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HMV レビュー
1956〜64年ステレオ録音。フランスの生んだ巨匠、ピエール・モントゥー[1875-1964]は、若い頃から『春の祭典』『ペトルーシュカ』 や『ダフニスとクロエ』の初演をおこなうなど華々しい活躍をみせ、その後もバレエにオペラにコンサートにと縦横無尽の活躍ぶりをみせていましたが、そのエネルギーは、最晩年になっても衰えることが無く、むしろ長い年月をかけて豊富に蓄積された経験と知恵により、演奏内容はどんどん深く豊かになっていったといいますから、その実力、音楽性の確かさには恐れ入るほかありません。
レパートリーも広く、当セットにも、代表的レパートリーであるロシア物やフランス物はもちろんのこと、ブラームスやシベリウスの交響曲、エルガーのエニグマ変奏曲に至るまで、豊麗な美を実感させずにはおかない格調高く力強い名演奏が数多く収められています。
なお、収録作品の多くはジョン・カルショーがプロデュースしており、ステレオ初期の録音としてはかなり状態が良いのもポイントです。
CD1
1.バッハ:管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067
2.グルック:精霊の踊り
3.モーツァルト:フルート協奏曲 ニ長調 K.314
クロード・モントゥー(Fl)
ロンドン交響楽団
録音:1963年
4.ハイドン:交響曲 第101番 ニ長調 『時計』
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1959年
CD2
ブラームス
1.悲劇的序曲 作品81
2.大学祝典序曲 作品80
ロンドン交響楽団
録音:1962年
3.交響曲第2番 ニ長調 作品73
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1959年
CD3
ドビュッシー
1.『牧神の午後への前奏曲』
2.夜想曲より『雲』『祭』
ロンドン交響楽団
録音:1961年
3.管弦楽のための映像
4.交響的断章『聖セバスティアンの殉教』
ロンドン交響楽団
録音:1963年
CD4
1.ストラヴィンスキー:バレエ組曲『火の鳥』(1919年版)
録音:1957年
ラヴェル
2.ラ・ヴァルス
3.バレエ音楽『マ・メール・ロワ』
4.ボレロ
ロンドン交響楽団
録音:1964年
CD5
1.ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
2.チャイコフスキー:バレエ音楽 『眠りの森の美女』抜粋
ロンドン交響楽団
録音:1958年、1957年
CD6
1.シベリウス:交響曲 第2番 ニ長調 作品43
2.エルガー:エニグマ変奏曲 作品36
ロンドン交響楽団
録音:1959年、1958年
CD7
ストラヴィンスキー
1.バレエ音楽 『ペトルーシュカ』
ジュリアス・カッチェン(Pf)
パリ音楽院管弦楽団
録音:1956年
2.バレエ音楽 『春の祭典』
パリ音楽院管弦楽団
録音:1956年
内容詳細
曲目リスト
ディスク 1
-
1Suite No.2 In B Minor, Bwv 1067
-
2Bach, Johann Sebastian - 1. Ouverture
-
3Bach, Johann Sebastian - 2. Rondeau (original Vers
-
4Bach, Johann Sebastian - 3. Sarabande (original Ve
-
5Bach, Johann Sebastian - 4. Bourree I-ii (original
-
6Bach, Johann Sebastian - 5. Polonaise (original Ve
-
7Bach, Johann Sebastian - 6. Menuet (original Versi
-
8Bach, Johann Sebastian - 7. Badinerie
-
9Orfeo Ed Euridice Orphee Et Eurydice (original Ver
-
10Gluck, Christoph Willibald - Ballo Andante (act 2)
-
11Flute Concerto No.2 In D, K.314
-
12Mozart, Wolfgang Amadeus - Allegro Aperto (cadenza
-
13Mozart, Wolfgang Amadeus - 2. Andante Ma Non Tropp
-
14Mozart, Wolfgang Amadeus - 3. Allegro (original Ve
-
15Symphony In D, H.i No.101 - The Clock
-
16Haydn, Joseph - 1. Adagio - Presto (original Versi
-
17Haydn, Joseph - 2. Andante (original Version)
-
18Haydn, Joseph - 3. Menuet Allegretto - Trio (origi
-
19Haydn, Joseph - 4. Finale Vivace (original Version
ディスク 2
-
1Tragic Overture, Op.81
-
2Brahms, Johannes - Original Version
-
3Academic Festival Overture, Op.80
-
4Brahms, Johannes - Original Version
-
5Symphony No.2 In D, Op.73
-
6Brahms, Johannes - 1. Allegro Non Troppo (original
-
7Brahms, Johannes - 2. Adagio Non Troppo - L'istess
-
8Brahms, Johannes - 3. Allegretto Grazioso Quasi A
-
9Brahms, Johannes - 4. Allegro Con Spirito (origina
このディスク 1 と ディスク 2 の曲目リストです。 すべてのディスクの曲目が見たい場合はこちら
商品ユーザーレビュー
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淳メーカー | 愛知県 | 50代 | 2012年01月15日
世評に高いMonteuxのDECCA録音集。遅まきながら購入。欧米での評価に比べると日本ではの評価は低いのではないだろうか。というより、Monteux盤に手を伸ばそうという人が少ないのが現状だろう。私は彼のベートーヴェン全集を愛聴している。当ボックスに収録された、例えばシベリウス、エルガー、チャイコフスキーなどどれも他の名演と比較しても遜色はない。美しくかつ構築的な演奏である。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Kolya | 東京都 | 不明 | 2011年10月29日
モントゥーは5指にはいるほど好きな指揮者です。本CDセットはすべて素晴らしいのですが。ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56aのような小品でもこの曲のベストだと思いました。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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エステ荘の噴水 | 岩手県 | 不明 | 2011年01月16日
RCA専属だったモントゥーの録音をDECCAが行うことになったのは両社の提携に伴うバーターだったようですが、ジョン・カルショウによれば、モントゥーのレコードの売り上げが不振であったので実際には“押し付けられた”ようですね。しかしモントゥー自身は「RCAの縛りから解放され」「DECCAの優秀録音ができる」と歓迎していたとか。そんなモントゥーの喜びが感じられる録音です。1875年生まれのモントゥーはこの録音時既に80歳を超えています。確かに強烈なエネルギーを発散する猛演・爆演ではありません。でも老いた感じはまったくなく丁寧な素晴らしい演奏が繰り広げられています。また、ここで演奏している作曲家たちの大半はモントゥーにとって“同時代人”で初演を担当したケースもあります。こんな指揮者の演奏が優れた録音状態で残されたことはとても幸福なことです。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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