その殺人、本格ミステリに仕立てます。

片岡翔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334914752
ISBN 10 : 4334914756
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
追加情報
:
308p;19

内容詳細

音更風゛(おとふけぶう)は、「館」シリーズ全十作で知られるミステリ作家の一家にメイドとして就職した。だが一族は揃って不仲で、後を継ぐ兄妹間で殺人計画が持ち上がっている。風゛は殺人を止めるべく、計画を請け負った男・豺に接触し、死者を出さない「新・殺人計画」を考案。しかし計画当日、二人を嘲笑うかのように予想外の人物が殺されてしまい…。「館」という閉鎖空間で起こる殺人事件―。本格ミステリの「王道」を逆手に取った怒涛の展開は全ミステリファン必見!

【著者紹介】
片岡翔 : 1982年、北海道生まれ。映画監督、脚本家、小説家。2010年、短編映画『くらげくん』(監督・脚本)が全国各地の映画祭で7つのグランプリを含む14冠を達成。’14年に初の長編映画『1/11じゅういちぶんのいち』(監督・脚本)で商業映画デビュー。脚本家としても精力的に活動を続ける。’17年、初の小説『さよなら、ムッシュ』を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • タイ子 さん

    よくある孤島のクローズドミステリ。ただ、違っているのは殺人計画を有料で請け負うミステリプランナーなる存在。殺人なんてさせないと登場するのが、音更風という女性。風に濁点を打って「ぶう」と読む。孤島に集まった一家は「館」シリーズで一世を風靡したというミステリ作家の血縁者。この家族、揃いもそろって一癖ありの不仲同志。一家のメイドの風がプランナーにお願いして死者を出さない殺人計画を立てる。だが、殺人は起こる、連続して。それを解明していく風とプランナーの会話は笑える。終盤でたたみかける風の推理と真相になるほど!

  • aquamarine さん

    亡くなった作家一族の殺人計画を請け負った・豺は依頼された殺人を本格ミステリ風に仕立てるプランナー。作家一家にメイドとして雇われた・風゛がその殺人を食い止める提案をし…。そして起こる孤島の館での殺人事件。豺の計画をドジでぶっ潰す風゛?それとも事件を解決に導くホームズとワトソン?…軽くさらっと読むつもりが思いがけずしっかり本格だった。犯人は違和感の塊だったのでわかりやすい。読後、ネメシスの脚本家さんと知り、納得。ドタバタとの塩梅は映像の一本と思ったら丁度よさそう。キャラの色がはっきりしていて、読みやすかった。

  • 雪紫 さん

    天狗館の殺人。または鬼人館の殺人(別名九角館)。そして亡霊館の殺人。最初は殺人計画を知ったものによる犯行阻止計画だったのにーー亡きミステリ作家が建設した自作に登場の館が舞台の(それも館シリーズパロ!)ミステリ好きなら行きたいシチュエーションで行われる連続殺人。主人公コンビ、推理は有能なのにとぼけたノリの漫才でゆるゆるテンポでぐいぐい読ませて、手堅い作品で作中の館もミステリシリーズも魅力的。生き残りも強くなって、救いあり。あ、「ネメシス」の監督だったのか・・・。ブーちゃん実写になれば浜辺美波似合いそう。

  • yukaring さん

    まるでアニメのキャラのようなユーモラスな主人公に油断するがかなり骨太な本格ミステリ。亡くなったミステリ作家・鳳亜我叉が建てた館で起こる殺人。落ちていたのは「その殺人、本格ミステリに仕立てます」と書かれた名刺大の紙。探偵志望の少女・音更風゛(おとふけぶう)は鳳亜我叉の記念館にメイドとして就職するが、殺人計画を聞きつけて孤島のクローズドサークルに飛び込みミステリープランナー豺と共に大奮闘。ユーモラスな風゛に引っ張られすぎてミステリ度が下がっている気がするのが残念だがミステリ愛に溢れる設定と驚きの展開を楽しめた

  • さっちゃん さん

    マーダーミステリーゲームが本物の殺人事件に…というミステリ好きには堪らないシチュエーションで開幕。主人公「ぶう」とマーダーミステリープランナーの豺(やまいぬ)のコミカルな掛け合いに油断していたら、あれよあれよという間に孤島クロサーでの本格ミステリへ突入。いや〜面白かった! 最初はぶうのドジっぷりにイラっとしたけれど、段々クセになって可愛く思えてきたし、豺もカッコいい! 作中に登場する館シリーズ、題名だけでゾクゾクしちゃう。読んでみたいなぁ。/館リスペクトと、本格ミステリのお約束と愛にあふれた楽しい一冊。

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片岡翔

1982年、北海道生まれ。映画監督、脚本家、小説家。2010年、短編映画『くらげくん』(監督・脚本)が全国各地の映画祭で7つのグランプリを含む14冠を達成。’14年に初の長編映画『1/11じゅういちぶんのいち』(監督・脚本)で商業映画デビュー。脚本家としても精力的に活動を続ける。’17年、初の小説『

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