メキシコ古代都市の謎 テオティワカンを掘る 朝日選書

杉山三郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022631251
ISBN 10 : 4022631252
フォーマット
出版社
発行年月
2023年06月
日本
追加情報
:
216p;19

内容詳細

紀元1〜6世紀、メキシコ中央高原に栄えた古代都市、テオティワカン。「月のピラミッド」「太陽のピラミッド」「羽毛の蛇ピラミッド」「死者の大通り」などを配す壮大な計画都市であった。どんな民族が、いかなる言葉を話し、何を規範にピラミッドや施設をつくったのか。約25平方キロの範囲に10万人ほどが住んだとされるが、どのような政治体制で人びとをコントロールしていたのか。謎だらけの都市である。20世紀以後の発掘調査の成果によって、テオティワカン人は複雑な天体の動きに魅了され、変わりゆく環境を敏感に察知し、都市を発展させていったことがみえてきた。半生を現地調査にささげた著者が、テオティワカンの歴史に考古学の戦略で肉薄し、様々な角度からデータを読み解く。

目次 : 1章 新大陸に生まれたもうひとつの文明(出アフリカから文明の発祥へ/ メソアメリカの都市文明/ 古代計画都市テオティワカン)/ 2章 ピラミッドを掘る(調査にあたって/ 「月のピラミッド」を掘る/ 「太陽のピラミッド」を掘る/ 「羽毛の蛇ピラミッド」を掘る/ 計画都市テオティワカンの象徴性)/ 3章 新テオティワカン像と文明再考(権力の所在/ 王権の変容/ ヒトの時空間認知と進化/ 戦争と王権)

【著者紹介】
杉山三郎 : 1952年静岡県生まれ。東京経済大学卒。アリゾナ州立大学研究教授、岡山大学文明動態学研究所特任教授。愛知県立大学名誉教授。博士(アリゾナ州立大学、人類学)。メキシコ国立人類学歴史研究所(INAH)にて考古学調査に従事。マヤ、メキシコ中央高原の遺跡、アステカ王国の大神殿遺跡などで調査。テオティワカン研究を43年間継続中。英・西語の著書多数。ハーバード大学H.B.ニコルソン・メソアメリカ研究優秀賞受賞(2016)、瑞宝小綬章受章(2023)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • やいっち さん

    近年、テレビでメソアメリカの古代都市の話題が増えている気がする(NHKだけか)。21日もテレビをオンにしたら、偶然「上白石萌音のはるかなる古代文明 マヤ - NHK」だった。途中からだったが思わず録画して観た。  

  • 鯖 さん

    テオティワカンに来てはいけない。その魅力に取り憑かれて離れられなくなるから。埋葬墓でピューマや狼、ジャガー、ガラガラ蛇等の凶暴な生きたまんまの動物と一緒に、ひとりだけ生贄でいれられた人、気の毒だなあ…。しかし南米の遺物ってどこのものも味があってとてもいい。生贄は怖い。

  • ジュンジュン さん

    テオティワカンに来てはいけないと著者は言う。その魅力に取り憑かれて離れられなくなるから。本書は40年以上魅了されている考古学者の記録。考古学とはなんと長く険しい道のりなのだろう。膨大な労力と時間をかけて得るのは、僅かな真実の欠片。その積み重ねの日々。なぜ続けられるの?きっとこう答えると思う。そこにテオティワカンがあるから。杉山三郎、考古学者、或いはロマンティスト。

  • やいっち さん

    近年、テレビでメソアメリカの古代都市の話題が増えている気がする(NHKだけか)。21日もテレビをオンにしたら、偶然「上白石萌音のはるかなる古代文明 マヤ - NHK」だった。途中からだったが思わず録画して観た。  

  • 左近 さん

    国立博物館の特別展示を監修した研究者が、豊富な図版と共に発掘の成果を解説。メソアメリカの歴史については、自分も大いに関心はある一方、チチェンイツァ、テオティワカン、テノチティトラン…何となく遺跡名は知っていても、詳細については暗いまま。正確な天文測量に基づくピラミッド状建造物が、何度も重層的に拡大されていたとか、盗掘用トンネルとは違う、埋葬儀礼用につながる通路の位置が持つ意味、そして、生贄が予想以上に多く行われていたこと等、実に興味深く読んだ。更なる研究の進展に期待大。

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杉山三郎

1952年静岡県生まれ。東京経済大学卒。アリゾナ州立大学研究教授、岡山大学文明動態学研究所特任教授。愛知県立大学名誉教授。博士(アリゾナ州立大学、人類学)。メキシコ国立人類学歴史研究所(INAH)にて考古学調査に従事。マヤ、メキシコ中央高原の遺跡、アステカ王国の大神殿遺跡などで調査。テオティワカン研

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