官報複合体 権力と一体化するメディアの正体 河出文庫

牧野洋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309418483
ISBN 10 : 4309418481
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
牧野洋 ,  
追加情報
:
320p;15

内容詳細

日本メディアはなぜ政府の“広報係”にすぎないのか?一般的にメディアは、権力の監視役だといわれる。しかし、日本では権力の一部に組み込まれている。官僚機構に網目のように張り巡らされた記者クラブ中心の報道は、権力側のプレスリリースを垂れ流すだけの存在となっている。メディアと権力の癒着を示す様々な事件をもとに、その正体を暴く。

目次 : 市民目線を欠く日本の報道/ 「公益にかなう報道」とは何か/ 「リーク依存型取材」の罪/ 無意味な特ダネ競争/ 内部告発冬の時代/ 番犬ジャーナリズムの重要性/ 蔓延する推定有罪報道/ 権力を守る匿名報道/ 顔の見えない捜査官・裁判官/ 抗議デモと権力取材/ 官報複合体支える記者クラブ/ オフレコ記者懇談の罠/ 消費者の守護神/ 肉体労働者から知的労働者へ/ 1面トップ記事の条件/ ピュリツァーへの回帰/ エピローグ 私が日経新聞を辞めた理由

【著者紹介】
牧野洋 : 1960年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、米コロンビア大学大学院ジャーナリズムスクール修了。1983年、日本経済新聞社入社。ニューヨーク特派員や「日経ビジネス」編集委員、本社編集委員などを歴任し、2007年に独立、執筆・翻訳活動に入る。早稲田大学大学院ジャーナリズムスクール非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • うさぎや さん

    つまるところ忖度なんだなあ、ということで。アメリカのジャーナリズムとは明らかに異なる日本の報道システムにがっくりさせられた。

  • ゆうろう さん

    米国と日本でこうもジャーナリズムの認識が違うとは思わなかった。他紙を抜いた抜かれたの競争を肯定的に考えていたが、それは権力側からの意図的なリークによるものがほとんどで、権力を持つ側とマスメディアとの癒着に繋がるとの指摘は、確かに一理はあるな。一方で著者は逆ピラミッド型記事に疑問を呈し、以前WSJで採られていたニュージャーナリズム的手法をより評価しているようだが、俺は懐疑的だ。いずれにせよ、特ダネは権力者側からのリークを拠り所とするので、鵜呑みにしないよう気をつけよう。自分のメディアリテラシーを磨く好著❗️

  • mm71 さん

    元日経記者による新聞批判。記者倶楽部、リーク依存型取材への批判に始まり、権力側ではなく、内部告発者側、生活者視点での報道を、エゴスクープ、つまり特ダネ競争は無意味、さらに新聞記者は肉体労働と面白い。コモディティニュースよりフィーチャー記事、調査報道重視の提言もなるほど。

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牧野洋

1960年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、米コロンビア大学大学院ジャーナリズムスクール修了。1983年、日本経済新聞社入社。ニューヨーク特派員や「日経ビジネス」編集委員、本社編集委員などを歴任し、2007年に独立、執筆・翻訳活動に入る。早稲田大学大学院ジャーナリズムスクール非常勤講師(本データ

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