Just Feelin' It

シカゴをベースとするベーシスト、マイケル・マンソンの、2002年にリリースした初リーダー作『Bottom Line』に続く2枚目のアルバムの登場。
スティーヴ・コールとの出会いによりブライアン・カルバートソンのツアー・サポートを努めた他、ラリー・カールトン、カーク・ウエイラム、ノーマン・ブラウンなどとも共演した彼のスタイルは、テナー・ベース、ピッコロ・ベースによるリード・プレイを中心に、グルーヴイーなバッキング、そしてスラップなどリードもサポートもこなすスタジオ・プレイヤー・ベースの卓越したプレイが大きな魅力だ。

メロディアスでファンキーな＜Just Feelin' It＞、＜Coming Right at Ya＞を始め、スラップ・ベースとホーン・セクションをフィーチュアした＜Bassment＞、ヴォーカルをフィーチュアしたビル・ウイザースの大ヒット曲＜Lovely Day＞など洗練されたスムース・ジャズとベース・プレイを充分に楽しむことが出来る。

また、彼をバックアップする豪華ミュージシャン陣も見逃せない。Brian Culbertson(key)、George Duke(p)、Jeff Lorber(p)、Kirk Whalum(sax)、Lenny Castro(per)、 Nelson Rangell(Sax)、Oscar Seaton(ds)、Paul Jackson, Jr.(g)、Ray Fuller(g)、Rick Braun(tp)という申し分のないメンバーが結集し、ベースをフィーチュアした見事なスムース作品に仕上がっている。