ハチャトゥリアン(1903-1978)

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CD 輸入盤

オーケストラ作品集 チェクナヴォリアン&アルメニア・フィル(9CD)

ハチャトゥリアン(1903-1978)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ASV9000
組み枚数
:
9
レーベル
:
Asv
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

チェクナヴォリアンのハチャトゥリアン
9枚組ボックス・セットで登場!
大迫力録音の代名詞的存在として以前から有名なチェクナヴォリアンによるハチャトゥリアン作品の数々が、ボックスセット化されてお求めやすくなりました。
 今回まとめられたハチャトゥリアンの一連のアルバムは、どれも英ASVレーベルの看板ともいえるカラフルなジャケットのレギュラー・シリーズで、1990年代にレコーディングされたものです。すべて鮮明なデジタル録音で、音質も万全。かなりお得なプライス・ダウンとなっています。

 エネルギッシュで濃厚な演奏がこれまでにも数多くのリスナーの心を虜にしてきた指揮者、ロリス・チェクナヴォリアン[1937- ]の代表作とされるのがこれらのハチャトゥリアン作品であることはまず間違いのないところでしょう。
 そこで聴ける驚くべき躍動感と野性味、原色的なサウンドの面白さは比類のないもので、ベストセラーとなった『ガイーヌ』『スパルタクス』『仮面舞踏会』の入った有名なアルバムなどやみつきになる愉しさにあふれています。
 その他、15本のトランペットによるファンファーレやオルガンまで用いた交響曲第3番、やはり強烈な迫力の『ヴァレンシアの寡婦』『ザンゲズル行進曲』(ザンゲズルはアルメニア東部の山岳地帯)、チェクナヴォリアン2度目の録音となるピアノ協奏曲など、注目すべき作品を多数収録。

CD-1
ハチャトゥリアン:
・『ガイーヌ』抜粋
・『仮面舞踏会』組曲 op.48a(1944)
・『スパルタクス』抜粋

イッポリトフ=イヴァノフ:
・コーカサスの風景 op.10

CD-2
ハチャトゥリアン:
・交響曲第1番ホ短調 op.35(1934)
・交響曲第3番ハ長調『交響的詩曲』 op.67(1947)
 アルトゥール・アダミアン(オルガン)

CD-3
ハチャトゥリアン:
・交響曲第2番ホ短調『鐘』 op.56(1943)
・映画音楽『スターリングラードの戦い』組曲 op.74a(1949)より

CD-4
ハチャトゥリアン:
・『ヴァレンシアの寡婦』組曲 op.45a(1940)
・『ガイーヌ』第2組曲 op.54(1943)

チェクナヴォリアン:
・幻想的舞曲

CD-5
ハチャトゥリアン:
・『レルモントフ』組曲 op.83(1954)
・『ロシアの主題による幻想曲』 op.59(1944)
・『レーニン追悼の頌歌』 op.71(1948)
・『歓迎序曲』変ニ長調 op.91(1958)
・『勝利の詩曲(祝典詩曲)』ニ長調 op.75(1950)

CD-6
ハチャトゥリアン:
・『スパルタクス』組曲第1番 op.82a(1955)
・『スパルタクス』組曲第2番 op.82b(1955)
・『スパルタクス』組曲第3番 op.82c(1955)

CD-7
ハチャトゥリアン:
・ピアノ協奏曲変ニ長調 op.38(1936)
 ドーラ・セルヴァリアン=クーン(ピアノ)

・吹奏楽の為のワルツ
・吹奏楽の為のポルカ
・『舞踏組曲』 op.32(1933)

CD-8
ハチャトゥリアン:
・映画音楽『ペポ』 op.37(1935)
・映画音楽『永遠のかがり火』 op.86(1956)
・映画音楽『秘密任務』 op.77(1950)
・映画音楽『ウシャコフ海軍大将』 op.78(1953)
・映画音楽『囚人217号』 op.64(1945)

CD-9
ハチャトゥリアン:
・喜びの頌歌〜春の日が昇る op.88(1956)
 ヴァルドウヒ・ハチャトリアン(メゾ・ソプラノ)
 アルメニア・フィルハーモニー合唱団

・3つのコンサート・アリア op.66(1946)
 ハスミーク・ハツァゴルツィアン(ソプラノ)

・母国アルメニアのバラード〜どこかに青い空が op.97(1961)
 モウラード・アミルハニアン(バス)

