時代のカナリア 今こそ女性たちに伝えたい!

湯川れい子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087817102
ISBN 10 : 4087817105
フォーマット
出版社
発行年月
2022年01月
日本
追加情報
:
260p;19

内容詳細

生涯現役、100歳まで伝えたい!愛と平和のメッセージ
86歳の今も現役でラジオにテレビに活躍し続ける湯川れい子さん。戦後、女性初の音楽評論家としてDJとしてジャズやポップスを日本に紹介し、ラジオやテレビの寵児となった。ビートルズの単独インタビューやエルヴィス・プレスリー、マイケル・ジャクソン、シンディー・ローパー、オノ・ヨーコら世界の大スターとの交友でも知られ、この本ではジョン・レノンとオノ・ヨーコの秘話も明かしてくれた。作詞家としても「センチメンタル・ジャーニー」や「六本木心中」など、昭和を彩るスターたちの数々のヒット曲を手がけ、女性初の作詞家協会の会長にもなった。

そんな湯川さんが今、絶対的に伝えたいのが「戦争反対!」と「差別反対!」。太平洋戦争の最中に子供時代を過ごし、父と兄を失い、疎開も経験した。だからこそ無責任な命令と人命の軽い扱いには憤りを隠さず声を上げ続けてきた。さらに仕事上の「女性差別」や「いじめ問題」にも堂々と意見を公開してきた。フリーで仕事を続ける女性がキャリアを積む過程で直面した、さまざまな差別や壁を乗り越えた話には説得力があり、現代の働く女性への熱いエールともなる。また、86歳まで現役で働き続けるための健康法や生活の指針も興味深い。
この本は、夢を追い続ければきっとかなう!とひたむきに生きた働く女性の昭和史であり、現在のさまざまな問題への“正論”提起でもある。世の中が戦争へ歩むときの空気や、地球環境の変化・食料不足がもたらす情勢の変化などにも警鐘をならす。まさに時代のカナリアとしての「大切なことを伝えたい!」と願う渾身の一冊である。

第1章:90歳でもピンヒール! 元気でハッピーに生きるヒント
第2章:生まれたときから戦争だった だからこそ知るリアルな哀しみ
第3章:戦後、自由な空気のなかで私は何になりたかったのか
第4章:愛と平和のメッセージ エルヴィス、ビートルズ、マイケルが残したもの
第5章:「やっと」と「いまだに」の間に 戦後第一世代の思いを込めて
第6章:ヨーコがジョンを変えたように世界を変えるのは女性です
第7章:ダメなものはダメ! 時代に感応するカナリアでいるために



【著者紹介】
湯川れい子 : 東京都目黒で生まれ、山形県米沢で育つ。1960年ジャズ専門誌『スイングジャーナル』への投稿が認められ、ジャズ評論家としてデビュー。1960年代以降『全米TOP40』(旧ラジオ関東・現ラジオ日本)などラジオのDJをはじめ、独自の視点によるポップスの評論・解説を手がける。60余年にわたって国内外の音楽シーンをメディアに紹介し続け、現在に至る。作詞家としても「涙の太陽」「ランナウェイ」「ハリケーン」「センチメンタル・ジャーニー」「ロング・バージョン」「六本木心中」「あゝ無情」「恋におちて」などがある。ディズニー映画などの日本語詞も手がける。近年は、平和、健康、教育、音楽療法などボランティア活動に関するイベントや講演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 阿部義彦 さん

    私が知る限りの音楽評論家で最高齢ではないかと思われる湯川れい子さんの女性を勇気づけるエッセイ集です。執筆当時86歳、私の今は亡き母の二歳年下です。前半の長兄を戦地で亡くした事や父は海軍の偉い人で敗戦の際には子供だったのに母から万が一の為に自害の方法を教わった事等、とても貴重な体験をされてます。ジャズ好きからライターの道に入り、言われのない差別を経験された後、オノ・ヨーコやシンディ・ローパーとは生涯の友となり、今も利他の精神で反原発、動物愛護、地震で親を失った子供の援助等に身を砕く時代のカナリアです。

  • バトルランナ− さん

    あ 会いたい人に会いたい い 行きたいところに行きたい う うれしいことがしたい え 選ばせてもらいたい お おいしいものが食べたい これが実践できている人って勝ち組だよねぇ。 エルビスに会うまで15年。 時代のカナリアって坂本龍一偉いなぁ。 気持ちいいことを追求している人は気持ち悪いことに敏感。 4.6点。

  • hirocchi さん

    40年ほど前にポピュラーミュージックを聴く中で評論家と作詞家のイメージが強かったのですが、それ以外の活動もたくさんされていることを再認識。高度成長期の日本はまさに男社会、そんな時代から先端を行く女性として辛い思いや悔しい思いもされたと。今の世の中で男女平等に対して"やっとここまで来たか"と言う気持ちも著書の中でしっかり伝わりました。ビートルズ、エルビス、オノヨーコとの交流話もありますが、音楽話は3割くらいでしょうか。ツェッペリンの来日公演で広島公演に同行した際のメンバーの平和に対する行動が印象的でした。

  • MASA123 さん

    湯川さんと言えば、ビートルズへの直撃インタビューで有名。その場面の記載がすこしあった。 湯川さんは、メンバーの1人と記念写真を撮ってもらえることになり、ポールが「誰と撮りたい」と聞いたので「リンゴ!」と答えると、ポールが「ジョージ、シャッターを押してあげなさい」と仕切ってくれて・・・ いつも4人の中で遠慮がちで、この日も手持ぶさた気味だったリンゴにわたしの同情票が集まった。それでリングなのか。本を開くと最初にエルビスプレスリーとのツーショント、わーおー凄い!次のページには、(コメントへ続く)

  • みみりん さん

    作詞家、エルビスが大好きな人程度しか知らなかった。母と同じ位の年代なのに考え方生き方が全く違う。様々な活動をして自分の意見を堂々と発信している。自分も残りの人生を後悔しないよう信じることのために行動していこうと考えた。

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湯川れい子

東京都目黒で生まれ、山形県米沢で育つ。1960年ジャズ専門誌『スイングジャーナル』への投稿が認められ、ジャズ評論家としてデビュー。1960年代以降『全米TOP40』(旧ラジオ関東・現ラジオ日本)などラジオのDJをはじめ、独自の視点によるポップスの評論・解説を手がける。60余年にわたって国内外の音楽シ

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