CD

スウィートネス

川上さとみ

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MYCJ30395
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

『ティアラ』で新しい日本ジャズの感性を感じさせた川上さとみのセカンド・アルバム。今回はベースが上村信に変わり、全体的にもタイトル通りの「美しい響き=Sweetness」を前面に押し出した作品となった。長いクラシック・トレーニングの結果生まれた「ピアノを鳴らしきる能力の高さ」を感じるはっきりとした運指によるフレーズ展開と、今回も収録された、個性溢れるオリジナル曲が川上の魅力であり、スピードとエネルギーで力任せに弾き切るスタイルとは異なる、一歩大人の世界へ踏み込んだ空間が展開する。パウエルが娘に捧げた名曲Cでは、パウエリッシュなホリゾンタルフレーズを使いながらもパウエル派にならない川上らしい独自の個性が見え隠れする。ベースの上村も変に対位法的なカウンターメロディを避けて、川上のリリカルなメロディラインを守るクレヴァーなバッキングを見せる。一転して、ソロパートでのスインギーなライン、続く原とのフォーバースと、淡々とする中に燃え上がるジャズのブルースインパルスを感じる演奏が展開する。
作品中最もドラマチックなオープニングの作品“二つの顔”では、中高域を多用したジャズらしからぬジャンプするソロラインとブロックコードもハーモニーが相まった演奏が展開する。ここでも上村のベースラインが素晴らしく生きている。
コンテンポラリーな中にロン・カーラー以来のバッキング・システムの伝統を感じさせる演奏だ。

川上さとみ (p) 上村信 (b) 原 大力(ds) Recorded in March 6 & 7, 2006

内容詳細

ピアノの響きは硬質だが紡ぎ出される音には穏やかさが宿っている。妙にほっとさせられるところが川上の持ち味だ。そんな魅力が満載されたこの2作目では、前作以上に美しくかつ印象的なフレーズが耳に残る。その路線に沿った選曲も素直でいい。(隆)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
CDショップのマスターに勧めれて買った。予...

投稿日:2007/06/12 (火)

CDショップのマスターに勧めれて買った。予想以上の内容で、しばらくはこればっかり聴いていました。ジャズの面白さを本当に理解しているピアニストだと思う。日本人のCDを見直すきっかけになった、これ以降は日本のジャズの偏見がなくなったような気がする。ありがとう! 兵庫県 ジャズ歴 40年 2007.6.12

Takeshi さん | 兵庫県 | 不明

1
★
★
★
★
★
出張中にビジネスホテルの目覚ましラジオを...

投稿日:2007/03/29 (木)

出張中にビジネスホテルの目覚ましラジオを何気なくつけたら、この人のライブが低く流れてきた。一気に惹きこまれた。久々に日本人のジャズとして、これは!とうなるものが出た。粒立ちのよいタッチと豊かな響き。クールな情感にあふれながら、決して細くならずにうねるような大きなフレーズ。グラデーションの幅が広い。それに加え曲も録音もすばらしい。第1作も至急買うことにした。

NOBO さん | 東京都町田市 | 不明

1

モダンジャズ に関連する商品情報

おすすめの商品