CD 輸入盤

スクリャービン:ソナタ第3番、ストラヴィンスキー:『ペトルーシュカ』からの3章、メトネル:追憶のソナタ キーシン(p)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
82876653902
組み枚数
:
1
レーベル
:
RCA
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

キーシン / ロシアン・アルバム 

21世紀を担うコンサート・ピアニストの若き巨匠としての位置をゆるぎないものにしたエフゲニー・キーシンの、RCA Red Sealへの17枚目となる最新録音は、祖国ロシアの作曲家による19世紀末から20世紀にかけての作品を集めたリサイタル・プログラム。このプログラムは2005年〜2006年にかけて世界各地でのリサイタルでとりあげているものです。
 ショパンの影響からピアノ作品を多く作曲し、神秘主義思想の音楽表現できわめて官能的な音楽を書いて無調音楽へと踏み込んだスクリャービンのソナタ第3番は、彼の個性が明確に現れ始めた時期の作品で、ショパンの影響から脱し、リスト、ワーグナーの影響下に踏み込んだもの。『心理状態』という副題は彼の結婚生活の危機という苦悩と関連しているといわれています。
 20世紀の巨匠ストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ』は、ディアギレフのロシア・バレエ団委嘱の第2作にあたるバレエ音楽から、作曲家自らが3楽章のピアノ作品に編曲したもので、超絶的で高度な演奏技法を要求される作品として有名です。
 その他、このプログラムすべてがキーシン自身によって緻密に考え抜かれ、彫琢を付すように弾きぬかれた演奏で、一晩のロシア・プロによるリサイタルと同じように聴き通すこともできるだけでなく、各曲の最高の名演といいたくなる、見事な演奏が揃っています。

スクリャービン:
・ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調 Op.23『心理状態』
・5つの前奏曲 Op.15
メトネル:
・『追憶のソナタ』 イ短調 Op.38-1[忘れられた調べ 第1集より]
ストラヴィンスキー:
・『ペトルーシュカ』からの3楽章

 エフゲニー・キーシン(p)

 録音:2004年8月7&8日 フライブルク、SWR南西ドイツ放送スタジオ[デジタル]
 収録時間:59:39

収録曲   

  • 01. Preludes (5) for Piano, Op. 15
  • 02. Preludes (5) for Piano, Op. 15
  • 03. Preludes (5) for Piano, Op. 15
  • 04. Preludes (5) for Piano, Op. 15
  • 05. Preludes (5) for Piano, Op. 15
  • 06. Sonata for Piano no 3 in F sharp minor, Op. 23
  • 07. Sonata for Piano no 3 in F sharp minor, Op. 23
  • 08. Sonata for Piano no 3 in F sharp minor, Op. 23
  • 09. Sonata for Piano no 3 in F sharp minor, Op. 23
  • 10. Forgotten Melodies (8) for Piano, Op. 38: no 1, Sonata Reminiscenza
  • 11. Petrouchka: Three movements for Piano
  • 12. Petrouchka: Three movements for Piano
  • 13. Petrouchka: Three movements for Piano

総合評価

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ペトルーシュカからの3楽章が非常に良い。...

投稿日:2022/11/19 (土)

ペトルーシュカからの3楽章が非常に良い。かつてのポリーニやベロフの名演を上回る。スクリャービン悪くないが、あまりにも明快過ぎてスクリャービンの音楽の持つ神秘的な魅力にはやや欠ける。

saitaman さん | 埼玉県 | 不明

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スクリャービンの前奏曲&ソナタ3番が最高...

投稿日:2012/01/09 (月)

スクリャービンの前奏曲&ソナタ3番が最高の出来栄え!こんなに美しくソナタ3番を聞かせる奏者もなかなかいない。冒頭からスクリャービンの色気がムンムンと立ちこめる。音の洪水ならぬ色の洪水である。すごい。左右の手のタイミングのずらしが絶妙。1,2,4楽章は文句なしの名演だが,しかし,3楽章だけあともう一歩と言う気がする。ここはフランソワ,ウゴルスキなどの出番である。ただ,彼らの演奏も3楽章は申し分ない出来だが一方で1,2,4楽章はキーシンが圧倒的である。難しいところである。キーシンの3楽章はもっともっと音色の微妙なニュアンスまで磨き上げて表現を深くして欲しかった。前奏曲の方もこれまた珠玉の小品である。いろんな演奏が出ているがロマン的性格がもっとも強調された演奏であると思う。スクリャービン初期の甘い音楽をたっぷりと堪能できる。前奏曲は作品11が有名だが,この作品15の前奏曲ももっと有名になってもいい曲だと思う。余談だが,この作品15−1がニトリでBGMとして流れていた(もちろんキーシンかどうかは不明だが)。私は大喜びだったが,商品を選んでると切なくなってくるのは選曲としていかがなものか笑。メトネルとペトルーシュカは私はあまり好みではないので,コメントは省きます。★★★★★はスクリャービンに対してです。

オットー さん | 長崎県 | 不明

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白眉はペトルーシュカのピアノ編曲版だ。と...

投稿日:2008/07/17 (木)

白眉はペトルーシュカのピアノ編曲版だ。とにかく音数と手数が多いとはこのことで、まるで4手連弾を聴いているようだ。オケ版と比較しても仕方がないが、比較してしまいたくなるような出来映えだ。鬼気迫る厳しさの中にも遊び心がふんだんに取り入れられた傑作。音質はソリッドにして仄暗く音像はオフ気味で小さい。これはこれで秀逸だが硬すぎるというきらいはある。いずれにしても日本のSMEの音作りとは対極をなす出来映えである。

MusicArena さん | 神奈川県横浜市 | 不明

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