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HMV ONLINE > 音楽 > ジャズ > Keith Jarrett > Melody At Night With You

Keith Jarrett ダウンロード

CD Melody At Night With You

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★★★★★ 4.5(21件のレビュー)


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商品の詳細

ジャンル : ジャズ カタログNo : UCCE9058
フォーマット : CD レーベル : ユニバーサル インターナショナル
発売日 : 2007年03月14日 発売国 : 日本
組み枚数 : 1
その他 : 期間限定盤, リイシュー

Melody At Night With You

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HMV レビュー

23年ぶりのスタジオ・ソロ・ピアノによるキース・ジャレットの復活第一弾。“Be My Love”が、2005年踊る大捜査線シリーズの映画『容疑者 室井慎次』のタイトルチューンに決定!


慢性疲労症候群という厄介な病気に苛まれたキースは99年1月ニューヨークでスタンダード・トリオによる復活コンサートで狼煙を上げ、6月にはヨーロッパ・ツアーを成功させた。本作は98から99年にかけて自宅内にあるスタジオで録音された初の「スタンダード・ソロ・ピアノ」である。病気から回復し自宅内でのリラックスした演奏はキースがこれまで歩いてきた道を見つめ直すとともに、ジャズというフィールドが生み出してきたソロ・ピアノの歴史に再び新しい1ページを刻み付ける、心を震わせる出来上がりになっている。一音一音言いきかせるように奏でるピアノの音が何ものより如実にいまのキースを物語っている。オーディオ的には、ECMらしくない(?!)暖かい音色がこの作品をある意味での異色作に仕上げた。
 ガーシュインが作った「アイ・ラヴ・ユー、ポーギー」、物語の中で歌われる限りなく哀しい、黒人霊歌に匹敵するようなスピリチュアルな響きのこの曲を、キースは彼なりの違った悲しみの表現に変えてみせる。雄大な小麦畑を連想させるような、キースの奏でる壮麗ともいえる世界は遥かに続く未来を感じさせる。デューク・エリントンの「アイ・ガット・イット・バッド」、ビッグバンドにおける粋なアレンジやブルース・フィーリングとは異なって、かつてキースが70年代のソロ・ワークで見せたような、そして、その後のスタンダード・トリオのソロ・パートで見せたような、タイムを外しながら走り去る手法がふんだんに使われている。ここでのキースはまさに好調真っ只中だ。カーン=ハマースタインの「ドント・ビリーブ・ミー」は右手と左手が織り成す、美しい織物を見るような演奏。ピアノ本来の音を100%以上に惹き出すキースのピアニストとしての真骨頂が垣間見られる。ガーシュインの「誰かが見ている」は映画にも使われたスタンダード曲、ここではキースは情感いっぱいのこのメロディを暖かいピアノの音で包んでみせる。サビからの流れるようなメロディ・ラインはかつてのキースが持っていた研ぎすまされたような冷たさとは一線を画すハートフルな演奏だ。キースのアレンジによって甦ったトラディショナル・ソングの「マイ・ワイルド・アイリッシュ・ローズ」。あまりにも美しいメロディは一度聴いたら忘れられない。本作のハイライトともいえるこの演奏でこの曲からキースは何を惹き出したのだろうか。遠い日にいつか聴いたメロディが響く。メドレー風に弾き継がれる「ブレイム・イット・オン・マイ・ユース〜メディテイション」、そして、メロディの美しさでは「マイ・ワイルド・アイリッシュ・ローズ」にも匹敵する「サムシング・トゥ・リメンバー・ユー・バイ」はメロディ・ラインをいかに美しく聴かせるかに終始するロマンティックなアプローチが続く。サミー・カーンの「ビー・マイ・ラヴ」もややマイナーな曲調がキースをすっかり落ち着いた心にさせている。響きの向こうに何かを追い求めるようなキースの執拗さの中に新しいキース・ミュージックの魅力が見えてくる。“キース・アレンジ”のトラディショナルな作品「シェナンドー」。キースのこうした選曲がいまの彼の心境を物語っている。かつての『サムホエア・ビフォア』におけるカントリー・ライクな味わいを残しながらもさらに大きく広がる世界を感じさせるその演奏は、都会の雑踏から逃れたい現代人の心象を象徴して響いてくる。タイトルが印象的な「アイム・スルー・ウィズ・ラブ」はややジャズ的なメロディ・ラインを持った作品。ここでキースはあくまでも余韻を響かせ、ピアノを鳴らしきっている。
 本作はキース・ジャレットが到達した新たな感情表現の境地を感じさせる畢竟のソロ・スタンダードとなった。

ユーザー同時購入商品


曲目リスト

  •   
    1
    愛するポーギー
  •   
    2
    アイ・ガット・イット・バッド
  •   
    3
    ドント・エヴァー・リーヴ・ミー
  •   
    4
    サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー
  •   
    5
    マイ・ワイルド・アイリッシュ・ローズ
  •   
    6
    ブレイム・イット・オン・マイ・ユース|メディテイション
  •   
    7
    サムシング・トゥ・リメンバー・ユー・バイ
  •   
    8
    ビー・マイ・ラヴ
  •   
    9
    シェナンドー
  •   
    10
    アイム・スルー・ウィズ・ラヴ

内容詳細

97年頃から重度の慢性疲労症候群に悩まされていたという、キースの復活第1弾。彼にとっては初めての、スタジオ録音によるソロ・スタンダード集だが、曲解釈もさすがだし、メロディを紡いでいくようなそのプレイは瑞々しく美しい。(CDジャーナル データベースより)

クレジット

Keith Jarrett(Piano),  Keith Jarrett(Arranger),  Keith Jarrett(Engineer),  Keith Jarrett(Producer),  Manfred Eicher(Producer),  Daniela Nowitzki(Photography),  Rose Anne Jarrett(Photography),  Sascha Kleis(Artwork),  Sascha Kleis(Design)

その他のバージョン

  • CD   GER 盤   ¥2,309   GER 輸入盤   発売日: 1999年10月19日

商品ユーザーレビュー

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  • ★★★☆☆ 

    MISS X  |  埼玉県  |  不明  |  2010年01月02日

    ジャズ初心者の僕には正直そこまで凄いとは思えませんでした。眠くなる。それだけ心地よいということですけど。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    レオブルー  |  東京都  |  不明  |  2009年11月09日

    穏やかな温かさに満ち、安堵感漂うサウンドです。ぎりぎりで踏みとどまれた幸運は、彼から元々少ない邪念を更に薄めたみたいです。病という孤独な闘いで初めて支えとなる存在に出会ったとき、たとえ完治しなくとも生きることのはかなさとなお残る生への未練は、いつも本音の告白となります。宗教色なくて幸いです。生命は実にリアルに危機と対峙せざるを得ません。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    リリックブルー  |  東京都  |  不明  |  2009年04月09日

    KEITHを昔から愛する方には、丸くなった と思うかもしれません。でも大病して、覚悟なさった方が治られ、再び太陽や花、森、水、愛する人々と会えた喜びが分かる方には、とてつもなく大切な宝物です。初めて音を聞いた時の感動、無垢な心が、ほんのひととき蘇ります。 宗教臭く無い、嘘臭く無い、ほんのひとときのピュアな心が。 自然に頬を涙がつたいます。

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