木乃伊の都

金澤マリコ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334914080
ISBN 10 : 433491408X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年06月
日本
追加情報
:
256p;19

内容詳細

十六世紀の長崎・口之津。十歳の次郎丸は、修道士からポルトガル語や南蛮文化を教わり、広い世界へ思いを馳せていた。ある日、貿易商ペドロに誘われ、貿易船を見学することに。しかしそれは罠であり、次郎丸は日本人奴隷として売られ、母はペドロの妾となったことを知る。船で奴隷として働き一年が経った頃、嵐により船が難破。次郎丸は命からがら生き延び、中東の島々を渡り歩くうちに、エジプトでミイラ職人ハシムと出会う。ある時、大量のミイラを注文する商人がペドロであることに気づき、復讐の炎を燃やすが…。

【著者紹介】
金澤マリコ : 千葉県生まれ。上智大学文学部史学科卒。現在は世界史の非常勤講師として勤務。2014年、『ベンヤミン院長の古文書』で島田荘司選第7回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞し、2015年に同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Ayako さん

    16世紀の長崎、10才の次郎丸は宣教師を通して南蛮文化に触れ、まだ見ぬ海外諸国に憧れを抱く。しかし言葉巧みに貿易商に騙され、家族共々奴隷となってしまう。船に乗せられ、エジプトからポルトガルへと渡った次郎丸は復習を誓う。壮大なストーリーで楽しめた。宗教の違いによる差別や各国の文化が丁寧に描かれていて、この時代を横の繋がりから見る事もできた。特に、ミイラをはじめとエジプト文化が興味深かった。

  • rosetta さん

    ★★★✩✩うーん、これって大人向けの本だったんだろうか?戦国時代九州からさらわれ奴隷になった少年次郎丸の冒険。強欲で残忍なポルトガルの商人に騙されて船に載せられたが難破して海賊に救われ、流れ流れてエジプトへ。ミイラ職人の弟子になる。ミイラが薬品、装飾、見世物として人気のヨーロッパ、ポルトガルに呼ばれる。そこでかの仇の商人に復讐するのだが。商人の悪役ぶりが中途半端で憎みきれない。隠れユダヤとして異端審問にかけて復讐を遂げると言うやり方もスッキリしない。これじゃまるで異端審問が正義みたいじゃないか。

  • あっちゃん さん

    戦国の世に奴隷として海を越えた少年、家族を引き裂いた貿易商への復讐は叶うのか?という帯の煽り文句通り(笑)スケールがデカい割にページ数が少ないので、ちょっと損をしている感じ!内容は良かったので、もっとボリュームあってもいいのになぁ( ̄▽ ̄)

  • みいやん さん

    ざっくり言えば復讐劇。それに金澤さんらしく異端審問がからみあう。ミイラに関してはおもしろかった。

  • ga さん

    島原の南端・口之津から始まりインドのゴア(ポルトガル領だね)、エジプト、ポルトガルと一気に駆け巡る大スペクタクル!と言いたいとこだが惜しい。舞台もキャラもエピソードも過酷でエキゾチックで且つ根底に復讐だから面白くない訳ないのに、ストーリー展開だけで終わっちゃった感じ。本当に勿体ない。少年マンガ連載、ネトフリオリジナルドラマ化、もしくは山本一力のジョン・マンシリーズのボリュームと筆力での「ジローマル」を読みたい。滅茶苦茶いいネタ入ってるから資金潤沢での実写もしくはNHKでアニメを制作して欲しい。

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金澤マリコ

千葉県生まれ。上智大学文学部史学科卒。現在は世界史の非常勤講師として勤務。2014年、『ベンヤミン院長の古文書』で島田荘司選第7回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞し、2015年に同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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