在原業平殺人事件 中公文庫

山村美紗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122072381
ISBN 10 : 4122072387
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;15

内容詳細

早川明子は通称「在原業平の寺」十輪寺で大学助教授の細川和也と知り合い、彼の所属する文学部の新年会に誘われた。そこで出席者の一人が毒殺される。さらに長岡京跡でも遺体が…。派閥抗争か、学説の対立か、それとも教授の令嬢をめぐる愛憎劇か。山村美紗の遺作を西村京太郎が書き継いだ、ミステリー界二大巨頭伝説の合作。

【著者紹介】
山村美紗 : 京都府京都市生まれ。京都府立大学文学部国文科卒業。教師として教壇に立つかたわら、1967年ごろから執筆活動を始め、テレビドラマの脚本などを担当。70年「京城の死」(『愛の海峡殺人事件』と改題)で江戸川乱歩賞候補になる。74年『マラッカの海に消えた』で本格デビュー。83年『消えた相続人』で日本文芸大賞受賞。92年に京都府文化賞功労賞、京都府あけぼの賞受賞。96年9月没

西村京太郎 : 1930年東京生まれ。63年オール讀物推理小説新人賞「歪んだ朝」で推理作家としてデビュー。65年『天使の傷痕』で第一一回江戸川乱歩賞を受賞。81年『終着駅殺人事件』で第三四回日本推理作家協会賞を、2004年にはミステリー小説界での多大な功績が称えられ、第八回日本ミステリー文学大賞を、10年には長谷川伸賞を、19年には「十津川警部」シリーズで第四回吉川英治文庫賞を受賞する。2022年3月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しのさー さん

    山村美紗、西村京太郎の合作 伊勢物語や短歌、京都のお寺に詳しくなくても楽しく読めた 美男美女ばかりの2時間サスペンスそのものという感じ 西村京太郎さんが書き継いだとあり、どのあたりから交代したのかわからないほど、すんなり読めた 細川と明子は婚約をかなり早々と決めるんだなぁと思った 「今、流行してるものや、新しく出たファミコン」があって「携帯電話」も普通に出てくるのがなんか面白かった キムタクもまっ青くらいの美男子が業平の墓のうしろから出てきたことが1番の驚き

  • 小梅さん。 さん

    ばりばり昭和なお話だなーと思ったけど、30年ほど前の作品なので、平成になってからのものではあるようで。 まぁ、懐かしい山村美紗さんなので、そう感じてしまうのだろうな。 未完の作品に西村京太郎氏が解決編を書いたもの。 30年以上前にはずいぶん読んだお2人なので、懐かしく感慨深い。 在原業平については、通り一遍の知識しかないので、そういううんちくが語られるのも興味深い。 当時としても価値観は古臭いのではないかと思うけれど、それも含めて山村作品。

  • まり さん

    図書館本。西村京太郎が引き継いだ作品。でも山村美紗の今まで雰囲気がちゃんと入っていて楽しく読めた。在原業平に関しては、ほとんど知識がなかったので…そこがちょっと手こずって時間がかかってしまった。明子は、やっぱり片平なぎさをイメージしちゃうし狩谷警部はやっぱり若林豪を思い浮かべてしまう。でも、それが余計に何となく楽しい。

  • まいさん さん

    山村美沙の遺作を西村京太郎が書き継いだ本作。どこから書き継がれているのか気が付かないほどすんなりと読了。事件の背景に織り込まれた在原業平に関する謎や和歌、伊勢物語には興味をそそられた。

  • いづむ さん

    山村美沙氏が急逝され、西村京太郎氏が後を引き受けて完成させた本作。生前の交友の賜物か、かなり「シームレス」です(そういう目で見ると西村氏の担当部分は句点の付け方に彼の特徴が出ているかな、という程度)。名門大学研究室の出世争いと恋愛関係が絡む駆け引きに加えて、在原業平の人間関係が絡み合うのが面白い。和歌や古典文学、日本史の背景が織り交ぜられているせいか俗っぽくなりすぎない、その匙加減もすごい。堪能しました。

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山村美紗

京都府京都市生まれ。京都府立大学文学部国文科卒業。教師として教壇に立つかたわら、1967年ごろから執筆活動を始め、テレビドラマの脚本などを担当。70年「京城の死」(『愛の海峡殺人事件』と改題)で江戸川乱歩賞候補になる。74年『マラッカの海に消えた』で本格デビュー。83年『消えた相続人』で日本文芸大賞

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