安藤昇と花形敬 安藤組外伝

向谷匡史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865901238
ISBN 10 : 486590123X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
追加情報
:
360p;20

内容詳細

祖国のために、一命を捧げる覚悟の若者が時代に翻弄され、人生に懐疑し、変節に激しく抵抗し、気がついたらヤクザになっていた。安藤は花形の凶暴性のなかに葛藤と純粋性を見抜き、花形は安藤に殉じることで男気を貫いた。戦後の渋谷の街を命を賭し、剛力を持って疾走した二人の男の「血と暴力」

目次 : 第1章 花の雨/ 第2章 遠雷/ 第3章 風花/ 第4章 時雨/ 第5章 疾雷/ 第6章 花の雲

【著者紹介】
向谷匡史 : 1950年、広島県呉市出身。拓殖大学を卒業後、週刊誌記者などを経て作家に。浄土真宗本願寺派僧侶。日本空手道「昇空館」館長。保護司。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 姉勤 さん

    かつて軍国少年と呼ばれた、防人としてヒロイックに散ることを夢見た二人の青年は、敗戦という絶望を味わい、道を踏み外す。いや踏み外してはいない、我が道を見つけ徹して生きた。戦後の混乱と復興。無秩序なカオスと、ビックバンに似た経済の膨張を伴う時代は、当然裏社会と深い関係がある。拒絶を伴うジャンルと、盗人にも三分の理の擁護と思われても、生き様としての肯定感を禁じ得ない。逆説的ではあるが、死に晒されてこそ、命はより輝くと。

  • 好奇心 さん

    カタギでない世界、博徒・テキヤ・愚連隊・暴力団 明確の定義はあるのだろうか、安藤と花形、祖国の為に命をとの強い気持ち終戦により、意志のやり場がなくなり、邦人を守るとう義侠心? 新宿・渋谷にそのシノギの場所を求めた、我が少年時代に、横井襲撃事件で安藤・花形の名前は知っていた、映画・ドラマで観るヤクザの世界とは、本で描かれているのとは全く違う印象であった、想像を絶する身震いするくらいのカタギの人間では考えられない世界であった、花形は若くして散り、安藤はこの世界では珍しい畳の上でも89歳の大往生、お疲れ

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向谷匡史

1950年、広島県呉市出身。拓殖大学を卒業後、週刊誌記者などを経て作家に。浄土真宗本願寺派僧侶。日本空手道「昇空館」館長。保護司。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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