャメチャなのに今回はクセつよ三姉妹が「海神の秘宝」を巡って国際問題にまで発展する大乱闘&大冒険! どこまでもクソな現実をフィクションでブチのめす、これが池上永一のLOVE OKINAWAエンタメじゃい!

  • ヨシ さん

    「海神の秘宝」を見つけた者に5億円の遺産が残される。仲の悪い汀(エロ…銀座のやり手ママ)・泉(処女…真面目な学者)・澪(ロリ…地下アイドル)の三姉妹が、それぞれの得意分野で宝探しに疾駆する!漫画的なジェットコースター本で、三人のキャラだちがすごい。特にエロ(あだ名)の人たらし術はずば抜けていて、銀座のママは天職。作者の社会的な主義主張がかなり書かれているため、反発をおぼえる読者も多そう。ストーリーの着地はおさまりどころをはずしているように感じた。マスコミ絶賛の話題作で面白かったけど、ちょっと残念でした。

  • 嘉江☆海★山♫ さん

    池上永一さん!今回も最高でした。たぶんあと一冊で池上先生の本をすべて読んでしまいます(>人<;)これからも素晴らしい作品をたくさんよろしくお願いします。

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池上永一

1970年沖縄県那覇市生まれ、のち石垣島へ。94年、早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス』で第六回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。97年刊の『風車祭』が直木賞候補に。17年『ヒストリア』で第八回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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