不機嫌亭漱石 『坊っちゃん』の時代 第5部 谷口ジローコレクション

谷口ジロー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575317039
ISBN 10 : 4575317039
フォーマット
出版社
発行年月
2022年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
324p;27

内容詳細

近代日本の青春、明治は終焉した。果たして明治時代とは何だったのか。生死の境を往還する夏目漱石の脳裡に去来するものは―。鴎外、啄木、子規、一葉、ハーン、そして猫。明治の群像を綾錦の如く織り込んだ第五部!

目次 : 雨降る/ 臍下三寸/ 幽明混沌/ 立秋小康/ 秋風を聴く/ 忘るべからざる二十四日/ 先生、なぜこちらに?/ 一本梶棒土俵入/ 時の河/ あなたは画だ〔ほか〕

【著者紹介】
関川夏央 : 1949年新潟県生まれ。作家。主著に『海峡を越えたホームラン』(講談社ノンフィクション賞)、『昭和が明るかった頃』(講談社エッセイ賞)など。2010年、業績全体に対して司馬遼太郎賞

谷口ジロー : 1947年生まれ。鳥取県出身。漫画家。1992年『犬を飼う』で第三七回小学館漫画賞を受賞。2017年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぐうぐう さん

    谷口ジローコレクションで再読する『不機嫌亭漱石』。明治43年8月から10月にかけて漱石は、療養のために伊豆修善寺の菊屋旅館に滞在する。漱石が大吐血するのは8月24日のことだ。約30分に渡る危篤状態を、しかし漱石は覚えていない。彼の実感では、血を吐き「つぎの瞬間」洗面器に溜まった大量の血を見たのだが、事実は違う。「つぎの瞬間」は、実に30分もあり、言わばその間、漱石は一度死んだのだ。本人に自覚のない死の30分を関川夏央と谷口ジローは、思い出の人々との邂逅として描く。(つづく)

  • 剛腕伝説 さん

    強迫神経症と胃潰瘍を患っていた夏目漱石は、甘党で食いしん坊なため糖尿まで患っていた。療養中の修善寺で大量の血を吐き30分ほど死んだという。 シリーズ最終巻で、漱石を取り巻く関係者が、故人を含め、入り乱れて登場する構成。まるで混沌とした夢を見ているような構成。 関川夏央と谷口ジローの黄金コンビ最後の作品かな?

  • chuji さん

    久喜市立中央図書館の本。2022年3月初版。初出「WEEKLY漫画アクション」1996年4月9日号〜11が5日号、単行本1997年7月、文庫版2003年2月、新装版2014年10月。図書館の新刊コーナーにあったので借りました。久しぶりに漫画を読みました。連続物の第五部完結編でした。

  • ほしいも さん

    不勉強でそんなに歴史にも明るくないし登場する文豪たちの著作もほとんど読んだことはないのだけれど、 明治とは天秤が大きく揺れた時代であり、ここから昭和に繋がっていくことを実感する。 そしてなにより今現在が大きく天秤が揺れているような時代に思えてならずなんともいえない読後感が残った。

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人物・団体紹介

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谷口ジロー

1947‐2017。鳥取出身。1970年代より青年コミック誌を中心に活動。『犬を飼う』で小学館漫画賞審査委員特別賞、関川夏央との共作『「坊っちゃん」の時代』で日本漫画家協会賞優秀賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞等を受賞。1990年代半ばに『歩くひと』がフランスで紹介され、以後『遙かな町へ』、『神々の山嶺

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