長い江戸時代のおわり 「まぐれあたりの平和」を失う日本の未来

池田信夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784828424231
ISBN 10 : 4828424237
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;19

内容詳細

令和を「劣化平成」にしないために。自由で強い社会への道筋を示す。

目次 : 第1章 軍事―ウクライナ戦争で「平和主義」は終わるのか/ 第2章 政治―「自民党一強」はいつまで続くか/ 第3章 経済―「円安・インフレ」で暮らしはどうなるか/ 第4章 環境―「エコ社会主義」に未来はあるか/ 第5章 中国―膨張する「ユーラシア」とどう向きあうか/ 第6章 提言―日本の未来も「長期楽観」で

【著者紹介】
池田信夫 : 1953年生まれ。東京大学経済学部卒業後、日本放送協会(NHK)に入局。報道番組「クローズアップ現代」などを手掛ける。NHK退職後、博士(学術)取得。経済産業研究所上席研究員などをへて現在、アゴラ研究所代表取締役所長

與那覇潤 : 1979年生まれ。2007年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。当時は歴史学者で、専門は日本近現代史。地方公立大学准教授として7年間教鞭をとった後、17年に病気離職。新型コロナウイルス禍での学会の不見識に失望し、21年刊行の『平成史』(文藝春秋)を最後に歴史学者の呼称を放棄した。20年、『心を病んだらいけないの?』(斎藤環氏との共著、新潮選書)で小林秀雄賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ころこ さん

    親子ほど世代が違う意外な組み合わせだが、アイロニカルで党派的な動きを嫌い、反権威的な点が共通している。本書のタイトルは與那覇の『中国化する日本』の着想から来ている。中国化の反対概念は江戸期の日本だ。第2章政治で、自民党を庶民が一家ごとに「普通通りの仕事をすれば、食べていける」という価値観を近世史の用語「百姓成立」で例え、野党は鎖国体制による護憲という現状維持の補完勢力と例えている。第6章提言の終わりのところで「長い江戸時代のおわり」に触れている。日本における画期は応仁の乱と高度経済成長で、高度経済成長が「

  • 軍縮地球市民shinshin さん

    池田信夫氏と與那覇潤氏との対談。軍事・政治・経済・環境・中国・提言の6項目について対談しているが、「縦横無尽」とは言い難く、日本国内を中心に討論している。ただ日本国内での議論とはいっても「日本中心」「日本からの視点」との印象は持たなかった。どうも議論が小幅に終始している。変な話だがこれが保守派の対談だと欧米や露中、韓国や北朝鮮などの諸外国の動向がもっと俎上に登るだろう。その上で「わが国はどうすべきか?」という話になるはずだ。今回のウクライナ戦争によって巻き起こった左派界隈の混乱と分断(親露か反プーチンか)

  • 九曜紋 さん

    かつてNHKに勤務し、博士号を取得した池田信夫氏と(元)歴史学者の與那覇潤氏の対論集。ウクライナ戦争から中国の近未来、そして平成という長期停滞を過ごした日本の今後の在り方まで、該博な識見を披瀝しあう。こうした対論にありがちな左派同士の非現実的な理想論に陥ることなく、私からみればニュートラルな立ち位置で議論を展開しているところはポイントが高い。250年間の平和な江戸時代に固執しがちな日本という国が、その軛を打破できるのか、考えるヒントを与えてくれる。

  • あるまじろの小路 さん

    長い経済停滞と一向に進まない改革、このような日本の状態を「長い江戸時代」に喩える辛辣な二人の対談です。ベストセラー『失敗の研究』をさらに上書きする数々のエピソードの解説には頷くことばかりで、我が意を得たりとスカッとさせられますが、かと言ってこれから日本は、私たちはどうしたらいいのかと思うと途方に暮れてしまいます。

  • 石光 真 さん

    原発、京都議定書、円安、2015年の乱闘国会コメディー、グレタ斎藤、バウチャー、ベーシックインカム。タイトルは与那覇を立てているが、基本的に池田。前対談よりずっと読みやすい。目新しかったのは2人の長期的楽観論。

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池田信夫

1953年生まれ。東京大学経済学部卒業後、日本放送協会(NHK)に入局。報道番組「クローズアップ現代」などを手掛ける。NHK退職後、博士(学術)取得。経済産業研究所上席研究員などをへて現在、アゴラ研究所代表取締役所長

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