人はなぜ戦争を選ぶのか 最古の戦争史に学ぶ人が戦争に向かう原理

トゥキュディデス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784866515427
ISBN 10 : 4866515422
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
248p;18

内容詳細

ウクライナ危機、米中対立も分かる!「人と戦争の本質」が詰まった人類最古の戦争記録『戦史』の超入門書。

目次 : 序章 ペロポネソス戦争と『戦史』/ 第1章 戦争の正当化/ 第2章 国のために死ぬこと/ 第3章 戦争の責任/ 第4章 正義と実利/ 第5章 強者と弱者/ 第6章 リスクと楽観/ 日本語版解説 時代を超えた教訓に満ちた『戦史』

【著者紹介】
トゥキュディデス : 紀元前460年頃〜紀元前400年頃。古代ギリシアの代表的歴史家の一人。ペロポネソス戦争を扱った歴史書『戦史』の著者。ペロポネソス戦争が開戦した当初より、この戦争が史上特筆に値する大事件となることを見越して、歴史記述の作業に取りかかる。紀元前430年から2年あまりアテネで流行した疫病を生き抜き、生涯を『戦史』の執筆に費やした

ジョハンナ・ハニンク : ブラウン大学准教授。ロードアイランド州在住

太田雄一朗 : 上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業。大学卒業後はスポーツ業界で翻訳やWEBサイトの制作を経験し、その後はゲーム業界でローカライズに携わる。『最古の戦争史に学ぶ人が戦争に向かう原理 人はなぜ戦争を選ぶのか』が初の翻訳書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Koichiro Minematsu さん

    本書は古代ギリシャで起きたペロポネソス戦争を「戦史」として記述したトゥキュディディスの和訳解説本。戦史の中心は当時の指導者や権力者の演説だが、ロシアのウクライナ侵略のバックにあることを考えるには面白い本と言える。戦争(戦い)が起きるのは、端的に言ってしまうと相手を悪魔化することとナショナリズムである。人の都合である。

  • ta_chanko さん

    2500年前から人間の本質は変わらない。そして民主政治の危うさも…。雄弁な政治家に大衆が煽動され、過激な政策を採ってしまうことが、国家にとってどれだけ危ういことか。また、そういう空気の中で国のために命を捨てることが美化されていく。一時の感情や群衆心理に流されず、長期的展望を見据えて国策を決定できるか。それが民主政治には可能か。英雄ペリクレスでも、国家や民衆を適切に導くことは難しい。そして現代世界は衆愚政治に陥っているように見える。

  • 勝浩1958 さん

    権力を掌中に収めた為政者は紀元前450年頃と今を比べても、全く進歩していないことが分かります。プーチンしかり、習近平しかり、トランプしかり。

  • ネコ虎 さん

    アテネとスパルタの戦いにおける、強気又は慎重派の政治家や将軍の演説を通して戦争に対する態度をツキジデスが描く。2500年前のことながら各演説をウクライナ戦争との類比により評価しながら読み進めた。アテネが米でスパルタが露か。アテネ(米)の民主主義がいかにもろく、戦争を引き起こしたかが分かる。それにしても解説の茂木誠は、全くウクライナ戦争理解が浅いのが情けない。ロシアことが全く分かっていない。翻訳者の太田も同様、プロパガンダをそのまま信じ込んで後書きを書いている。

  • みのくま さん

    欧米人がペロポネソス戦争を現代の国際情勢に当て嵌めたくなる気持ちは理解するが、見えなくなっているものが多いと感じる。「トゥキュディデスの罠」という格言で侵略国家アテネの呪縛から逃れたつもりだろうが、次はスパルタという「都合のいい他者」に同一化しようとする。アテネの帝国主義が時代に合わなくなったので、今度は一国平和主義のスパルタをモデルに変えたにすぎない。本書もある程度批判的とはいえその流れに無縁ではないわけだが、そろそろ古代ギリシアひいてはトゥキュディデスを、そのようなバイアスから解き放ってやるべきだろう

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