ブラームス・ヴァリエーション

新保祐司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865783841
ISBN 10 : 4865783849
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
追加情報
:
336p;20

内容詳細

ブラームスを通して歌う“近代への挽歌”。コロナ禍の逼塞の日々に、にわかに耳を打ったヨハネス・ブラームス(1833‐97)。ベートーヴェン以後、近代ヨーロッパが黄昏を迎える19世紀を生きたこの変奏曲の大家の、ほぼ全作品を「一日一曲」聴き続ける。音楽の主題から、文学・思想・人間・世界・文明へと自在に「変奏」を展開し、現代への批判の視座を見出す、文芸批評の新しいかたち。

目次 : 第1部 ブラームス・ヴァリエーション(「僕はただ物の哀れへ浸ることのいよ深きを希求するばかりだ。」(中原中也「日記」一九三四年、二十七歳)/ 「人類の最善は第十九世紀を以つて言尽くされたのではあるまい乎。第二十世紀に入りて世はハツキリと末世に入つたやうな感がする。」(内村鑑三「日記」一九二六年三月十八日)/ 『西洋音楽史を聴く―バロック・クラシック・ロマン派の本質』を読む/ 「わが国の近代文学の青春を、永遠の若さのままで記念する双児の星座といえましょう。」(中村光夫))/ 第2部 ブラームス全曲をめぐる手記(交響曲第1番 ハ短調 作品68(8月2日)/ 交響曲第2番 ニ長調 作品73(8月3日)/ 交響曲第2番の四手ピアノ用編曲版(8月4日)/ 交響曲第3番 ヘ長調 作品90(8月5日)/ 交響曲第4番 ホ短長 作品98(8月6日) ほか)

【著者紹介】
新保祐司 : 1953年生。東京大学文学部仏文科卒業。文芸批評家。2007年、第8回正論新風賞、2017年、第33回正論大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Fondsaule さん

    ★★★☆☆ 前半は自分の知識の足りなさを痛感させられながらの読書。 後半ようやく楽しめる読書に。 でも、共感できるところは少なかったなぁ。

  • コチ吉 さん

    ブラームスの音楽に「物のあはれ」を聴き、シェーンベルク以後の現代音楽を一刀両断するのは、多くの霊感に満ちたシェーンベルク以後のいくつかの音楽を愛する私には同感できないところ。しかし歳を重ねるに連れ、ブラームスの音楽へ一層傾倒している自分に気付く。私にもアラウの「ヘンデルヴァリエーション」ばかり聴いていた時期があった。グールドの「間奏曲集」は曲と演奏家の最も幸せな邂逅。

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新保祐司

1953年生。東京大学文学部仏文科卒業。文芸批評家。2007年、第8回正論新風賞、2017年、第33回正論大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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