アイドル・スタディーズ 研究のための視点、問い、方法

田島悠来

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784750353234
ISBN 10 : 475035323X
フォーマット
出版社
発行年月
2022年09月
日本
追加情報
:
216p;21

内容詳細

アカデミックにアイドル研究を行うことの意義と可能性とは―文化現象から社会を問いなおす。

目次 : アイドル・スタディーズへの招待/ 第1部 アイドル研究の展開(「アイドル」はどのように論じられてきたのか/ アイドルは労働者なのか―「好きなこと」を「やらせてもらっている」という語りから問う ほか)/ 第2部 アイドルのジェンダー/セクシュアリティ(異性愛規範と「恋愛禁止」はいかに問い直されるか/ 性を装うアイドル―演じる/演じない手段として ほか)/ 第3部 ファン研究の射程(語る方法としてのアイドル関連同人誌/ アイドル文化におけるチェキ論―関係性を写し出すメディアとして ほか)/ 第4部 アイドル研究領域の拡大(日本文化としてのアイドル―インドネシアの動向を事例に/ 「異なる文化圏のアイドル」はいかに評価されるか―日韓合同K‐POPオーディション番組『PRODUCE 48』を事例として ほか)

【著者紹介】
田島悠来 : 帝京大学文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 中玉ケビン砂糖 さん

    「学際的で位置付けが難しいから……」と軟着陸してしまいたい気持ちは痛いほどわかるが、「読めるレジュメをとにかく集めてきました」という雑駁さがやはり拭えない。一昔前に「ボカロ論」や「メディアミックス論」が流行って悉く消えていったが、社会学者が「最近の若者論」めいたパッケージを語るよりは「ちゃんと真面目に」書いているので、こうして一冊の論考集ができたことに収穫はあるのだろう。「メディアとしてのアイドル」と「それが生み出す社会・個人の様相」を主軸に論旨展開を試みているが、

  • 崩紫サロメ さん

    「アイドル」をとりまく諸現象をアカデミックに扱うための入門書。編者はマスメディア/コミュニケーション研究やカルチュラルスタディーズの視座からの方法を提示するが、共著者によって様々な視点や可能性が提示される。「感情労働」という視点から「労働者」としてのアイドルに関する視点、また、ファンの「感情労働/感情管理」の問題への指摘、日韓アイドルの比較(韓国=実力、日本=魅力というステレオタイプへの疑問)、台湾の社会運動のリーダーがアイドル化される例から「アイドル」を問い直すなど様々なアプローチが提示されている。

  • またの名 さん

    「好きなタイプは?相手は?さあ答えて」の質問をのらりくらり避ける場合に性別志向も含まれる多様化の一方、やりがい搾取の低賃金労働みたいな普遍的問題が今も続くジャンルの学問的研究。台湾ジャニオタ中学教師が授業の合間にSNSで海を越え必死にジャニ情報を収集し、ジャカルタのJKT48では過酷な活動にスト抗議を決心するメンバーに対しやりたいことをやって権利まで主張すると感じて日本出身メンバーが「あきれる」。台湾ひまわり運動で盛り上がった政治情勢にもアイドルファン心理としてしか理解できない現象が起き、世界を覆う文化。

  • アルパカメタル さん

    こういう本、もっともっと出てほしい。台湾のひまわり運動の章があるのがアカデミックだなあ、と。

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田島悠来

帝京大学文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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