クールリラクシン ボッサ

グループ名「サパトス」は、ポルトガル語で「靴」という意味。三四郎、木村純の二人が初めて出会ったとき、偶然同じ靴を履いていたことと、靴は両方揃っていて始めて靴としての機能を果たすこと等から、2 人＝靴「SAPATOS（サパトス）」とされた。
＜曲目解説＞

1.Heart Of Mine ハート･オブ･マイン
　　「ミスターAOR」ボビー・コールドウェルの美しいメロディーとメロウなサウンドを三四朗のサックスが切なく・・甘く・・聴かせます・・

2.La Vie En Rose ラ・ヴィアン・ローズ
　　　エディット・ピアフの"バラ色の人生"。多くのアーティストたちによって歌われてきたスタンダード・ポピュラーの名曲。

3.Wave ウェーブ
ボッサ＝アントニオ・カルロス・ジョビンの大代表曲。

4.Agua de Beber おいしい水
ボッサの超スタンダードナンバー。おいしい水に喜ぶ鳥達の鳴き声をフィーチャーした“ネイチャーＭｉｘ”でどうぞ・・・。

5.The Girl From Ipanema イパネマの娘
世界中でこれを聞いてボサノバを知った人がどれほどいるのでしょうか、正に定番中の定番。

6.How Insensitive ハウ・インセンシティブ
アントニオ・カルロス・ジョビンによるボサノバの名曲と名高い逸品。ボッサ特有の物憂げな旋律をどうぞ。

7.When You Wish Upon A Star 星に願いを
私達に夢と希望を与え続けるディズニーの名作ピノキオから。「♪星に願いを懸けるなら叶わぬ願いなどないのです」。

8.Mas Que Nada マシュ･ケ･ナダ
時代は遡る事約４０年、ボッサを語るには外せない第一線の超有名曲。

9.Dindi ジンジ
疲れた心と体にそっと染み入ってくるようなメローなナンバー、ゆるりとした時間を演出します。

10.Desafinado デサフィナード
ボサノヴァの名曲「デサフィナード」（Desafinado）1962年全米ヒット・チャートの上位に入りボサノバブームの口火が切られたともい
えるアントニオ・カルロス・ジョビンの名作

11.O Grande Amor オー･グランジ・アモール
　　　邦題は「偉大な愛」。一人でも楽しめる大人のショット・バーを演出します。

12.Lovers Concerto ラヴァーズ・コンチェルト
　　　原作は1725年、バッハのメヌエット。イントロからやさしいピアノの響き、そして三四朗のやわらかいＳａｘの音色が「優しい気持ち」
　　　にさせてくれます。

13.Night Birds ナイト･バーズ
　　　今なおＵＫミュージック・シーンのトップに君臨し続けるシャカタク、結成２５周年を迎える彼らのスーパー・ヒット「ナイト・バーズ」を
　　　極上のリラクシング・グルーブでカヴァー。

14.Honesty オネスティ
　　　１９７９年ビリー･ジョエルのヒット曲。アナログ盤を擦り切れる程聴いた人も多いのでは・・・古びない永遠のナンバーを今・・・。

以上、メーカー資料より。

Sapatos
サパトスは自由にどこにでも行ける"出張音楽人"●音楽雑誌「ADLIB」編集長　松下佳男

このアルバムは彼らのグルーヴを加え"新しい音楽"を作ろうとしているところがいい。

ボサノバはめまぐるしい流行にも振り回されにくく、いつも軽やかで涼しい雰囲気を持ち、そのシンコペートするリズムは、強靱かつ繊細で人が演奏する音楽の極地ともいえる聴きごたえのある音楽だ。

よく友人たちから「音楽は詳しくなくてよくわからない」と言われるが、音楽はそもそもわかるものではなく、感じるものなのだと思う。まったく白紙状態で入ったっていいのだ。

例えば、昼下がりの地下鉄構内でふと耳にしたサパトスの＜マシュ・ケ・ナダ＞のメロディー、そこで立ち止まり聴きはじめたらそこにはもうすでに"音楽のマジック"が存在するのだ。

彼らの空間には、聴いている人も一緒に入れて、どこかにたどりつけるような魅力がある。

「幸い我々、音楽家は幼い頃から音楽に親しみ特別な感情を持ってそれに接して来ました。最初は、自分の楽しみのために音
楽がありましたが、今は人々の楽しみのためにも音楽があることを知り、常に一人でも多くの人々に安らぎと楽しみを与えら
れることを自分の楽しみとしています。

我々の感覚と技術が２１世紀の人間に役立つよう我々も模索しているのです。」という三四朗の言葉は彼らの音楽姿勢を示すものでもある。

夏、そんなサパトスの"技と味"に出会えるリスナーたちは誰もがいい時間を過ごせるように思う。