新作らくごの舞台裏 ちくま新書

小佐田定雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480073389
ISBN 10 : 4480073388
フォーマット
出版社
発行年月
2020年11月
日本
追加情報
:
304p;18

内容詳細

大学在学中は古典芸能研究部に所属し、能・狂言・歌舞伎・文楽・浪曲・落語に親しんだ筆者。会社勤めのかたわら落語を聞きに通ううち、ひょんなことから落語を書きはじめ、いつのまにやらプロの道へ。本書では四〇年を超えるキャリアを振り返り、落語作家という稀有な職業の秘密を語る。新作のアイディアはどこから生まれる?東京落語を上方に輸入するとき気をつけることは?演者にあててどう書き分ける?落語と漫才、落語と演劇の台本はどこが違う?落語作家ならではの密かな楽しみとは?落語ファンも落語作家志望者も必読!

目次 : 幽霊の辻―まくら/ 第1章 二足の草鞋時代(雨乞い源兵衛/ 貧乏神/ 茶漬えんま/ 狐芝居/ 帰り俥 ほか)/ 第2章 専業作家時代(雨月荘の惨劇/ わいの悲劇/ 磐若寺の陰謀/ 幸せな不幸者/ 哀愁列車 ほか)/ 落語作家根問―あとがき

【著者紹介】
小佐田定雄 : 落語作家。1952年、大阪市生まれ。77年に桂枝雀に新作落語『幽霊の辻』を書いたのを手はじめに、落語の新作や改作、滅んでいた噺の復活などを手がける。これまでに書いた新作落語台本は260席を超えた。近年は狂言、文楽、歌舞伎の台本も担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遊々亭おさる さん

    米朝門下の落語家さんを中心に新作落語を提供する落語作家という珍しい職業で数々の笑いを提供してきた著者による自作の解説とその噺に纏わる裏話をまとめた一冊。三枝(現文枝)さんや文珍さんのように時代の先端を切り取るのではなく、古今東西連綿と続く人間のおかしみが味わえる老若男女を問わない笑いの作り手。同じ噺でも演者が変われば違う面白さが生まれる。古典落語も最初は新作だった。著者が作った作品からも後に古典のスタンダードとなるものが出てくるのだろう。理論派にして爆笑王だった枝雀さんのエピソードが読めるのも楽しい一冊。

  • 浅香山三郎 さん

    『枝雀落語の舞台裏』から始まり、米朝落語・上方落語と続いて本書では新作落語を取り上げる。著者は落語作家であり、約260席の新作・改作を手掛けてきた。最初は会社員との二足の草鞋を履いてゐたが、後に専業となる。旧作とそれに纏わるエピソードが綴られるが、それは其儘著者の歩みを辿ることでもあり、松竹新喜劇のやうな上方のユーモアを噺といふ形にのこす作業でもある。当座に消費されるどぎつい笑ひが多いなかで、著者が枝雀師らと取り組んできた歩みは、まことに貴重なものである。

  • やまねっと さん

    落語作家小佐田定雄の書いてきた260を超す新作復刻落語のあらすじにエピソードを交えて書かれた本。 前から疑問だったのだが、落語作家というのはどういう経緯でお金をもらっているのかが謎である。台本ができた時点でお金をもらうのか、落語は口演で伝わっていく芸能なので、1人目はともかく2人目以降での演者が作家にお金を払っているというのは聞いた事がない。一度そこら辺を突きつけてみたいものである。 そんな中でも火事場盗人という話はとても感動して、読んだだけで涙が出て良かった。この口演を一度聞いてみたいものだと思った。

  • 今Chan さん

    「枝雀らくご」「米朝らくご」「上方らくご」に続く舞台裏シリーズ第4弾。結婚を考え始めた知人に「笑いの琴線」を確認するようアドバイスすることがある。同じところで笑える人と一緒にいるのは幸せなことだと思う。小佐田ワールドは畢竟枝雀ワールドなのだと思う。 枝雀没後、小佐田さんは、ある落語家から「これまでは枝雀師匠の力で笑わせてたけど、これからはいよいよ小佐田はんの力で笑わせられるかどうかの勝負になりまんな」と言われたらしい。その言葉に奮起し、落語作家を続けていると本書にあった。ビバ小佐田はん、ビバ枝雀である。

  • ワンモアニードユー さん

    四部作の最終ですかね。昔、花王名人劇場で見た枝雀さんの「茶漬えんま」に本当にのたうちまわって笑ってから落語好きになった気持ちを少し思い出しました。そう、古典ではなく新作に衝撃を受けたんですね。好きだった噺家さんが次々と鬼籍に入るのがさみしい今日この頃。

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小佐田定雄

落語作家。1952年、大阪市生まれ。77年に桂枝雀に新作落語『幽霊の辻』を書いたのを手はじめに、落語の新作や改作、滅んでいた噺の復活などを手がける。これまでに書いた新作落語台本は260席を超えた。近年は狂言、文楽、歌舞伎の台本も担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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