CD

Ray Bryant Plays

Ray Bryant (レイ ブライアント)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOCJ6810
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

かつて「幻の名盤」と謳われピアノ・コレクターの垂涎の的として探されたレイ・ブライアントの「Signature」原盤のピアノ・トリオ盤。海外ではシングル盤に収録された“リトル・スージー”が収録され、同じ日のフォト・セッションの別のアングルの写真が使用されたジャケットで発売されて、コレクターたちの話題を呼んだ作品。
 1959年10月29日、11月5,6日録音。
レイ・ブライアント(p)トミー・ブライアント(b)オリヴァー・ジャクソン(ds)


 このリリースではオリジナル通りの12曲が収録され、現代最高のマスタリング技術で再生された。ベースのバランスが曲によってややバラケているのはオリジナルの録音時の方法によるものだろう。

 レイもオリバーもやや重心の高い音作りとなった分だけ、ブルース感覚がモダンに感じられる。1959年とい時代から言うとブライアントにとっては多くの録音に参加して、非常に乗っていた時代の演奏で、「New Jazz Lebel」への諸作の直後であり、名作『Little Susie』録音の3ヶ月前のプレイになる。演奏は全曲が素晴らしいが、続けて聴いていけば分かるように、レコード時代のB面、CDでの後半部分が特に素晴らしい。HIJに置ける演奏はまさに前述の「Colummbia」盤の演奏に匹敵する、掛け値なしにレイのベスト・プレイの一つに違いない。チョット注意深く聴けば録音バランスも修正されており、中でも“A列車で行こう”におけるソロ・ワークは、原曲が持つ躍動感、エリントンがこの作品で表現したかったエネルギー感と「タイム感覚」を見事にピアノ・トリオで表現したレイの生涯のベスト・プレイ10に入るだろう。

 基本的にレイの演奏は、左手のコード、ベースラインの使い分けと、右手のソロ・ラインの重なり方のいくつかのパターンでなりなっており、ソロ・ピアノを聴くとよく分かるのだが、微妙なタイミングの“づれ”によって、聴くもののブルース衝動を引き起こす見事に完成されたスタイルだ。

 50年代中期の諸作ですでに確立されたこの手法が、この作品の後半部分では、さらに磨きをかけて完璧な「タペストリー」を描いている。本作の利き所はまさにこの“織り込み方”を聴くことで、レイが50年近くに亘って、魅力を失わないことの「秘密がここにある。

 したがって、A面8星B面10星、平均9星が妥当な評価だろう。

内容詳細

1959年録音のトリオ・アルバム。超名盤ではないが、ジャズ・ファンの間では常に人気の高い1枚。テディ・ウィルソンをモダンにしたようなレイの独特のタッチと小気味よいバッキング演奏が高く評価されている。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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いわゆる誰でも知っている作曲家の曲を、バ...

投稿日:2008/01/23 (水)

いわゆる誰でも知っている作曲家の曲を、バランス良く選び自分の解釈で演奏している。決して良いメロディなどは崩さず、かなりメロディに忠実に弾いている。過剰な表現がないぶん、聴きやすくて飽きさせない。ちなみに、この時代の録音にしてはモノラルというのは残念。

rocket-88 さん | 東京都 | 不明

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