・『レフ・オシャーリンによる詩曲』 op.41(1937-38)
 アルメニア・フィルハーモニー合唱団

・映画音楽『ザンゲズル』〜吹奏楽のための行進曲 op.42a(1938)


 アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団
 ロリス・チェクナヴォリアン(指揮)
 録音時期:1991-1999年(デジタル)
 録音場所:アルメニア、エレヴァン、アラム・ハチャトゥリアン・ホール
 Producer & Balance Engineer: Brian B. Culverhouse


ロリス・チャクナヴォリアンのプロフィール

「アルメニア人大虐殺(1915)」の際にイランに逃れてきたアルメニア人の両親のもと、イラン西部のブルージェルドで1937年に誕生。8歳からヴァイオリン、ピアノ、作曲を学び、16歳の時にはテヘランで合唱団を結成、アマチュアのオーケストラを指揮、1954年からはウィーン音楽アカデミーでヴァイオリンと作曲を学び、ハンス・スワロフスキーに指揮を師事しました。
 その後、アメリカでも学んで博士号を取得したチェクナヴォリアンは、1972年にイランに帰り、テヘラン・オペラの首席指揮者に就任。1974年にはハレ管弦楽団に招かれ、自作のピアノ協奏曲などで成功を収めます。その後、ロンドン・デビューでも大成功を収め、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団やロンドン交響楽団、ロイヤル・フィル、ロンドン・フィルなどに客演する一方、ロンドン・パーカッション・ヴィルトゥオージの音楽監督を務め、さらにRCAとは専属契約を取り交わします。
 1978年にはチェクナヴォリアンを中心にロンドンでアルメニア音楽祭を開催するものの、期間中にイランで動乱が勃発、以後、ロンドンを拠点に世界的な活動をおこないますが、1989年からはアルメニア・フィルの首席指揮者に就任したため、アルメニアの首都イェレバンに居を移しています。
 チェクナヴォリアンのレコーディングは、RCA, Philips, EMI, ASVなどに約100点ほどあり、ギュルケ版『運命』の初録音や、ショスタコーヴィチの10番、シベリウスの1・2・4・5番、チャイコフスキーの4・5・6番、ストラヴィンスキーの『春の祭典』、サン=サーンス交響曲第3番『オルガン付き』、R=コルサコフ『シェエラザード』などという興味深いものもありました。
 作曲活動のほうも熱心で、交響曲や協奏曲、オペラ、バレエなど、すでに75作品ほどを書き上げています。

総合評価

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お世辞にも完璧とは言えませんが、『味があ...

投稿日:2020/04/30 (木)

お世辞にも完璧とは言えませんが、『味がある』というのはこういう事なんだと思わせてくれる演奏がこれでもかとばかりに繰り広げられ、飽きることがありません。 敢えてケチをつけるとすると、マイナー曲も含めこれだけいろいろ収録されているにも関わらず、代表作の一つであるヴァイオリン協奏曲が入っていないことくらいでしょうか。

Khacha さん | 東京都 | 不明

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アラム・ハチャトゥリアンの管弦楽曲を集め...

投稿日:2018/05/14 (月)

アラム・ハチャトゥリアンの管弦楽曲を集めたアルバムです。 演奏は全曲、ロリス・チェクナヴォリアン指揮、アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団によるもの。 この音源は元々イギリスの大手マイナーレコード会社、ASVが発売していたもの。 最初はそれぞれ単品で、後にボックス化されたのですが、2007年にASVがユニバーサルに買収されるのと同時に廃盤、その充実した内容ながら永らく入手難だった物です。 今回の発売はそれ以来の発売で、嬉しい所です。 最初は韓国ユニバーサルからの発売という事でどうなるかと思っていたのですが、ライナーにハングル語表記及び、韓国プレスである事以外はASV盤とほぼ同じようです。 ボックス物によくある厚紙にCDが入った作りとなっています。 演奏は前述の通り、大変素晴らしく、レズギンカの打楽器の暴れぷりや、濃厚な歌い回し、作曲家への共感豊かな演奏に本場を感じます。 音質も良好。

レインボー さん | 不明 | 不明

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コーカサスの風景が超名演だと思ふ。この曲...

投稿日:2009/02/07 (土)

コーカサスの風景が超名演だと思ふ。この曲の真価がわかりました。感謝。

たそがれ さん | ヨコハマ | 不明

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